「お気に入りだったこの洋服、ただのゴミにしたくない」というときに
ファッションというものに興味を持ち始めてからこのかた、高校生の頃はお年玉を握りしめて原宿の初売りバーゲンに毎年いそいそと足を運び、20代にもなると毎月10万円近くを洋服につぎ込んできた、服愛強めのこの人生。
一方で、新しい服を手に入れると同時に飽きるアイテムも出てくるのが性(さが)というもの。でも、気に入って愛用していた洋服達をただ捨てるなんてしたくない!というときに、実際に実行している3アクションを今回はシェアしたいと思います。
アクションその1:リウェア&リユースサービスを試してみる
最近は大手アパレルメーカーがリメイクした古着を店頭で販売したりと、いわゆる“リユース”(リメイクしたり、他の製品に作り替えたりする)が盛んになっています。
自分で手を加えるのはちょっと自信がない…という方には、汚れてしまったり飽きてしまった服を“黒染め”することによってまったく新しいアイテムに生まれ変わらせることが出来るサービスもあるのでおすすめです。
アクションその2:寄付する
まだまだ綺麗で着られるのだけど、最近めっきり着なくなってしまったので断捨離したい、というときには“寄付”という手も。
なかには寄付することによって社会貢献にもなるサービスもあるので、世界中のどこかで誰かに代わりにまた着てもらえるのであれば洋服も自分自身も本望というもの。どうせ断捨離するのであれば、誰かのためになる方法を選ぶのも一つの手かと!
アクション3:正しく廃棄する
着用し過ぎて擦り切れていたり、転んで膝に穴が開いたり等、人様にもはやお譲り出来る状態ではない…というアイテムも多いときによく利用しているのは、各アパレルメーカーが実施している“古着回収サービス”。
最近では様々なブランドが取り組まれていますが、筆者がメインで活用しているのはユニクロとH&Mの古着回収サービス。
このユニクロの部屋着、だいぶ長いこと着ているからかなりヘタってきちゃった!なんてときには、店頭の回収BOXに持参して入れるようにしております。(ユニクロ以外にも、同グループの商品であれば回収対象です)
また、H&Mは自社ブランドに限らず回収可能、かつ、1袋の持ち込みにつき次回3,000円以上購入の際に使える500円オフクーポンがもらえるのがちょっぴり嬉しい!
どちらもホームページなどで“回収された衣服がどのように活用されていくのか”を詳しく開示している点も、かつて愛用していた可愛い我が子(服)達を安心してお願い出来る大事なポイントです。
近年サステナ意識が高まっているとは言っても、不要な衣服が一般ゴミとしてただ廃棄される割合は、実に約68%とまだまだ多数(2022年調査時点)。
参考▶︎環境省|サステナブルファッション
仕分けしたり、店舗に持っていったり…。正直ちょっとだけ面倒ではあるけれど、それでも自身の毎日に寄りそってくれた洋服達には、最後まで敬意を持って接したい。
もしまだ活用していないサービスがあれば是非試してみて頂きたい、と服好きの一人としては願うばかりです。
メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock
Domani Labメンバー
杉本緑
1児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:https://www.instagram.com/green_sgmt/
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