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BEAUTY 髪型

2024.03.14

自分で髪を切る【セルフカットのコツ】とは? 失敗のリスクを下げる切り方手順

髪を自分で切るとき、怖いのは失敗。失敗を回避するための切り方手順やポイントを解説します。用意すべき道具、万が一失敗したときの対処法なども一緒に確認していきましょう。

自分で髪を切るメリットとデメリット

自分で髪を切るメリット

(C)Shutterstock.com

自分で髪を切るメリットは以下の3つ。

・好きなタイミングで髪を切れる
・お金がかからない
・イメージ通りのスタイルを作れる

オン・オフ共忙しい女性や、美容にかけるコストを削減したい人、こだわりを持つ人に大きなメリットがありそうですね。

自分で髪を切るデメリット

自分で髪を切るデメリット

(C)Shutterstock.com

自分で髪を切るデメリットは以下。

・失敗してしまうリスクがある
・美容院のような仕上がりを実現するのが難しい

ただし、大胆なヘアチェンジでない限りこうしたリスクもそれほど大きくないでしょう。「失敗してしまったら美容院で修正すればいい」くらいの余裕を持ってチャレンジしてみるとよいかもしれません。

髪はどれくらいの頻度で切るのがベスト?

一般的に、何カ月ごとに髪を切るのがよいのでしょうか? おすすめの切るタイミングについても紹介します。

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一般的には2~3カ月に1回

個人差はありますが、2~3カ月に1回のペースで髪を切る人が多いようです。髪の毛は1カ月に1cmほど伸びるといわれていて、髪が伸びればシルエットも変わり、ベストな状態をキープしづらくなります。そのため、自然にヘアスタイルの状態が気になる2~3カ月に1回を目安にカットして調整するのが一般的のようです。クセ毛でまとまりにくいことや、地毛と染めた部分の境目が目立つのを防ぐためという目的で、2~3カ月に1回カットする人も少なくありません。頻度はヘアスタイルによっても異なります。例えば、ロングヘアであれば、ある程度髪が伸びてもそれほどシルエットが変わりませんが、髪が短ければ短いほど変化が分かるので、ショートヘアの人は変わりやすく、髪を切る頻度が高くなる傾向にあります。

おすすめのタイミング

おすすめのタイミングの一つが、「髪がパサついてきた」「枝毛ができている」など、髪にダメージが見られるとき。ダメージがある髪は見た目の印象を悪くするだけでなく、毛先が引っかかりやすいなど日ごろのケアにも影響します。また、季節により気候が大きく異なるため、季節の変わり目もおすすめのタイミングです。気候に合うヘアスタイルを選ぶことで、手入れもしやすくなるというメリットもあります。髪のメンテナンス目的だけではなく、気分を変えたいときのリフレッシュにも。ヘアスタイルは印象をがらりと変えるので、イメチェンしたいというときもおすすめです。

髪を切るために必要な道具とは

髪を切るために必要な道具がそろっていないと、うまく切れずに失敗してしまうこともあります。どれも手軽に手に入るものなので、しっかりそろえてからチャレンジしましょう。

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髪専用のはさみ

カットをする際に欠かせないアイテムの一つが、はさみです。文房具のはさみではなく、髪専用のはさみを用意しましょう。プロが使用するような高額なものである必要はありませんが、セルフカット用に販売されているものがおすすめです。通常のはさみだけでなく、すきばさみもあると切り過ぎてしまうなどの失敗を軽減できます。近年は、両方のはさみやコームなどがセットになっている商品も少なくないため、チェックしてみましょう。

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後ろが確認できる鏡

髪を切るときは、鏡の前に座って確認しながら進めます。顔周りやサイドは鏡で見えるため切りやすいですが、後ろは見えません。そのため、後ろが確認できる鏡を用意する必要があります。おすすめは、違う角度からしっかり後ろを確認できる「三面鏡」。全体のシルエットやバランスを確認しやすいのがメリットです。手に入らない場合は、しっかり確認できる大きいサイズの鏡を選びましょう。大きければ大きいほど、確認しやすくなります。

ブロッキング用ヘアクリップ

髪を切るときは、まずはじめにブロッキングをします。ブロッキングとは、髪の毛を分割して分けることです。こうすることでカットがしやすくなり、バランスのよい仕上がりになります。ブロッキングに必要なのが、分けた髪を留めるヘアクリップ。「ダッカール」とも呼ばれています。髪を挟む下の部分は金属、上の部分はプラスチックでできているのが一般的。髪の長さにもよりますが、少なくても4本程度あると安心です。長いもの、短いものなど異なるサイズの商品が販売されているので、自分の髪の長さや量に合うものを選びましょう。ロングヘアであれば、長い髪もねじってしっかり留められるように、挟む部分が長いタイプがおすすめです。

