「ショート」のかっこいいヘアスタイル
スタイリングが簡単な清々しいショート
襟足がかなり短いため、個性的な雰囲気。言いかえれば、垢抜け度が高いメリハリショートです。ハンサムな印象なのでパンツスタイルを合わせて知性あふれる“できる女”風に見せられるだけでなく、ロングスカートなどを合わせると洒落感たっぷりのイメージに。頭がコンパクトになるため、首が長く、スラッとスタイルよく見えるのもうれしいところ。
カット
ベースは耳たぶが少し見えるくらいのグラデーションボブ。丸みは残し、前髪は目にかかるくらいの長さにしてサイドにつなげて切り込む。トップには動きを出すためにレイヤーを入れ、グラデーションの部分につなげれば、小顔・小頭効果のあるひし形シルエットができる。根元を少し空けて毛量調節し、ラフな動きを出すため全体の中間〜毛先にスライドカットを施す。
カラー
落ち着いたトーンのラベンダーベージュで、黄ばみを抑えてツヤをアップ。白髪が気になる人は、ブリーチでトーンアップしておくとキレイにぼかすことができる。
スタイリング
タオルドライ後、分け目がつかないように髪を全部下ろしてラフにドライする。少量のヘアバターを手のひらの熱でしっかり溶かしてから、根元以外に手ぐしでよくなじませる。内側から手を入れて髪に空気を含ませるようにもみ込んだあと、毛先を指先で丁寧につまみ、毛流れをつくる。
このモデルの顔型や髪質
※毛量が少なくボリュームが出にくい人は、毛量調節をしすぎるとさらに髪がペタッとして顔が大きく見えてしまうため、バランスを見ながら行うことが大切。
かっこいい大人のショートヘアは、メリハリシルエットがカギ
すっきりとした印象のショートヘア。黒髪に上品なツヤ感を仕込んで、凛とした雰囲気に。ニュアンスのある質感、計算されたメリハリのあるシルエットで横顔も美しい!
カット
顔周りの動きと襟足のコンパクト感でメリハリをつくるのがポイント。前髪は頬に沿わせるようにカット&スタイリングすることで、フェイスラインをぼかして小顔見せ効果も。
パーマ
ふんわりと動く毛先はパーマで。23mmのロッドを使用し、耳より上のセクションに毛先1回転巻いてゆるい動きをつけています。トップは「プリカール」という根本だけにかけるパーマで立ち上がりをつけ、ペタッとしないようにボリュームをプラス。あえて巻かない襟足で自然な仕上がりに。カーリーな毛先の動きでやわらかさを。
スタイリング
髪を軽く濡らしてブローした後、「N. スタイリングセラム」を1プッシュとり、全体にもみ込む。前髪はセンター分けにし、指先でつまむようにセットして束感をだして。
●Use it
N. スタイリングセラム
このモデルの顔型や髪質
知性を感じるキレイめメリハリショート
ボーイッシュな印象になりやすいのがショートですが、マッシュをベースにしつつ前髪で透け感を出したりトップの長さを残すことで、やわらかい雰囲気を演出。ラフな動きや今っぽい抜け感を加えれば、どんなファッションにも合わせやすい洒落感が生まれます。
カット
全体の長さはあご上1cmに設定し、前髪は眉とまぶたの間で流れるようにラウンド気味にカット。そのままサイドバング、サイドへマッシュラインでつなげて。ハチ上の角を取る程度にレイヤーを入れ、丸みを出す。
カラー
明るめのアッシュベージュをセレクト。肌の透明感を引き出し、髪をやわらかく見せてくれる効果が期待できる。
スタイリング
分け目をつけないようにトップ〜前髪をふんわり乾かしてから、ストレートアイロンを全体に通して毛束に丸みをつける。オイルとバームを混ぜたものを手に広げ、髪の内側からなじませる。前髪は重くならないように毛先にだけつけ、サイドは耳にかけて襟足はタイトに仕上げて。
このモデルの顔型や髪質
※トップのボリュームが出にくく、スタイリングしてもスタイルが決まりにくい場合は、ふわっとするパーマをかけて。
※丸顔は顔の横幅に視線が行きがちのため、縦のラインを強調するシースルーバングや前髪なしにするといい。
若見えが叶うシンプルショート
シャンプー後の髪の乾きが早くスタイリングも簡単なショートは、多忙なワーママの味方になってくれるスタイル。顔周りの髪を長めに残すことで顔がバーンと出てしまうことを防ぎ、むしろ小顔に見せることができます。頭が小さく見えるため、頭身バランスもよく見せてくれます。
カット
ベースはリップラインのショートボブ。襟足を短く、顔周りは軽く見えるようにカットし、前髪は幅を広くしすぎず目の上で下ろしシースルーに。
カラー
ハイトーンのモカミルクティベージュに。白髪が気になる人は、ハイトーンでカバーするのもひとつの方法。
パーマ
基本はノンパーマ。根元が立ち上がらずボリュームが出にくい場合は、根元をふんわり見せるプリカールを試してみて。
