【目次】
「自分の気持ちを常に形に!」それが大人になったとき息子の糧に
現在9歳になる息子さんを持つ戸田さと美さん。息子さんの教育のためタイへ移住するなど、仕事だけでなく育児にも全力投球! そんな戸田さんですが、息子さんにはあることをいつも実践しているのだとか…?
戸田さん「何事も自分の心と向き合うように促しています。例えば、そのときの気持ちを『形』や『色』で表現させたり、『自分はどうしたいのか? 』ということをきちんと言葉にし、説明させています。そうすることで、大人になってから壁にぶつかったり道に迷ったとき、自分の気持ちに正直に、また良心に従って生きていけるようになるからです」
完璧なママはいない! 時にマイペースだからこそ、うまくいくんです!
戸田さんは仕事も家庭も常に一生懸命で完璧に見えますが、どうやったらそんなにうまくいくものなのでしょうか?
戸田さん「家事は正直、こなし切れていません。夕飯は半分外食ですし、掃除も月1、2回は外にお願いすることも。無理して頑張ったところで、イライラして息子に八つ当たりをしてしまっては本末転倒ですよね」
抜くことのできる家事は抜いて、無理しすぎない! 利用できるものを上手に利用し、自分だけでなく家族のためにも、ストレスを溜め込みすぎない自己管理術を身に付けたいところです。
人に頼ることはダメなことではない! ひとりですべて抱えこまないようにする
最後に、仕事・家事・育児…すべてひとりでこなさなくてはならないシングルマザーでも、楽しみながらこなす方法って、戸田さん、どうすれば良いと思いますか?
戸田さん「『無理をしない。頼るときは頼る! 』これに尽きます! ママだって、たまには飲みに出かけたい時もありますよね? そういうときは親や友人、シッターさんに息子のことをお願いします。
シンマ(シングルマザーの略)は父親役と母親役を兼務し、さらに仕事もしているため、本当にハードワーク。精神的な負担が大きいように思います。だからこそストレスを吐き出す時間を必須項目として設けるようにしています」
周囲に頼らず、パーフェクトなママでいたい…。そんな理想や想いを抱く人も少なくないかもしれません。ですが実際は、ひとりで抱え込まず、周りの協力を得ながら、仕事も家事も育児もおこなうということは、ママにも子供にも決して悪いことではないのだと、戸田さんを取材をしてみると実感しました。シングルマザーやワーキングマザーでなくとも、今まさにさまざまな両立に悩みながらも日々続く終わりなき育児に直面しているママの皆さん、「完璧なママなんていない!」という戸田さんの言葉、心に留めておくといいかもしれませんね。
撮影/戸田さと美 取材/望月琴海
【これまでの記事はこちら】
・戸田さんに1日のタイムスケジュールを伺いました
・働くシングルマザーならではの息子とのコミュニケーション方法って?