知らなかった!国会議事堂の「へぇ~」
【へぇ〜1】1920年(大正9年)1月に着工、述べ254万人によって17年の歳月をかけ、1936年(昭和11年)11月に完成した現在の国会議事堂は、12月24日に召集された第70回帝国議会から使用されました。当時は日本一の高さを誇り「白亜の殿堂」と言われていたそうです。内装用石材に使われた33種類の国産大理石は、今では「値の付けようがない」希少品で、気になるお値段は、当時で2,570万円(単純換算で現在の900億円)なのだとか!
【へぇ〜2】中央広間には議会政治の基礎を作ったとされる板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像が。4つ目の台座がカラなのは「将来への持ち越し」「政治に完成はない、未完の象徴」など、諸説ありますが、天皇陛下が出席される開会式の日には何故かここに松の盆栽が置かれます。(ここに偉大な政治家像が立つのを待つ(=松)という意味合いがあるとか、ないとか諸説あるようです。)
【へぇ〜3】中央広場に使われている沖縄県から運ばれたサンゴ石灰岩には巻貝の化石が!カットして使われたため、左右対称の姿がはっきり確認できます。
【へぇ〜4】中央広場天井を見上げると、50畳ほどの広さがある四角が確認できますが、実はこの上はホールになっていて、GHQがダンスパーティーに使ったという説もあります。更にそこからは国会議事堂のてっぺんに通じるらせん階段があるのだそう。(現在は見学できません)
本会議場にもあった!「へぇ~」
【へぇ〜5】本会議場入口横にある「議員専用酸素ボックス」は、議論がエスカレートして興奮した議員が呼吸困難に陥った時に吸うため酸素ボンベが設置されています。
【へぇ〜6】本会議場を囲む記者席の側面にはさまざまな職業を象徴するレリーフがあります。身分の差などなく、国会はすべての国民、職業代表が平等に会する場であるという意味が込められているそう。(傍聴席の椅子が窮屈に感じるのは、昭和初期の日本人の平均身長に合わせて設計されたものだから。背もたれ部分も超直角です!)
【へぇ〜7】参議院議長の机の右手に置いてある木槌は、本会議を始めるときに議長がトントンと叩いて開始を知らせ、議場の議員に静粛を求めるもので、これは衆議院には置かれていません。
国会議事堂の書店にも「へぇ~」があった!
【へぇ〜8】1967年から国会内に店を構える「五車堂書房」には国会議員や秘書、政府職員から「五車堂のおやじ」として親しまれる名物店主がいます。約60平方メートルの店内には政治や外交、安全保障や経済、法律などを中心に1万冊が並び、中には「秘書ノート(3,000円)」や「国会議事堂新ガイドブック(1,000円)」等、他では買えない品物も並んでいます。もちろん子どもが大好きな学年誌『小学一年生』やファッション誌『Domani』も置いてあります!
国立国会図書館で見つけた「へぇ~」
【へぇ〜9】国立国会図書館は日本で一番大きな図書館。来館者は年間約80万人。出版社などの発行者は出版物を国立国会図書館に納めることが法律で決められているため、国内で発行された本はすべて所蔵され(年間約78万点)、総所蔵数は約4419万点。書庫はなんと地下8階まであります。
その他、国会内には「ママパパ議員連盟」という超党派で子ども子育て政策の推進を目指す議連があり(会長:野田聖子衆議院議員、副会長:蓮舫参議院議員、高木美智代衆議院議員 幹事長:橋本聖子参議院議員 事務局長:伊藤孝恵)全707人の国会議員(2020年10月14日現在)の内、1割以上にあたる83名が加盟しています。
いかがでしたか?いろんな「へぇ〜」を見つけに親子で国会見学に来てはいかがでしょうか?
現在、国会見学は新型コロナウイルス感染症対策のため、事前に予約された方及び参議院特別体験プログラム参加者に限っています。詳しくはこちらから
出典:国民民主党機関誌「国民民主プレス」
Domanist
伊藤孝恵
テレビ局、大手化粧品メーカー勤務を経て、人材総合サービス会社で宣伝を担当。2016年に初当選し、ママパパ議員連盟を立ち上げるなど精力的に活動中。過去に結婚させたカップルは17組。
IG:https://www.instagram.com/itotakae/