スタイリング
根元を立ち上げるように乾かしたら、ロールブラシなどで全体的に丸みがつくようにブロー。軽めのオイルをサラッとつけるだけでOK。
このモデルの顔型や髪質
※髪が少なめの場合は、角を取りすぎずボブ寄りのシルエットにすると髪が多く見える。
※丸顔が気になる人は顔周りの髪をやや長めにして、輪郭をカバーして。
「ボブ」のかっこいいヘアスタイル
黒髪×クール系ボブ
スタイリングが楽ちんで、テクニックなしで決まるボブスタイル。あごラインで切り揃えたワンレンボブは、ツヤが出るタイプのスタイリング剤でツルンとした質感に仕上げるのが旬。保湿効果の高いヘアオイルを使用すれば、広がりやすい髪もきれいにまとまりやすくなります。前髪の根元は軽く立ち上げるようにセットを。ツヤとうるおいのある質感で清潔感アップ! 顔周りは後ろに流して動きをだすことで抜け感も手に入ります。
スタイリング
オイルをワンプッシュとり、手のひらに伸ばしてから全体になじませてツヤを仕込む。前髪は6:4で分け、量が多い方の根元を立ち上げるようにして後ろに流して。クセやうねりが気になる人は、ストレートアイロンを全体に通し、軽く内巻きにしてからスタイリング剤をつけましょう。
●Use it
Once モイスチャーオイル
このモデルの顔型や髪質
ざっくりセンターパートがゆるっと色っぽいこなれボブ
今っぽいセンターパートは、カットでしっかり毛流れをつくっているためアイロンで巻きすぎなくてもいい感じになるのが特徴。前髪を厚くしていないので、センターパートでざっくりとかき上げても軽やかな束っぽさができ、それが顔にかかって大人っぽくおしゃれなムードをつくれます。
カット
全体のスタイルは顎下でパツッとカットした切りっぱなしボブ。前髪は鼻ラインに設定し、なじむように顔周りにつなげてひし形シルエットをつくりやすくする。
カラー
明るめのアッシュベージュをセレクトし、透明感とツヤを出す。
スタイリング
ストレートアイロンで毛先は外ハネ、前髪は軽く内巻きワンカールに。ざっくりとほぐしてから書き上げるようにし、オイルかバームで濡れ感をプラス
このモデルの顔型や髪質
レイヤーで色気ニュアンスをもたらす美人ボブ
ボブというとAラインやIラインなど角のあるイメージですが、やわらかさを出したいときはレイヤーの力を借りて。レイヤーを入れるとスタイリングしたときに髪がより動きやすくなり、顔周りや毛先に曲線が生まれてこなれ感と色っぽさが漂います。
カット
ベースは、肩上の長めのボブ。グラデーションとレイヤーで、シルエットを補整しながら動きを出しやすくする。前髪はリップラインに設定し、そこを起点に表面のレイヤーをつなげる。
カラー
カラーはダークアッシュ。気になる地毛の赤みを消し、肌色をくすませない程度のアッシュにすることが大事。透明感を演出できる。
スタイリング
前髪は毛束を真上に持ち上げ、細めのマジックカーラーで内巻きに。トップには太めのマジックカーラー3個を使い、内に巻いておく。毛先はアイロンでワンカールの外巻きにして、マジックカーラーを外してから全体をほぐす。バームをなじませて束感を出してできあがり。
このモデルの顔型や髪質
※毛量が多い場合は後ろのレイヤー位置を下げ、少ない場合は上げて調整を。頬やエラの骨格が目立つ場合はフロントの位置をコントロールしてカバーする。
前上がり+ほんのり内巻きが新しいスリークボブ
切りっぱなしラインボブは外ハネのスタイリングが主流の中、あえて毛先に自然な丸みを出すことで大人でも似合う落ち着いた雰囲気に。顔側が短くなっている前上がりでカットしているので、ストレートボブでもシャープになりすぎることなく、やわらかさを残しています。顔周りにレイヤーを入れているため重さが軽減され、こなれた印象をプラス。耳かけをするとピタッとタイトなフォルムになり、フォーマルなシーンにも対応できます。
カット
全体は肩よりやや上の位置でプツッとなるようにワンレングスにし、顔周りは前上がりになるように毛束を引き出してカット。前髪は眉ラインで直線的につくる。
カラー
地毛のようでありながら、光が当たると透明感たっぷりのスモーキーアッシュに。地毛よりまろやかな印象。
スタイリング
ストレートアイロンで自然な丸みになるように整え、前髪はおでこに沿う程度の内巻きに。全体にオイルを手ぐしでなじませ、前髪は毛先のみにつけてコームで整えて。
このモデルの顔型や髪質
※クセが強い人は、縮毛矯正パーマをかけておくと扱いやすくなる。髪が少ないとペタッとしやすいので、分け目がつかないように乾かして根元をふんわりさせると、バランスが取りやすくなる。
「ミディアム」のかっこいいヘアスタイル
