黒のカジュアル名品:レペットのバレエシューズ
自分がまだ幼かったとき、バレリーナになる夢って、一度はもちませんでしたか? この靴を履くと、そんな無垢な時代を思い出す。大人の女性が唯一取り入れられる〝少女性〞という魅力が、ここにはあるんです。〝レペット〞は1947年にダンスシューズでスタートしたブランドですが、女優ブリジット・バルドーのリクエストで生まれた『サンドリオン』のヒットで、人気のタウンシューズに。今でもバレエシーズは、フランスの工場で職人の伝統技術によって製作されている、こだわりのつくり。履いたときのしなやかさと快適さの理由です。スニーカーよりきちんと見えるけど、パンプスより軽やか。バレエシューズは独特の存在感を携えています。ベーシックな着こなしをチャーミングに彩ってくれる、なくてはならない一足です。
パテント素材だと、その愛らしさはより際立つ。グログランテープを縫い合わせた履き口もかわいい。冬はタイツやソックスとの色合わせを楽しんでも。靴『サンドリオン』[ヒール1㎝]¥34,000 (ルック ブティック事業部〈レペット〉)
ワーママ・おしゃれプロはこう思う!
「以前、フラット靴はプチプラで買っていました。が、やはり質のいいきれいな靴を愛着をもって履いたほうが、長く使えます」
ファッションエディター・木戸 恵子さん
Domani2/3月号「”黒”のエレガント名品」より
撮影/山口恵史 スタイリスト/三好 彩 構成/湯口かおり