チークが苦手な人こそ2色使いがおすすめ。眉・目元・唇にも血色ニュアンスを入れると脱・お疲れ顔に
BEFORE
Domanist 杉山迪子さん
チークの入れ方がわからないためメイクはいつもチークレスで、ピンクとブラウンのアイシャドウ、眉マスカラ、赤ティントリップのみ。夕方になると疲れて見えるのが悩み。
AFTER
チークが悪目立ちするのは避けたいけれど、顔色の悪さはなんとかしたい。杉山さんもそんな悩みをもつひとり。あえてチークレスなメイクは20代などでは見かけるけれど、「40代になったらチークは必須です!」とヘア&メイク佐伯エミーさん。「40代になると肌がくすみやすくなりますし、午後になるとハリツヤもなくなってくるので顔色が悪く見えたり、疲れて見えやすいんです。そんな大人肌をフォローしてくれるのがチークです。杉山さんのようにチークの入れ方や色選びがわからない方は多く、そういう方におすすめなのがピンクと血色ベージュの2色使い。ピンクはフレッシュな明るさを肌にまとえますが、ピンクだけだと浮いて見える場合も。そこで血色ベージュでピンクチークと肌をうまくなじませます。ほんのり赤みがあるベージュなら肌にとけこみながらピンクとの境界線をぼかせますし、ベージュ自体にも血色感があるので顔色が明るく見えます。また、チーク以外にアイメイクや眉、リップも血色ニュアンスで華やぎを加えるのがおすすめです」
秋コスメを使ったメイク方法を解説!
【CHEEK】
ナチュラルな血色感が出るピンク&ベージュ。立体感が出るつけ方でさらにフレッシュ顔に!
使ったチークはこちら
▲アンプリチュード コンスピキュアス チークス 12 ¥7,480
ピュアピンクとコーラルベージュのセット。どちらのカラーも軽やかで透け感のある発色で色がベタッとつかないのでチークが苦手な人にもおすすめ。淡い色づきながらも抜群の色持ち。
HOW TO MAKE UP
上で紹介したチークパレット下のベージュをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから黒目の下で小鼻の高さの位置へブラシを置きます。そこからもみあげに向かってやや斜めに細い楕円状に入れます(A)。ブラシを2〜3回往復させて色がほんのりつく程度に。次に。上のピンクをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませたらベージュチークを最初に置いたところ(黒目の下で小鼻の高さの位置)に重ねるようにします。こうするとピンクが強く出すぎず、さらに立体感が出てフェイスラインがシュッと締まります。
【EYE】
落ち着いたオレンジベージュで下まぶた中心に血色感をプラス
使ったアイシャドウはこちら
▲アディクション ザ アイシャドウ パレット 007 ¥6,820
落ち着いたオレンジのほかテラコッタカラーや温もりのあるマットベージュなど、肌にやわらかさや血色感を与える配色。服装やシーンを選ばず使える汎用性の高いパレットです。
HOW TO MAKE UP
【STEP1】頰にピンクを効かせたときは上まぶたに血色感をつけるとトゥーマッチに。下まぶたならさりげない印象になるうえ、チークとの相乗効果で頰がキュッと小さく見えます。上瞼のはアイシャドウパレット右上のマットベージュをブラシにとり、アイホールにふんわりのせるだけに。下まぶたは左上のゴールドをブラシにとり、目頭から目尻まで広めに入れます。さらに左下のオレンジを細めのブラシにとり、目頭から目尻までキワにそって細くライン状に入れます。
STEP2_上まぶたのキワを引き締めるため、グレーのペンシルアイライナーでまつげの隙間にちょこちょこ色をのせて埋めます。黒だと色が強く出てしまうのでグレーを使うのがおすすめ。仕上げにまつげの間からはみ出たラインを綿棒でなじませるとより自然な印象になります。
使ったアイライナーはこちら
▲MiMC ミネラルスマッジアイライナー 01 ¥3,300
細かなパールが入ったスモーキーグレー。ほどよい硬さでスルスルと描けます。付属のぼかし用チップを使えばアイシャドウとしても使えて便利。
「血色感をつけたアイメイクの時、眉を濃く描くと垢抜けない印象になるので眉にブラウン色をつけすぎないようにしましょう。ピンク系の眉マスカラをつけると軽やかになりますし、アイメイクとの統一感も出ます。眉頭の毛が少ない人はリキッドペンシルで縦に3〜5本短く毛を描き足して。リップは落ち着いた赤みブラウンにし、血色感をもたせながら大人のムードに仕上げます」(佐伯さん)
使ったリップはこちら
▲エトヴォス ミネラルシアーマットルージュ ベイクドブラウン ¥3,520
落ち着いたトーンの赤みブラウン。しっとりしたつけ心地で唇がほのかに透ける軽やか発色なので、シックでありながらも自然な印象になります。低刺激処方で、石けんオフできるタイプ。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー 構成/片山幸代