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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2025.01.20

え!?伯母の常識はずれなひと言で土地売却がストップ【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.43】

忙しさにかまけていたら相続問題が大変なことになっていた!?【毎週月曜日19時更新】

登場人物
あん(私)…シングルマザー8年目にして5歳年下の男性と結婚。夫の会社の経理担当。40歳。
…6年生から中受を始め、第3志望の共学校へ入学。12歳。
臣斗くん…あんの会社の後輩・海斗くんの大学の同級生で再婚相手。35歳。
結衣…蓮の彼女。4年生からS塾に通い中受するも蓮とは別の女子校へ入学。
お母様…臣斗の母。英語教師で蓮の中学受験を強力プッシュ。

【前回までの話】
関係性が最悪になっていた義母と母の葬儀で再会し、義母の優しい言葉で仲を修復。蓮の入学式には臣斗と一緒に参列し、蓮は成績クラス1位宣言をするも早々にいじめにあってしまう。そのイジメをオプチャで知り合った見ず知らずの人に相談していたことが発覚。早期発見で危ない目には合わなかったが、そんな成長過程にいる息子と、父の世話、母が担っていた家事と新たな生活に徐々にストレスが溜まり始める。家庭教師へお礼の食事会をした際、先生から義母の罠を聞いてしまう。一方、父がボヤ騒ぎを起こし意気消沈している中、祖母の訃報が入り家を訪ねると伯母から相続全取りの話が。法定相続を提案するも一向に聞く耳を持たない伯母。その後何度も話し合いを重ね、第三者の介入でなんとか方がつく。しかし、夏休みに入り連が不調を訴えていた足と耳の病院へ。足は大事に至らなかったが、耳は「聴覚情報処理障害」の疑いとなってしまう。夫・臣斗から突然ひとりで考える時間が欲しいと言われ連絡が取れない日々が続いたが、その正体は義父の病気にあった。手術のため入院をするがその間のお世話を誰がするかで揉め、紆余曲折あり結果あんが見ることに。入院中は義父が塩分の高い食事を欲したり、義母が全く病院へ来なかったりとトラブルはあったが、無事退院し、癌の転移がないこともわかった。

前回の話▶︎嘘でしょ!?ママ友から想像もしていなかった衝撃の告白が!【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.42】

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

購入金額で売りたい!? 子どもでも分かる資産価値を度外視!

こんにちは。シングルマザー歴8年目にして子連れ再婚をしたあおいあんです。

前回は結衣ちゃんママがパパの浮気を疑っていることをお伝えしました。

蓮の新学期も始り、遅ばせながら今年の目標を考えたり、資格や仕事を調べたりと久しぶりに自分時間が戻ってきて心穏やかに過ごしていました。

義父の入院やら何やらですっかり不動産屋の小島さんに任せっぱなしにしてた伯母の住んでいる家の売買。ふと気になり連絡をとってみると。

スマホを持つ手

(c)AdobeStock

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小島

ちょうど連絡しようと思っていたんです。伯母様なんですが、売買価格が納得いかないようで話が前に進まない状態でして

がめつい伯母を考慮してそんなこともあろうと話し合いの際に最低でもこの価格では売ろうねと最低価格を約束させてた。そのことは小島さんにも説明してあるし。

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最低価格に届いてないんですか?

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小島

それ以上の価格をつけてくれた業者がいるんですが、この家を購入した金額で売りたいと言い始めて…

嘘でしょ!?

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本当に面倒かけてすみません

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小島

全然、あんさんのせいじゃないですよ。伯母様が買った時はバブルの時代だったのでどうしても高額になっていたと思うんですが、今不動産が上がっていると言ってもそこまでは届かないんです

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そうですよね。それに最寄駅から徒歩15分以上あったり、建物は築30年経っているのでマイナス要素があることわかってないのかもしれない

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小島

家の前の道路も狭いですしね…。なので今マイナス査定をひとつひとつ説明していっているところなんですが、なかなか理解するのが難しいというか、時間がかかってる状態です

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本当ごめんなさい。私が話し合わなきゃならないところなのにおんぶに抱っこで…なんなら肩車までしてもらっちゃってる感じですね

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小島

肩車って(笑)。大丈夫ですよ。あんさんが伯母様と直接話すと逆効果になることもわかりますから。お年を召してるとなかなかとんとん拍子で話が進まないのには慣れてますから

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やっぱりお年寄りのお客さんは大変?

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小島

というか、うちの父もなかなか首を縦に振らない人なので慣れてます(笑)

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そうなんだ(笑)。どこの家も一緒だね。この案件が無事終わったらお疲れ会しましょう

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小島

はい。その時、父の愚痴でも聞いてください(笑)

連絡したものの結局、なんの手助けもできなかった。1を言ったら10返って来るような伯母だからなかなか前に進まないだろうな。仕事とはいえ粘り強く伯母に寄り添ってくれて本当に尊敬してしまう。

父にこの話を伝えると、

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父親

あの家を買った時はうちよりも前で、バブル絶頂期だったから相当高かったと思うよ。でも買値で売ることは無理だろう

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だよね

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父親

気持ちはわかるけどね

わかるんだ…。

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小島さんのお父さんってどんな人?友達なんでしょ

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父親

友達っていうか学校の先輩だよ。頭が良くて論理的に話す人。ちょっと小難しいかな。なんで?

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いや、小島さんが無理難題言う伯母さんに懇切丁寧に接してくれてるからどんな親に育てられたらあんな良い子になるのかなって、ただの興味

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父親

でも頭もいいけど遊びも派手だったよ。破天荒っていうか、個性が強いというか

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へー意外。小島さん見てるときちんとした親に育てられてるのかと思った

聞けば聞くほど興味をそそる小島家。なんだかお疲れ会が楽しみになってきた。それにしても駄々を捏ねるような伯母のわがままに私は何もすることができないのだろうか? 売買が少しでもスムーズにいくよう小島さんの手助けになりたいと色々考えてみるも…。

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

画像:(c)Adobe Stock

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あおいあん

8年間シングルマザーで、40歳を迎える前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起し、5歳年下の男性と再婚(事実婚)。中学生になった息子と、伴侶を亡くした父親と実家暮らし中。
▶︎インスタグラム:@shinmama_aoian

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