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WORK スキルアップ

2025.09.02

【4回の転職を振り返って】アラフォーママのリアル転職記

昨年、40歳を目前にして9年ぶりに転職をした私。なかなか転職を二の足を踏むお年頃ではありますが、そんな気持ちとの向き合い方や私が転職に向けてやったこと、意識していたことなどをご紹介したいと思います。

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転職とは、人生と生活を変えるビッグイベント

先日Domaniの「働くママの仕事論」という記事で転職のことを取り上げていただきました! 大変うれしくありがたいことです。そして記事を読んでくれた多くの友人たちから「転職どうだった?」「エージェントはどこがよかった?」など、相談や職探しにまつわるコメントをたくさんもらいまして。

せっかくですので、この機会に直近の転職を振り返り、私なりにどのように転職を進めていったかをご紹介してみようと思います。

社会人になり早18年。私は結婚したてのときが超激務で、毎月残業時間3桁を超えており…夫よりも会社のおじさまたちと遥かに長い時間をともにしている毎日に、「あれ、私誰と結婚したんだっけ?」と思った事は数知れず(笑)。

「仕事が人生のすべてではないよ」とはいうものの、1日の大半を過ごす「会社」という環境や人間関係に生活が左右される現実ここにあり。そして、転職は自分の収入を上げるチャンスでもあります。だからこそ、正直面倒な転職というライフイベント、真剣に向き合わなけばいけないなと感じています。

まずは職務経歴書と履歴書! ネタ集めに勤しむ

履歴書をPCで作る女性のイメージイラスト
(c)Adobe Stock

転職を始めることになったら、まず取り掛からなければいけないこと、それは書類作成。毎回「もう二度とやりたくない~」と思うのですが、これがないと何も始まらないので、ちょっとした覚悟を持っていつも取り掛かっている気がします。(アラフォーの転職は書類作成を完遂すれば、ほぼほぼTODOが片付くと思っておりますが、その話は後述します。)

私は今回4度目の転職となり、もう前社までの経歴はできているので、現社のことを追加すればOK。一度作ってしまうと過去のことは変わらないので、更新はラクちんです。

職務経歴書のポイントは「数値化」ですが、これがなかなかネタがなく悩みがちなポイント。かくいう私も、売り上げを生み出す部署にいたわけでもないので、毎回この作業に頭を抱えます。ですが自身のしていたことだって、最終的には会社の売り上げに結びついているわけで。ゆえに「XXの業務を遂行した結果、業績(前年比X,X%)アップに貢献」のように、自分がいちばん取り組んでいたこと、力を入れていたことをまずはピックアップしていく意識で経歴書を作っていました。

また、経歴書の時間系列は直近、または現職の仕事内容から過去に遡って記載するスタイルにしています。これは長年、人事畑を歩む友人にアドバイスを貰って取り入れたもの。採用の人は現在あなたが何をしているかをいちばんに知りたいので、経歴書ではそれを最初に持ってくるのが良いのだとか。(あくまで私のおすすめです!)

転職エージェントを使うと大幅効率アップ

今回は初めて「転職エージェント」を使い、これ一択で応募&面接を進めたのですが、とても効率よく進行できたと思っています。

私自身も長年「就活」と聞くと、新卒時代に複数の転職サイトへ登録して応募しまくるイメージが消えなかったものの、アラフォーママの転職にはエージェントを積極的に使うことを心からおすすめしたい。あくまでも私感ですが、圧倒的にタイパがいいと感じました。

面談中の女性二人のイラスト
(c)Adobe Stock

日々時間に追われているDomani世代(40代)なので、自分で求人を探し、志望動機をその会社毎に考え応募する…その時間の確保がそもそも難しいというもの。しかしエージェントを介せば、書類を提出しリクルーターと一度面談すればもうそれでOK! 求人探し~応募まで彼らがやってくれるので、本当にありがたい…。応募の段階で志望動機を考えてください、というケースは、私はありませんでした。そのため、あらかじめ提出している経歴書と履歴書だけで応募は完了。

肝心の求人も、自分では全然探し出せないような企業を紹介してくれるので、やみくもに探すより遥かに効率がいいなと思います。

そしてよく聞かれる、どのエージェントが良いかについて。これはあまり回答になっていないかもしれませんが、いちばんの方法は「人におすすめを聞く」(笑)。特に、同業種や同業界で働く友人がいれば、どこを使ってきたか聞いてみたり…。私は、転職してきたマネージャーにおすすめのエージェントを聞いたりしていました。

ごまんとあるエージェントの中でも、それぞれ得意とする求人分野があるので、自分の求めている求人を多く持っていそうなところを選べたらいいのではと思います。

また、使うエージェントは、複数を同時進行するよりもまず1つに絞ってスタートするのが私はいいと感じました。なぜなら、求人紹介期間は密にエージェントとのやりとりが発生するので、これを複数並行すると逆に時間を取られてしまうから。私自身も、ここならいいだろう! と登録した大手のエージェントが、自分の考えや進め方とあまり合わなかったこともありました。最初は1つでやってみて、ちょっと違うかも?と感じたら、また別のところに登録してみるのがおすすめです。

譲れない条件をあきらめないために

考え事をしているビジネスウーマンのイラスト
(c)Adobe Stock

アラフォーの転職ともなると、もう分野や業種はある程度定まっており、細かい条件や在宅・出社の柔軟さなど、「働き方」を重視する方が多いのではないでしょうか。特に小さい子がいるママだと通勤時間、リモートワークはできるか等、育児家庭との両立ができる働き方は外せない条件になるかと思います(仕事に最初から全力投球できないスタンスにも、やや葛藤しつつ…)。

私も、このあたりは外せない条件として転職活動を進めていき、結果的には自分の希望にほぼ近い働き方ができる仕事にご縁を頂けました。振り返ると〝譲れない条件をあきらめないための心得〟とは、「転職期間を長めにとること」だったのではと感じています。1カ月や2カ月で決めようとは考えず、長期戦を甘んじて受け入れることがコツかな、と。

新しい求人は日々出てきます。経験上、急いだり焦ったりして仕事を決めなければいけない状況だと、「早く内定をとること」が最優先になり、自分の希望条件はあきらめがち。しかし長期戦を最初から踏まえていれば、自分の希望条件に合うような求人もいずれきっと出てくるはずです。(私も3~4カ月かかったような)

そのために経歴書を早めに用意し、ささっとエージェントに登録しておく。結果的にそれが、希望の求人に出合う最短の道かなと思います。

アラフォーの働き方は多種多様!

私的転職のあれこれをお届けしてみました。アラフォーになると起業や出世もあり、仕事の探し方も本当にさまざまですよね。今回お届けした内容はかなりオーソドックスな転職の方法だと思いますが、少しでもご参考になればうれしいです。自分らしく働ける仕事選びをし、働く自分も好きでいたいなと思う今日この頃です。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

菱沼阿弥さんの写真

Domani Labメンバー

菱沼阿弥

新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:@ayapecotrip

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