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【目次】
「ハイライト」ってどんな施術?
部分的に明るいカラーを入れて髪に立体感を出す施術のこと
ハイライトとは一般的に、髪のポイントに明るめのカラーを入れる・またはブリーチを施し、ヘアスタイルに動きや立体感を出すスタイルのことを言います。
逆に自分の髪色よりも暗めのカラーを入れて立体感を出すことは「ローライト」と呼ばれています。
髪にハイライトを入れるメリットとは
【メリット1】おしゃれ度が上がる
髪全体をワンカラーで染めるのも良いですが、ポイントで明るめの色を入れ立体感や動きを出すことができるハイライトは、おしゃれ度が一気に上がります。
ニュアンスカラーを楽しむことができるのはもちろん、ダウンスタイルだけでなくアレンジしてもおしゃれ。
一度ハイライトを入れたら、しばらくはファッションカラーを重ねるだけでOKなのも嬉しいポイントです。
【メリット2】白髪を紛らわせる
最近ジワジワと話題になっているのが、ハイライトを入れて白髪をまぎらわすやり方。白髪を染めるわけではないため、部分的に生えている白髪や生え始めの白髪隠しにぴったり。ブリーチでハイライトをつくるため白髪と同じくらいの明るさになり、上から普通のファッションカラーを重ねると、
白髪部分→白い、ハイライト部分→明るい、地の部分→暗い
と、3つのトーンがミックスされて髪が表情豊かに。ブリーチは一度色を抜くため、色を重ねても落ちやすいのが難点。上からこまめにファッションカラーを重ねるか、退色防止ケアを心がけて。
「ハイライトを入れることで全体が明るくなり、白髪がボケて目立たなくなります。使うのはファッションカラーなのでやわらかく見えますし、ハイライト効果で立体感もバッチリです。」(kakimoto arms 新宿店 トップカラーリスト 安岡さん)
【メリット3】髪の傷みは少なくて済む
明るめのカラーやブリーチで立体感を演出するハイライト。髪が傷みそうという不安がある方も多いかもしれませんが、髪全体をブリーチしてしまうのではなく、少量の毛束をブリーチするので実はダメージが少ないのも特徴です。
「全体ではなく細かく毛束を取るため、実は15%ほどしかブリーチしません。また、ブリーチ部分がのびてきたらその毛束だけをリタッチする方法もあります。ダメージがなくはないです が、そこまで傷まないテクニックなんですよ。」(安岡さん)
【メリット4】暗めのヘアカラーにも動きが出せる
ハイライトは何も明るい髪だけに施すものではありません。
ブリーチなしでも楽しめるアッシュブラックですが、ブリーチをしてからカラーを入れることで、透明感やツヤを最大限に引き出せます。ブリーチをすることでアッシュの発色がより感じられるようになり、外国人風の抜け感が演出できるのです。
ブリーチによりヘアスタイルが立体的になると、毛先に動きをつけられます。ブリーチでハイライトを入れれば、アッシュブラックをよりトレンド感のある雰囲気に見せることも可能です。
ブリーチは必須? ハイライトの入れ方
ブリーチなしでもハイライトカラーは可能
先にお伝えしたように、ハイライトカラーは必ずしもブリーチが必要ではありません。
ブリーチに抵抗がある方は、ベースの髪の色よりも明るめのカラーを部分的に入れて髪に奥行きを出してもOK! ブリーチで作ったハイライトカラーよりも自然で色落ちしにくいというメリットがあります。
髪をいくつかの束に分けて細く線状にハイライトを入れていく
ハイライトは髪をいくつかの束に分け、線上にブリーチ、または明るいカラーを入れていきます。
▲ アルミホイルを巻いているところがブリーチしている箇所
その後、ブリーチをした髪としていない髪を一緒にカラー剤で染めます。
ブリーチした髪としていない髪は色の入り方が違うので、陰影がつき立体感がうまれます。立体感がでることで髪に躍動感が出て、かきあげたりする何気ないしぐさも魅力的に。
ハイライトを入れた髪はヘアアレンジはもちろん、ただひとつに束ねるだけでも断然おしゃれにアカ抜けて見えるんです。印象も柔らかくなるのでおすすめです。
ハイライトカラーをオーダーするときのコツ
ブリーチをするかしないかを決めておく
まず、ハイライトカラーを決めておきましょう。
思い切ってブリーチで明るめの髪に仕上げたいのか、それともベースの髪よりも少し明るめのカラーでハイライトを作りたいのか。
ベースカラーとハイライトの色の差によって、仕上がりに大きな差が出ると言われています。しっかり動きを出したい方はブリーチを、控えめにナチュラルな陰影を演出したい方は明るめのカラーがGOOD。
イメージしている髪の雰囲気がある場合は、それを美容師さんに伝えるとより最適な提案をしてもらえるかもしれません。
ハイライトの太さを決めておく
ハイライトは太めか細めかで印象が大きく変わると言われています。
細めのハイライトはあまり派手にしたくない方、ナチュラルな立体感を演出したい方に推奨されています。初めてハイライトにチャレンジする、少し不安がある、という人は細めからチャレンジしてみると良いかもしれません。
一方太めのハイライトはしっかりと陰影を出したい方や、全体的に明るめのヘアカラーにしたい方などにおすすめされています。せっかくならヘアカラーを思い切り楽しみたいという方は、太めにしてみてはいかがでしょうか?
