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2025.09.07

インターンシップとは何をするの?定義や期間について解説

インターンシップとは、就活準備に向けて、学生が実際に仕事を体験するプログラムのこと。近年は就活に取り組むにあたって、経験しておくと有利に働くこともあるようです。本記事では、インターンシップの基本的な知識とともに、アルバイトとの違いについても紹介します。

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インターンシップとは

ガッツポーズをとる男女の就活生のイラスト
(c)Adobe Stock

学生が就職活動前に実際の職場で仕事を体験し、自身の適性やキャリアを考えるためのプログラムをインターンシップといいます。

ただし、すべての職場体験がインターンシップになるわけではありません。ここでは経団連と国公私立大学のトップで構成される「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が公表した報告書を踏まえ見直された、2種類のインターンシップについて紹介します。

汎⽤的能⼒・専⾨活⽤型インターンシップ

汎用的能力・専門活用型インターンシップは、学生が自分の能力を見極めるために行う就業体験です。学生が参加する期間のうち、半分以上の日数を就業体験に充てることとなっています。また、インターンシップ終了後にはフィードバックが実施されます。

汎用的能力活用型は原則として5日間以上、専門活用型は2週間以上の期間で行われるインターンシップです。

企業は、学生の評価材料を得ることを目的としています。

⾼度専⾨型インターンシップ

高度専門型インターンシップは、学生の実践力向上を目的として行う就業体験です。博士課程の学生を対象としたジョブ型研究インターンシップと、修士課程の学生を対象とした高度専門インターンシップの2種類があります。

どちらも専門性を重視して行われるプログラムで、ジョブ型研究インターンシップは2カ月以上の長期にわたって行われるのが特徴です。

企業にとっては実施期間を通じて、より長期的に学生の評価材料が得られるインターンシップといえるでしょう。

インターンシップはいつから参加する?

円陣を組むスーツ姿の男女のイラスト
(c)Adobe Stock

インターンシップにはどのくらいの時期から参加するものなのでしょうか? 就職活動に向けて、学生がインターンシップを始める時期について解説します。

産学協議会の定義するインターンシップは3年生から

「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が定義している「汎⽤的能⼒・専⾨活⽤型インターンシップ」は、学業と両立できるよう、原則として学部3・4年または修士1・2年の長期休暇期間に行われます。

ただし、大学の授業の一環としてインターンシップが組み込まれている場合や、博士課程の場合には、時期が限定されません。

1・2年生から参加できるインターンシップもある

インターンシップの中には、学部1・2年生から参加できるものもあります。インターンシップ経験者を就職活動で優遇する動きも出てきていることから、学部1年生のときから積極的に参加している学生もいるようです。

インターンシップとアルバイトの違い

考える男女のイラスト
(c)Adobe Stock

企業で実際の仕事を経験するインターンシップは、アルバイトとどのように違うのでしょうか?両者の違いから特徴を把握していきます。

仕事の内容や責任

アルバイトに求められるのが、決められた範囲でマニュアルに従って仕事に取り組むことであるのに対して、インターンシップは正社員と同じような立場で仕事に取り組みます。

そのため、目の前にある仕事を決められたとおりに行うのではなく、成果を出すには何をどのようにすればよいかを自ら考えて行動しなければいけません。

内定につながりやすい

インターンシップに参加すると、就職活動で内定につながりやすくなる可能性があります。たとえば長期の有給インターンシップに参加して、終了後内定を獲得したケースもあるようです。

また企業によっては、インターンシップへ参加した学生に限定して早期採用などを行うこともあります。

給料がない場合もある

アルバイトはお金を稼ぐのが目的のため、必ず給料を受け取れます。一方、インターンシップは企業やプログラムの内容によっては無給のこともあるでしょう。

ただし「汎⽤的能⼒・専⾨活⽤型インターンシップ」は、〝無給が基本であるが社員と同じ業務や働き方になる場合には、労働関係法の適用を受けて有給とする必要がある〟とされています。

現在募集中であるインターンシップの中でも、長期間にわたるものは給料を受け取れるケースが一般的です。

まとめ

インターンシップは学生が実際の仕事を通して、自分の能力を見極めたり、実践力を高めたりする目的で行われる就業体験です。

「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」では、汎用的能力・専門活用型タイプと⾼度専⾨型タイプの2種類をインターンシップと定めています。

汎用的能力・専門活用型インターンシップは学部3年生から、⾼度専⾨型インターンシップは大学院生が対象ですが、中には学部1年生から参加できる募集もあります。

企業の中には、インターンシップ終了後に内定につながるケースや、インターンシップ参加者からのみ早期採用するケースなどがあり、就職活動に有利に働くのも特徴です。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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