バツイチになって自己肯定感を上げたらモテ度も上昇!
前回のお話▶︎夜遊びがバレたら職場にまで連絡してきたDV夫にキレて、ついに離婚!
DV夫との3年間の結婚生活に終止符を打ち、36歳でバツイチになった渚さん。
しかし離婚した途端、母親は大病を患い、自身は左遷のようなバツイチになり、おまけに好きになった人が実は既婚者だったことが判明、と落ち込むような事件が立て続けに発生。
渚さん:熊本にいる病気になった母に会いに行ったときに、友人に「紹介したい男性がいる」と言われて、食事会で会ったのがBさん。私が住んでいる沖縄に転勤が決まっているというので、「これは運命の出会いかも」と思いました。
その後、Bさんからデートに誘われて、渚さんが沖縄に帰るときには空港に送りに来てくれて5時間も話し込み、「沖縄に行ったらまたご飯に行きましょう」という流れに。
これはトントン拍子に付き合う流れ…!と思っていたら。Bさんは結婚してまだ半年も経っていない既婚者だったということがわかったのです。
渚さん:彼が沖縄に転勤してきてからご飯に行ったんです。そのときには、もう好きになって身体の関係も持ってしまっていたのに、既婚者だということがあとからわかったんですよ〜〜〜。「彼女はいない」と言っていたけど、奥さんはいたという(笑)。彼が沖縄で住む家の内見も一緒に行ったのですが、単身赴任と聞いていたのに、明らかにファミリー向け。「この人はまだ嘘をつくんだな」と思いました。
あまりに悪いことが続くので「おかしい」と思って調べてみたところ、厄年だということが判明したそうです(涙)。
が、しかし。「バツイチになったらモテると聞いていたけど、本当にモテるんです」と、渚さん。
さかい:具体的に、どんな風にモテるんですか?
と思わず食いついちゃいました。アラフォーのモテ話が聞きたい〜〜〜!!
渚さん:マッチングアプリもやってるんですけど、偶然の出会いもすごくいっぱいあります。居酒屋に入っただけでもめちゃくちゃ男性から話しかけられますし。ただ、いい出会いかというとそれは微妙かもしれません。
離婚直後は、アプリで1日3人と会ったりしていたこともあるそう。相手は20代の年下男性が多く、23歳から「いいね」されることもあるとか。
この〝モテ〟の理由は、渚さんが離婚後、自己肯定感を上げるために自分の魅力の出し方を研究してがんばったから。そしてもうひとつは、離婚して気持ちに余裕が生まれたからだと、彼女自身は分析します。
渚さん:結婚していたときは、夫が服にも口出ししてくる人だったので、自分が好きではないブランドやアイテムを着たりしてたんですよね。今は自分が好きな服を着ているから、その幸福感も出てるんじゃないかと思います。友人も若い人が多いんですが、私に明るいエネルギーがみなぎっていると、そういう人たちが集まってくるのなって。周りの人たちからも、「結婚してたときより色気が出てすごく良くなったね」って言われるんです。
一時は落ち込んで、人と会うのもしんどくて仕事を辞めようかとさえ考えた渚さんにとって、マッチングアプリで男性から「いいね」されることと美味しい食事は、自己肯定感を上げるのにすごく効果がありました。
渚さん:私の仕事であるメンタルヘルス関連の仕事では、「自分を受け入れるのは自分しかいない」とよく言われているのですが、ずっと知っていたその言葉の意味を、初めて本当に理解することができた気がします。
眠れなくなって今も睡眠導入剤が手放せないといいますが、それでも自分が好きな服を着て、仕事で自分が決めた目標をコツコツがんばっているうちに、DVで粉々に打ち砕かれた自己価値感が少しずつ戻ってきました。
そんな渚さんに好きな人ができたそうですが、長くなったのでそのお話は次回に続きます!
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。