婚外恋愛は健康維持のためにも必要!?
前回のお話▶︎6回フラれた相手と念願叶って再婚。幸せだけど外で浮気するその心境とは?
「フラート」という言葉をご存知でしょうか。
フラートとは、男女間の恋愛未満の戯れのことを表す英単語。お互いに、恋まではいかないときめきや軽いイチャつきの微妙なやりとりを楽しむ様のことを言います。
7回目の告白でようやく付き合えた、10歳年下の再婚相手がいながら浮気をしているという賢治さんは、どうやらこの「フラート」感覚で、婚外恋愛を捉えているよう。
賢治さん:うちの奥さんは最近出産したばかりなんですが、結婚してから子作り以外はほぼレスなんです。やはり夫婦になってしまうと、お互い男と女でいるのは難しい。だけど、いつまでも男でいたいという気持ちがあるから、セックスというよりも、その感覚を味わうためにほかの女性と遊んでいます。でも、奥さんが妊娠してからはもちろん一度も浮気してないですよ。いちばん浮気しちゃダメな時期だという認識があるので。
性欲を満たすためではなく、デートやセックスまでのプロセスを楽しむために浮気している。それが、引いては奥さんとの夫婦円満に繋がる、というのが彼の言い分。
賢治さん:男性って長く付き合うと女性に気を使わなくなるけど、よそで他の女性に気を使うことで、家でも気を使うようになるんですよ。
さかい:でも、相手の女性はそれで納得しているんですか? 賢治さんに本気になって辛くなったりはしない?
賢治さん:お互い大人だからこそ成り立つ関係だと思うんです。情が生まれないように、同じ相手とは2回までしかセックスしないと決めています。だけど、相手を利用しているとかではないですよ。女性と会うのは身体目当てではなく、その人が経験や知識などの僕の知らない世界を持っているから。家庭以外でそういう刺激を受けるのも、男として魅力的でい続けるために必要なことだと思うので。
う〜〜〜〜〜ん。たしかに欧米では、適度な「フラート活動」は夫婦円満の秘訣だとも言われているようなのですが、それはあくまでフラートのみの場合。身体の関係を持ってしまったら不貞行為になってしまいますよねぇ。
賢治さん:東洋医学では予防医療の観点から、定期的なセックスがあることは健康維持に重要だと言われています。奥さんひとりだとそれが難しいので、家庭を壊さないレベルでそういう世界を作り上げている、という感覚ですかね。
さかい:では、奥さんが同じように浮気しても許せますか?
賢治さん:僕は女性もみんな浮気はしてると思ってるけど、奥さんにはしないで欲しいですね。前も言ったように、彼女は男嫌いだし真面目で、浮気はしない性格。だけど、もししていたとしたらバレないようにして欲しいとは思います。
世の不倫男性も、みんなこのような考えでいるのでしょうか。いつか不倫する妻側の意見も聞いてみたいですね。
そんなわけで、長くなってしまったので、子供が生まれて幸せな再婚生活のお話は次回に続きます!
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。