ハイライトを入れる量を決めておく
ハイライトはたくさん入れることで髪全体が軽やかに見えると言われています。
一般の人が「何本入れる」と具体的に決めるのは難しいため、どんなイメージにしたいのか、多めがいいか控えめがいいか、理想の髪の写真があればそれを使って美容師さんに相談しましょう。
【ブラウン系ハイライト】のヘアカラー例
カッパーブラウンのハイライト
全体にブリーチでハイライトを入れ、白髪と同化。その後カッパーブラウンでカラーします。顔まわりをやや明るくすれば、肌のトーンがぐんとアップ!
コットンブラウンのハイライト
一度トーンアップした後、落ち着いたコットンブラウンカラーをかぶせてなめらかなツヤカラーに。細かいハイライトを入れて抜け感もばっちりです。
オリーブブラウンのハイライト
全体にハイライトを細かく入れて白髪となじませれば、ほら全然目立たない! ベースはやや明るめのオリーブブラウン。ハイライトをブレンドして陰影をつけ、おしゃれな雰囲気を楽しんで。ストレートではエッジが強くなってしまうので、大きめなウエーブスタイルにするとなじみよくなります。
チョコレートブラウンのハイライト
こちらはハイライトを大胆に入れ、レイヤーの動きをサポートしつつ個性的に仕上げたヘアスタイル。ベースは9トーンのチョコレートブラウンで、表面とハチ下にハイライトを入れています。
ピンクブラウンのハイライト
ゆるっとパーマをかけたマッシュショートヘア。髪の動きを後押ししてくれているのが細かなハイライトです。ベースは深みがありながら柔らかく見えるピンクブラウン。立体感と透け感を表現するようにハイライトを細かく入れていきましょう。
【ベージュ系ハイライト】のヘアカラー例
オリーブグレージュのハイライトカラー
ハイトーンのオリーブグレージュカラー。明るさの中に大人っぽさがひそむエッジィな魅力高まる色味です。ハイライトはインナーに施し、髪が動いたときのアクセントに。ちらほら出てきた白髪のカモフラージュにも◎
オリーブベージュのハイライトカラー
細かいハイライトを全体に施したオリーブベージュカラー。ベースは根元をやや暗くすることで自然な仕上がりになります。オリーブカラーは赤みを抑えて髪の質感を柔らかく見せてくれる効果あり。
グレージュのハイライトカラー
グレージュ系のハイライトカラーをオンした髪型。カラーのコントラストで自然な立体感が生まれるので、巻き髪が一層華やかな仕上がりになります。
ベージュのハイライトカラー
全体に細めのハイライトをオン。その後8トーンほどのベージュでカラー。波ウエーブヘアと合わせれば、クールでモードな雰囲気になりがちなショートボブでも柔らかな表情になります。
セピアベージュのハイライト
表面を中心に細かいハイライトをオン。上からセピアベージュカラーをのせて、ちらほら出てきた白髪をごまかしましょう。セピアベージュは髪にも肌にも透明感をまとわせてくれる色味です。
クリアベージュのハイライト
全体に細くハイライトを入れた、9トーンのクリアベージュカラー。立体感を演出しながら、柔らかさを強調できる色合いです。
ゴールドベージュのハイライト
明るめのゴールドベージュカラー。細かくさりげないハイライトを全体に加えて、立体感と動きを強調します。ショートながら丸みあるシルエットなので、ナチュラルさとフェミニンさのある印象に。
明るめグレージュのハイライト
こちらはブリーチなしのハイライトカラー。ベースよりも明るい色味を部分的に入れたスタイルなので、明るく品のある印象に仕上がります。ハイライトカラーは赤みを消してくれるグレージュ。たっぷりと入れて柔らかな質感を表現しましょう。
【アッシュ系ハイライト】のヘアカラー例
アッシュベージュのハイライト
アッシュベージュにハイライトをプラス。トーンは落ち着いた色味をセレクト。ハイライトのおかげでレイヤーの動きがさらに際立ちます。
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