誰しも人生のどこかでハローキティとの思い出が…
日本のみならず、今や世界中の人に愛されているハローキティ。子どもの時の持ち物や同僚からお土産でもらった地方のご当地アイテム、コンビニで買ったスイーツのおまけや駅前の広告…、私たちの暮らしは、いたるところにキティちゃんがいっぱいです。
以前、都市伝説「キティちゃんは仕事を選ばないってホント!?」という記事で、働きまくりなキティちゃんのお仕事のほんの一部をご紹介しましたが、東京の福祉からSDGsを紹介する国連との取り組みまで、その活躍は、ものすごいふり幅。
■もっと知りたい!キティちゃんのこと
1974年の誕生から、常に第一線を走り続けるトップランナーのキティちゃん。キティちゃん推しの人も、そうではない人も、みんなの思い出のどこかに、きっとキティちゃんがいるはず。その輝きは、今も増すばかり。いつも私たちの少し前を走っていてくれる憧れの先輩のような存在でもありますよね。今回はそんなキティちゃんを描き続けるサンリオのデザイナーさまにインタビューをさせていただきました。
「夢はハローキティを紅白に…!」デザイナーが語るキティとの歩み
■今年のサンリオキャラクター大賞では6位、おめでとうございます。結果発表会では久しぶりの有観客となり、キティちゃんもステージ上で大活躍でした。今の率直なお気持ちを教えてください。
「2024年に誕生50周年を迎えるためサンリオキャラクター大賞も1位に返り咲くよう頑張りたいと思います。」
■キティちゃんに込められたストーリーや誕生秘話を教えてください。
「ハローキティは友情のシンボルとして生まれたキャラクターです。それゆえ、親近感を持ってもらいやすいように4人家族だったり、ピアノをならっていたり、血液型がA型だったり、という設定にしています。設定も時代とともに進化させており、パパが商社マンだったり、ママが元ピアニストだったり、ハローキティファンの質問に対して設定を追加しています。」
■とてもオシャレなキティちゃんですが、ファッションの歴史を振り返って教えてください。
「ファッションも時代に合わせて進化させています。ハローキティが生まれた1974年当時は、誰もがオーバーオールを着ていた時代です。同じ時代に生まれたパティ&ジミーもオーバーオールを着ています。1980年代に入り、アイドル全盛時代、アイドルと同じようなガーリーファッションをするようになりました。それが、カワイイという言葉とともに世界に発信していきました。よく間違えられますが、ロリータファッションではありません。
1990年代に入り、サンリオピューロランドもオープンしたことから歌やダンス、ミュージカルショーの機会も増えてより衣装が豪華になっていきました。」
■キティちゃんの“口”が描かれていない理由について教えてください。
「ハローキティは口を描かないことにより、見る人が自由に表情を想像し感情移入できるようにしています。嬉しいときには一緒に喜んでくれ、悲しいときにはなぐさめてくれる友情のキャラクターなのです。」
■いままで印象深いキティちゃんのエピソードを教えてください。
「サンリオピューロランドオープン前夜祭で初めてダンスするハローキティを見て感動しました。
それまでは、デパートなどでただ歩いているハローキティしか見たことがなかったので、感動しました。」
■キティちゃんのグッズのなかで、ワーママに特におすすめなアイテムを教えてください。
「地球温暖化により、ハローキティのハンディファンはもはや必需品だと思います。」
サンリオ 首掛けファン GH-FANSID ハローキティ ハンズフリー 首掛け扇風機
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■近年、キティちゃんの特に注目してほしい活動を教えてください。
「今年4月2日、つんく♂さんに楽曲『Hello! 生まれた意味がきっとある』をつくっていただき、ハロー!プロジェクトのOCHA NORMAとコラボしてひなフェスで初披露しました。
ハロー!プロジェクトのメンバーにも負けていないハローキティのキレッキレのダンスと歌を是非YouTubeでご覧くださいね。」
■キティちゃんの知られざるトリビア
「1975年3月発売のハローキティ第一号商品のプチパースにはまだ名前が決まっていなかったのでHelloとしか書かれていない」
■キティちゃんの関連キャラクターについても教えてください。
「チャーミーキティのデビューは、ペットブームが再燃しつつあった2004年にハローキティもパパが誕生日にペルシャ猫をプレゼントしてくれたのでペットとしてチャーミーキティと名前を付けて飼い始めました。チャーミーキティは、アニメもつくりました。」
(左から、ハニーモモ、イチゴマン、ダークグレープマン)
イチゴマンは、2011年にハローキティアート展を開催した際に、“いちごの想い”というテーマで描いた作品の中に遊び心で描いたものが人気があったので、ダークグレープマンとハニーモモという仲間をつくり、グッズにしたり漫画にしました。
家族についてはこの記事もチェック↓
参考:https://domani.shogakukan.co.jp/251550
■今後の意気込みや目標を教えてください。
「世界中に配信している歌番組『NHK紅白歌合戦』にハローキティを出場させて世界中の人たちにハローキティの歌とダンスを披露することが夢です。」
■Domani読者のワーママや子どもたちへメッセージをお願いします。
「ワーママさんたちにはいつも尊敬の念をいだいています。仕事をしながら子育てもしているワーママさんに少しでも癒しを提供し、子どもたちと同じ目線で仲良く過ごしていただくことが私の役割だと思っています。これからもカワイイ世界を楽しみにしていてください。」
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Profile
ハローキティ
誕生日は11月1日。名前はキティ・ホワイト。ロンドン郊外出身。ボーイフレンドのダニエル・スターは幼馴染。令和初のキャラクター大賞では、6年ぶりに首位に返り咲き、人気も注目もさらに高まる、誰もが認めるサンリオのエース。
(C)’22 SANRIO 著作(株)サンリオ
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朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。
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