ダッカールヘアクリップ2本

目の細かいコーム

髪を切るときは普段使うブラシタイプではなく、目の細かいコームが便利です。美容院で、コームで少量の髪をとかしながらカットする光景を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか? ブロッキングするときに手早く髪を分けられたり、毛先をサッと整えて長さを確認したりするときなどにも活躍します。

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自分で髪を切る方法3STEP

自分で髪を切る基本的な方法を紹介します。失敗しないように、事前に手順を確認しておきましょう。

STEP1:まずブロッキングをして

実際に髪を切る前に、ブロッキングをします。長さを左右対称に揃えたり、切り残しがないようにするためになど、バランスのよいシルエットに整える役割があります。レイヤーがきれいに入りやすくなるというのもメリットの一つです。ブロッキングはおおまかにするのではなく、手間が掛かっても細かくした方がカットしやすく、仕上がりがよくなります。基本的には、はじめに前髪・サイド・後頭部に分けます。さらに後頭部を上下に分け下の部分は縦に4ブロックにしましょう。ショートの場合は、前髪をサイドの髪と一緒に切ってしまうこともあるため、しっかりブロッキングすることが大切です。

STEP2:襟足から髪を切っていく

まずは後方の襟足部分からスタート。内側になる部分の髪から長さを調整していくと、きれいに仕上がります。内側の髪の長さに合わせて全体を整えていくため、基本となる内側の髪のカットは慎重に行いましょう。後方が終わったら、サイドの内側をカットします。完了したらブロッキングした髪を下ろして、内側の長さに合わせてカットしていきましょう。最後に前髪などのポイントカットをします。ショートヘアの場合は、後ろのカットが終わったらサイドをカットします。耳の後ろ部分を整え、後頭部のバランスを見ながらカットしましょう。

STEP3:前髪を切っていく

前髪の切り方ステップも紹介します。「SUNVALLEY」代表・朝日光輝さん曰く、セルフカットでも失敗しないコツは以下。

・前髪を濡らしてコーミングし、クセをとる
・水の重みで根元を固定させてから切る
・一気に切らず、薄め&長めにカットする

詳しく見ていきましょう。

STEP3:前髪を切っていく

まずは生え際1〜2cm、横を向いてこめかみがぱっくり割れないような前髪の量を取って、残りをクリップで留めます。

STEP3:前髪を切っていく

根元を霧吹きで濡らしたらコームで真下に髪をとかし、そのまま自然乾燥させます。

STEP3:前髪を切っていく

分けた前髪をさらに分けます。黒目の中央より内側の部分だけを取り、それより外側の髪を耳にかけておきましょう。

STEP3:前髪を切っていく

中央の前髪を真ん中に集めて指で挟み、その下をカットしていきます。鼻の少し上を目安にしましょう。カットしたらハサミを縦に入れて、毛先1cmほどを間引きします。

STEP3:前髪を切っていく

サイドの髪を耳から外して真ん中と合わせ、前髪を中央で分けます。半分を中央に寄せて、先ほどカットした短い部分に合わせて長い髪を切りましょう。ハサミは内側から入れます。反対側も同様にカットしたら完成!

成功するセルフカットのコツとは

自然なシルエットに仕上がるためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか? 3つのコツを紹介します。

髪を切る頻度自分で髪を切るセルフカットコツポイント方法必要な道具アイテムハサミヘアクリップコーム三面鏡

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髪が乾いた状態でカット

美容院では、まず髪をぬらしてからカットするため、濡れていた方が切りやすいと思っている人もいるかもしれません。しかし、素人がカットする場合は乾いていた方が全体的なシルエットが分かりやすく、仕上がりのイメージがしやすいため、失敗を避けられます。シャンプー後などで髪が濡れている場合は、しっかり乾かしてからはじめましょう。半乾きの状態でカットしてしまうと、乾いたときに長さが均等でない箇所が出てくる可能性もあります。クセ毛の人やパーマが掛かっている人は、しっかり髪を伸ばしてからカットするようにしましょう。部分的にクセが出ている場合は霧吹きで濡らしてドライヤーで乾かすだけでもよいですが、全体的の場合は一度シャンプーをして、しっかり乾かして髪の毛を伸ばしましょう。

コームで髪を整えよう

カットする前にはコームで髪をとかし、整えておきましょう。絡まっている毛があるとカットしづらいだけでなく、長さがバラバラになってしまうリスクもあります。一見整っているように見えても内側がしっかり伸びていないこともあるので、カット前のとかす作業は大切なポイントです。しっかりコームでとかすことで見えない内側の毛もきれいに整います。また、髪のダメージを取り除くために髪を切りたいという場合は、とかすときに引っかかるなど傷んでいる箇所を見つけやすく、ダメージを受けた部分をカットしやすいというメリットも。ロングの人は、まず大きめのヘアブラシで全体をとかし、細かいところは目の細かいコームを使うと整いやすくなります。

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