こんにちは、editor_kaoです。
実は今、めちゃめちゃ焦っていて……！
というのは、この原稿の締め切りを1週間勘違いしてしまい、すでに思いきり遅れているのです。まずい、何を書くかテーマすら考えてなかった！最近私、何してたっけ？？？スケジュール帳（アナログ派です）を開いて2週間ほど振り返ってみたところ、
・京都出張
・舞台鑑賞3回（仕事とプライベート）
・カタログ原稿の執筆
・編集部で打ち合わせ
・プレスルームで貸し出し
・雑誌の校了
・ロケハン
・展覧会プレビュー
・イベント取材
・舞台鑑賞（仕事）
という感じでした。あと都知事選の投票も！われながらバリエーション豊かな日々だったと思うのですが、本当はここに、Domaniを含めた連載の締め切りも2本あったのです。が、どちらも1週間後だと思い込んでいたことに気づいたのが、数日前……。この連載のイラストを担当してくださっている柿崎こうこさんに泣きのメールを入れ、今こうして、キーボードを叩いているわけです。
忙しい梅雨＆猛暑の日、いったい何を着る？
さて、そういうわけで、何をテーマにコラムを書こうかと悩んだのですが、これだけ多様だったスケジュールの中で、私がどんな着こなしをしていたか、またどんなアイテムがいちばん活躍したかを考えてみました。
たくさんの“はじめましての人”に、お会いしたこの2週間。ある程度きちんと感が必要でしたが、さらに季節は梅雨＆猛暑。あまり無理した着こなしもできないなと、いろいろ考えあぐね、たどり着いたのが、結局「シャツ（ブラウス）＆パンツ」というシンプルな組み合わせでした。
ただしシャツやブラウスの選び方は、少し工夫をすることに。たとえば丈が短いとか、シルク混の素材にするとか、見た瞬間に「ちょっと違う」とわかる、“ムード”のあるものを選んだんです。デザイン性というほど華やかではない、でも超ベーシックでもない、その間くらいのニュアンスが備わっているもの。すると着こなしがきちんとして見えるだけでなく、一気に「何か考えておしゃれしてる」感が出てくるんです。
トップスのムードに、顔まわりの印象を頼りきる
これ、いい作戦だったのでは？と、今振り返ってみても感じていて。シルク混のシャツを着ていた日には、おしゃれにうるさい友人に「どこの？」って聞かれ、わかる人にはわかることも実証済み。忙しい時期は、アクセサリーのアレンジだって、あれこれ考えられません。せいぜい、服に合う時計とシンプルなピアスを身につけるくらい。だから顔まわりの印象は、すべてトップスに託して。あ、ちなみにパンツは、ほとんどが王道の黒のテーパードでした。雨の日が多かったというのと、間違いなくきちんと見えるというのが、その理由です。前回のコラムに出てきたすそすぼまりのパンツも、もちろん活躍しましたよ。黒パンツ、万能！
真夏はついTシャツやカットソーを着たくなるけれど、改めてシャツやブラウスのよさを実感することができた、この２週間でした。思い返せば、基本的にそでもあるので、そこまで冷房対策にシビアでいなくていいのも、ラクなんですよね。なのでみなさんも、お忙しいときにぜひお試しを！
【今日のひと手間】
その慌しかった2週間の間に訪れた、展覧会のプレビューですが、東京・立川の「PLAY !MUSEUM」でスタートした「オバケ？」展でした。こちら、とても素晴らしくて、刺激受けまくり。夏に欠かせないオバケをテーマに、絵本や詩、漫画、落語などなどで、オバケを知り、感じるエンタメ感満載な展覧会。子どもよりも、大人の方が楽しいんじゃないかなって、個人的には思っています。私はミュージアムグッズってほとんど買わないのですが、尊敬する祖父江慎さんデザインのキーホルダーは買ってしまったくらい。銭湯のロッカーの鍵がモチーフなのですが、銭湯とオバケがどうつながっているのかは、説明が長くなりすぎるので、ぜひ美術館へ！
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム＠editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura（クフラ）でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト／柿崎こうこ
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