万能なひし形シルエットで美バランスに魅せる華やぎミディ
ハチ周りは抑えながらもサイドに少しボリュームを持たせ、レイヤーでくびれを生かしてバランスのよいひし形シルエットに。大人の女性の華やかさを引き立てつつ、軽やかな顔周りの動きでトレンド感を意識。
カット
全体の長さは鎖骨から肩上あたりに。ひし形シルエットになるよう、骨格に合わせて全体にレイヤーを入れる。目元の長さにした前髪はやや薄くつくり、隙間を生かしたスタイリングに。
カラー
落ち着いたトーンのパールベージュカラー。赤みや黄みを抑え、肌をキレイに見せる効果が期待でき、暗いトーンでも透明感が出る。
パーマ
基本はノンパーマだが、直毛で動きが出にくい人や朝のスタイリングを時短したい人は、毛先を中心にランダムな動きが出るようなパーマをかける。硬い髪質の場合は低温デジタルパーマで髪をやわらかく、細毛の場合はエアウェーブでふんわり感を出すのがおすすめ。
スタイリング
裾の毛先は外巻きにして、レイヤー部分はミックス巻きに。カールをほぐしたらオイルやバームをなじませて束感とツヤ感を出す。パーマをかけている場合は、濡れているときにミルク系トリートメントをつけてドライ。乾いたらオイルやバームをもみ込むようになじませる。
似合う顔型や髪質
※面長やエラ張りなどの場合は、サイドにボリュームが出るようにレイヤーを入れる。骨格に合わせて顔にかかるおくれ毛をつくるのも効果的。
ぺたんこ髪も解消できるエアリーレイヤー
変に広がってしまったり、逆に重みでペタンとしてしまったりと、のばしかけの髪は扱いにくい。そんなときは思い切ってレイヤーを入れ、ふわっとした空気感をまとわせます。長さはちゃんとキープできるから、無理なく結べて安心。顔周りのレイヤーで顔型カバーもできていいことづくめ!
カット
全体は鎖骨下あたりの長さに設定。頬ラインでカットした長め前髪と顔周りをつなげるようにレイヤーを入れ、動きが出るように毛量を調節。
カラー
落ち着いたトーンのウォームブラウンでワンメイク。色もちがよく、ツヤ感もアップ。
パーマ
毛先にワンカールのパーマをかけておくと、動きが出やすい。
スタイリング
アイロンで毛先をワンカールの外巻きにし、表面はリバース&フォワードのランダムなミックス巻きにして動きを出す。ウエット感の出るミルクを1円玉量手に広げ、毛先からもみ込むようになじませて完成。
似合う顔型や髪質
メリハリレイヤーミディはハイトーンでビターな雰囲気に
甘さを排除して大人っぽさを後押ししたいときは、前髪をつくらないスタイルを提案。ハイトーンにするとさらにエッジィな魅力が引き立ち、秋冬らしいアースカラーの着こなしにもハマります。顔にかかる毛束が陰影をつくって小顔に見せ、レイヤーによるくびれで頭の形もキレイに。気になる部分をいい感じにカバーしてくれるテクが散りばめられています。
カット
全体は鎖骨の長さでカット。目尻、リップラインとつなぐように顔周りのレイヤーを入れる。トップのレイヤーはリップラインに合わせてつなぐと、キレイなくびれが出現。
カラー
ハイトーンのオリーブグレージュで、明るい中にも大人っぽさがひそむカラーに。インナーハイライトを施し、髪が動いたときにアクセントにする。ハイトーンは、ちらほら出てきた白髪のカモフラージュにもぴったり。
スタイリング
中間から毛先をストレートアイロンをすべらせながら、なんとなく外ハネにするように。外巻きにすると意識しないほうがちょうどよく仕上がる。顔周りも同様にうっすら内巻きにし、多めのオイルをなじませて最後にコーミング。
このモデルの顔型や髪質
「ロング」のかっこいいヘアスタイル
カジュアルのモードのセミロング
のばしかけの人にイチオシなスタイル。顔周りに入れたレイヤーでハチ周りをカバーしつつ小顔見せも。くびれをつくってから毛先をハネさせるため、シルエットにメリハリがついて頭の形悩みも解消。
カット
鎖骨下3〜5cmで設定し、顔周りにレイヤーを入れる。裾の重さはそのまま残し、トップから中間あたりに軽めのレイヤーを。前髪は、おろしたときに眉にかかるくらいの長さで薄くつくる。
カラー
やや暗めのピンクベージュ。暖色系でツヤっぽさとしなやかさを添える。
パーマ
髪がペタッとする人は、大きめのロッドで平巻きのパーマをかける。ウェーブというより、カールが重なるイメージ。
スタイリング
裾の毛先は外ハネのワンカールに。表面の髪は縦のミックス巻き。顔周りはリバース(外向き)になるように巻き、前髪は毛先に軽く丸みをつける。巻くときはやや強めに巻き、最後にオイルをなじませてカールを落ち着かせる。
似合う顔型や髪質
※丸顔やベース型の顔の場合はある程度レイヤーの厚みが必要なので、少し重めのレイヤースタイルとオーダーするといいかも!
