Q:先の計画を立てることが苦手です
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:目の前のことに最善をつくすことが最上の幸せ
プランドハプンスタンスという理論があります。「計画された偶発性」とも呼ばれ、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア論です。 これは「幸せなキャリアは、何か計画して逆算していくことで創られるのではなく、意図しなかった偶然の出来事、予期せぬ出来事に対して最善を尽くして対応し、それを積み重ねることで形成される」という理論です。
何となく「こうなりたいな、こんな人生送りたいな」というビジョンやイメージはあるほうがいいですし、それは人生を照らす「北極星」のようなもの。でも、そこに至るまでの計画を緻密に描いたとしても、その通りにいくことはほとんどないでしょう。
なので、先の計画を立てることよりも、北極星は見据えつつ、目の前の出来事に集中してベストを尽くしてみてください。振り返るときっと、素晴らしい人生になっていると思います。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
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