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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2024.05.13

GW旅行で息子が発した一言に夫婦でドキッ!【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.7】

近場へのGW旅行。家事から離れ家族水入らずの時間を過ごすも…。【毎週月曜日19時更新】

登場人物
あん(私)…シングルマザー8年目にして5歳年下の男性と結婚。夫の会社の経理担当。40歳。
…6年生から中受を始め、第3志望の共学校へ入学。12歳。
臣斗くん…あんの会社の後輩・海斗くんの大学の同級生で再婚相手。35歳。
結衣…蓮の彼女。4年生からS塾に通い中受するも蓮とは別の女子校へ入学。
お母様…臣斗の母。英語教師で蓮の中学受験を強力プッシュ。

【前回までの話】
母の葬儀で関係性が最悪になっていた義母と再会。義母の優しい言葉で仲を修復するも、父親の偉そうな態度にあんはブチギレ。蓮の入学式に臣斗と一緒に参列。蓮は中学生となり成績クラス1位宣言をするも早々にいじめにあってしまう。そのイジメをオプチャで知り合った見ず知らずの人に相談していたことが発覚。早期発見で危ない目には合わなかったが、そんな成長過程にいる息子と、父の世話、母が担っていた家事と新たな生活に徐々にストレスが溜まり始める。

前回の話▶︎新しい生活に毎日奮闘するも心が折れそう…【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.6】

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

新たな生活で家族の形も変わっていくのだろうか…

こんにちは。シングルマザー歴8年目にして子連れ再婚をしたあおいあんです。

前回は、母の四十九日を終え、変わりつつある生活にストレスを重ねる日々をお伝えしました。

蓮の春休みは母の闘病生活、葬儀とどこにも連れていってあげられなかったためGWは旅行にと思っていたのですが、準備が間に合わず、受験お疲れ様旅行は夏に持ち越し、近場に1泊2日で出かけました。

釣りに行きたいと言う蓮の希望で、臣斗くんと3人で千葉県まで。GW真っ只中の高速は予想はしていたものの、渋滞がひどく到着した時点で3人ともぐったり。釣り自体は翌日の早朝のため、当日は潮干狩りを。

潮干狩りのとれたアサリとクマデ

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めっちゃ取れるんだけど!

潮干狩りなんて砂場遊びみたいで嫌がるかな?と思ったけど、ちょうど潮目が良かったらしく大量に取れて大はしゃぎする蓮。臣斗くんと数を競っていて、結果は蓮が勝ち、さらに上機嫌に。

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臣斗くん、お風呂行こうよ

潮干狩りを終えると、蓮は臣斗くんを大浴場に誘った。子どもが異性のシングルマザーだと、お風呂別々問題があり、小学生になってから一緒に温泉や銭湯的なものに行きづらくなっていた。でも事実婚をして、臣斗くんがいてくれるおかげでこの問題が解消し、蓮も温泉施設に行きたがるように。私も蓮の心配をすることなく、ゆっくりお風呂に入ることができ忙しない日常から解放された。待ち合わせの時間に出ると、ふたりはすでにコーヒー牛乳を飲んで待っていた。

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臣斗

ゆっくりできた?

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うん。ふたりは楽しめた?

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サウナ3セットやったよね。臣斗くん最後ヘロヘロだったけど

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臣斗

だって蓮のサウナ1回が長いんだもん。身体に良くないよ

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じゃあ明日は朝早いから早めに夕飯食べちゃおう

ホテルのレストランで食事を済ませ、部屋に戻ると蓮はずっとスマホで動画を見ていた。私たちは缶ビールを飲みながら父の再就職の話や、お母様のことなど話していると

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臣斗くんもうちに一緒に住めばいいのに。おばあちゃんの部屋があるしさ

私たちはびっくりして顔を見合わせた。

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臣斗

一緒に住みたいね。でもおばあちゃんの部屋はおじいちゃんにとって大切なんじゃないかな

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でもママ片付け始めてるし、おばあちゃんの物はおじいちゃんの部屋に移動すれば大丈夫じゃない?