曲線を生かしたエギョモリ風ロング
話題のオルチャンヘアの特徴を取り入れたスタイル。顔周りにレイヤーを入れて後ろ向きに流し、ひし形のくびれシルエットをつくる「エギョモリ」風。部分的(顔周り〜トップ)なレイヤーなので、レイヤー初心者でもチャレンジしやすくて万人ウケも間違いなしです。顔周りに動きがあるため小顔効果があるのもうれしいポイント。
カット
バスト上あたりでワンレングスにカット。耳前を起点に、頭の丸みに対してフラットにレイヤーを入れる。バックのトップの毛と耳前のレイヤーが繋がるようにカットして、前上がりのレイヤーを入れる。
カラー
ほどよい明るさのシアーピンクブラウンをチョイス。肌に血色感を出しトーンアップして見えるアッシュブラウンに、ほんのりピンクをミックスしたカラーで、洒落感抜群。
パーマ
根元がふわっとするプリカールをかけておくと、スタイルのバランスがよくなって再現性も高くなる。
スタイリング
32mmのカールアイロンで全体の毛先をワンカールの内巻きに。髪の中間あたりからアイロンを挟んでスルーさせて巻くと、髪にツヤが出てやわらかなカールに見えるのでおすすめ。顔周りのレイヤー部分は、リバース(後ろ方向への巻き方)で2回転させる。軽めのヘアオイルを手ぐしでサラッとなじませて完成。
このモデルの顔型や髪質
ふわっとレイヤー+顔周りハイライトのこなれロング
ロングだけどコンサバに寄りすぎず、ちょっと抜け感を出すのが今っぽく見せる秘訣。毛先はスカスカにならないようにきちんと厚みを残し、顔周りにレイヤーを入れて華やかな動きを加えて。トップにもレイヤーを入れているのでぺたんとならず、ふんわり見せることができます。
カット
ベースはバスト上のロングで、前髪はあごラインに設定。前髪からフェイスラインにしっかりとレイヤーを入れて動きをサポートし、華やかさをアップ。トップにもレイヤーを入れ、頭の形をキレイに見せる。髪がぺたんとしやすい人にはマスト!
カラー
ブリーチで全体にハイライトを入れ白髪をハイライトと同化させてから、カッパーブラウンでカラー。顔周りをやや明るくすると肌がトーンアップして見える。
パーマ
直毛の人、髪が硬くて多くて太い人、巻くのに手間取る人はパーマをかけておくと朝が楽ちん。ハチ下は毛先にワンカール、ハチ上は大きなロッドで根元までしっかり巻き込んでふんわり感を底上げ。
スタイリング
タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをなじませ、分け目をつけずに360度さまざまな方向からドライヤーの風を当てて根元から乾かす。パーマをかけていない人は、ヒートプロテクトできるオイルを中間〜毛先になじませてから38mmのヘアアイロンで毛先だけワンカールの内巻きに。前髪とトップはリバース(後ろ方向)のワンカールにして、オイルを手ぐしでなじませて崩す。カールを強くつけすぎないのがポイント。
似合う顔型や髪質
※もし髪質が軟らかくて細い場合はやや短めにし、根元から大きめのパーマをかけると軽やかな動きが出やすくなる。
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