四十九日が終わってから母のものを片付け始めている私。まだまだ全てのものに母のぬくもりを感じてしまってなかなか進まないでいるが、蓮はそんな風に考えていたのかとハッとさせられた。

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おばあちゃんいろんなものを大事にとっておいたから、整理するにも大量すぎてそんなすぐには片付かなそうだよ

この年代はお中元やお歳暮、引き出物やらと贈り物文化を大切にしているため、未使用の布団やタオル類、食器が山ほど出てくる。このご時世、捨てるわけにもいかず、リサイクルやメルカリを屈指してはいるものの…。

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臣斗

そうだね、思い出もあるだろうし急いで片付ける必要もないと思うよ。時間が経てば手放せるものも出てくるだろうし。蓮の気持ちは嬉しいけど、ちょっと先の話になりそうだね

蓮は「え~」と不機嫌そうな声を出してまた動画に戻った。蓮は臣斗くんと一緒に住みたいのだろうか?臣斗くんは父親がいる実家で一緒に住むのは嫌だろう。じゃあ父親を置いて、実家を出て臣斗くんと3人で暮らせるのか?同居も別居も全然現実味がなかった。

次の日、早朝から釣りへ。何度起こしても起きなかった蓮は朝ごはん抜きで船に乗った。乗り物酔いはしない方だが、釣り船は初めてで心配だった。しかしそんな心配をよそに波は穏やかで無事に出航。漁場に着くと早速釣りを始めたふたり。そんなふたりを写真や動画に一生懸命撮っていると、相乗りしていたお隣のママさんから「どこへ行っても子どもの写真撮るでしょ。帰って写真見てみると夫は写り込んでるけどママってなかなか写ってないのよね(笑)」と話しかけられた。私は「そうですよね~」と相槌を打った。でも正直私には分からなかった。シングルマザー歴が長く、どこへ行っても蓮とふたりで自撮りしてきたし、お互いを撮り合うのも日常茶飯事だった。でも確かに昨日の潮干狩りは蓮と臣斗くんの写真はカメラロールにはあったけど、私はいなかった。それがなんだかちょっと嬉しかった。

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全然釣れないんだけど

思うように釣れなくて蓮が不満を口にする。一方、臣斗くんはもうすでに2匹釣っていた。

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臣斗

蓮は辛抱が足りないんだよ。もうちょっと竿を引くのを我慢してごらん

どうやら蓮は竿がしなるとすぐにあげて魚がかかってないか見てしまうようだった。

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今日の勝負は臣斗くんが勝ちそうだね。蓮、ママに一回やらせてみて

蓮にスマホを渡し、私が竿を受け取った。20代の頃、友達に何回か海釣りに連れていってもらったことがあり、ちょっとはできそうな気がした。臣斗くんが隣でもう1匹釣れ蓮が写真を撮っていた。その隣で私はひたすら待った。竿がしっかりしなるのを確認して吊り上げると魚がかかっていた!

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ママすごい! こっち向いて

蓮が魚と一緒に写真を撮ってくれた。シングルマザー歴が長くて良かったことも意外とあるもんだ。蓮と選手交代しやっと1匹釣れたものの、海釣りは臣斗くんの勝利に。帰りの船はかなり揺れ、蓮は気持ち悪いとダウンした。私も臣斗くんもギリギリで帰港。最後に話しかけられたママさんに「写真撮りましょうか?」と声をかけた。ママは恥ずかしそうに「お願いします。私も撮りますね」と言ってくれた。私たちも写真を撮ってもらい手を振って別れた。

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臣斗

いい家族写真が撮れたね

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うん。さっきのママさんいつも自分の写真がないんだって言ってたから。でもこっちのまで撮ってくれるなんて思わなかった

そこには船酔いで真っ白な顔をした蓮と、その蓮を支えてる臣斗くん、気持ち悪さで笑顔が引きつってる私が写っていた。お世辞にもいい写真とは言えないが、これもいい思い出だな。なんて温かい気持ちになった旅行だったが、数日後には急転直下な出来事が……。

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

画像:(c)Adobe Stock

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あおいあん

8年間シングルマザーで、40歳を迎える前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起し、5歳年下の男性と再婚(事実婚)。中学生になった息子と、伴侶を亡くした父親と実家暮らし中。
▶︎インスタグラム:@shinmama_aoian

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