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2019.03.26

カスタードクリームの洪水って幸せすぎません? 生涯愛すと誓った、亀井堂の究極のクリームパン【日本人なら食べておきたい絶品“昭和パン”】

 

パンブームの今、SNS映えを狙った「ビジュアル系パン」や海外発祥の「おしゃれパン」などが続々登場していますが、Domani世代に癒しを与えるノスタルジックな「昭和パン」の魅力を再確認したい! ということで、四六時中パンのことを考えている、パン好きモデル・パン野ゆりさんが厳選した、日本が誇るベスト「昭和パン」をピックアップ。今回は、パンと言うよりスイーツ!? ご褒美に食べたい「亀井堂」の“クリームパン”をご紹介します。

こんにちは。モデルの山野ゆりです、いや、パン好きモデルのパン野ゆりです(ついには名前にまで“パン”を入れました♡)。今まで訪れたベーカリーは数えきれないほど。最近は、年に数回は海外へも足を運び、パンコーディネーターやパンシェルジュという肩書きでパンを独自の視点で分析などしています。そんな私が、5回にわたり「日本人なら食べておきたい絶品〝昭和パン〟」を熱量高めでご紹介! 3回目となる今回は、パティシエが作るスイーツのような“クリームパン”を紹介します。

▶︎【日本人なら食べておきたい絶品〝昭和パン〟】「飲めるパン」と呼びたい♡ 「パオン昭月」の生クリームあんパン

1日400~500個売れる大人気“クリームパン”のルーツは、和菓子屋さんだった!

“クリームパン”と聞いて、まずどんな形を思い浮かべますか? 私は迷わずにグローブ型を想像します!(“クリームパン”界のスター、クリームパンマンもグローブ型ですしね♡笑)。そんなベーシックな“クリームパン”の中でも私が唯一無二と感じているのが、ここ「亀井堂」の“クリームパン”(¥235)です。


▲神楽坂の街でひときわ目立つ♡ エメラルドグリーンの外壁がメルヘンチックな外観。

何が唯一無二かは後々語るとして…、まずは「亀井堂」のルーツから。パンと洋菓子で有名な神楽坂の「亀井堂」ですが、元々は人形焼きと瓦せんべいを販売する和菓子店だったそう(ちなみに今も人形焼きや瓦煎餅の販売はしています)。神戸の老舗和菓子店「亀井堂総本店」の東京店として上野に店舗を構え、約20年前に神楽坂店がオープン。そんな「亀井堂」の人気No.1がこの“クリームパン”! 多い日には1日400~500個が、あっという間に売り切れてしまうそうです(購入は1人5個までという購入制限あり)。

しかも、パン専門のコミュニティーサイト「パンスタ」が、パンマニアが最も注目したパンを年に1度選出しているのですが、「亀井堂」は“クリームパン”部門で2018年に金賞を受賞! パン好きならずとも食べておくべき“クリームパン”なのです。


▲店内にはオーソドックスかつ、魅力的なパンがズラり!

お店でひとつひとつ丁寧に手作りされたパンは、どれもいい意味で凝っていない老若男女に親しまれる定番人気のパンばかり。“クリームパン”のほかに、ジャムパン、あんぱん、食パン、惣菜パンなどが並びます。そんなパンが並ぶ陳列棚の一角には、いつ行っても予約分のパンが入っていると思われる袋が並んでいて、人気の高さを物語っています!

生涯愛すと誓った♡ シンプルを極めた究極の“クリームパン”

パンとカスタードクリームは、シンプルながら最強の組み合わせ! 最近ではベーシックな“クリームパン”にアレンジを加えた“変わり種クリームパン”も多く登場していますが、何度も食べたくなるのはやっぱりオーソドックスな味なのではないでしょうか? “定番を極める”ことが一番難しいことだと思うのですが、「亀井堂」の“クリームパン”はそれを確実に成し遂げております! 

何度か食べた事があると、頭の中でその味を思い出しつつ食べるのですが、何度食べても「こんなに美味しかったっけ?」と、記憶を越えてくれるのがこの “クリームパン”のすごいところ。頻繁に食べるわけではないけれど、ふとした瞬間に「亀井堂」の“クリームパン”が食べたい! と思い出して足を運びたくなる、唯一無二な“クリームパン”。私の人生において愛すべきパンのひとつになっています♡

焼き立てに出合えたら、ぜひイートインスペースで“カスタードクリームの洪水”という幸せの洗礼を受けよう!

「亀井堂」の“クリームパン”と言えば、なんと言ってもずっしりとした重量感が特徴。確かに一般的なサイズよりも少しだけ大きいのですが、初めて持ったときには「重っ!! 」とびっくりしたのを覚えています。それもそのはず、中にはカスタードクリームがみっちり! なんと、焼き立ての“クリームパン”をトングでつまむと、カスタードクリームの重みで生地が破れてしまう…との理由から、専用の黒いヘラで取ることが義務付けられているほどです。もしタイミングがよく、焼きたてが目の前にあったら、迷わず店内のイートインスペースでかぶりつくのがおすすめ。温かさが残るカスタードクリームが、とろんと口の中に溢れる瞬間は至福です♡ 

重量感があるとは言え、焼き立ての“クリームパン”はあっという間にペロリ! 上質な生クリームを混ぜ込んでいるというカスタードクリームは、卵と牛乳の優しい味わいが際立ちます。上品な甘さで飽きがこないのもリピーターが多い理由ではないでしょうか。ちなみにパン生地は割としっかりとした食感ながら薄め。主役のカスタードクリームを決して邪魔しない、ベストな脇役感をまっとうしております。私のこだわりの食べ方はまず、周囲のパンをちぎって中のカスタードクリームをすくいながらいただきます。すると、最後にカスタードクリームが一番たっぷりと入っている部分が残るのですが、こうなるとここからはカスタードクリームの大洪水が始まります♡ “クリームパン”を食べているというより、ほぼカスタードクリームを吸っている状態(笑)。最後に怒涛に押し寄せるカスタードクリームを頬張りフィニッシュすることで、、“クリームパン”をより満喫できる気がするのです! ぜひ、お試しください♪

▲お店の奥には丸テーブルが置かれ、5席ほどのイートインスペースが。

冷めたらぜひフォークとナイフで♪ まるでケーキを食べているような満足感が♡

 
店内には「パティシエが作る洋菓子のようなクリームパン」というコピーが貼ってあります。この洋菓子感をより感じたいなら、冷めてからがいいと私は思っています。冷めると中のクリームがプルンと固まり、まるでプリンのような食感に♡ こうなると、本当にパンというよりはスイーツなんです! 自宅でいただくならそのままかぶりつくのではなく、お皿とカトラリーを用意して、ケーキを食べるときのようにセッティングしてから優雅にいただくのも素敵ではないでしょうか♡ 冷めてから食べる“クリームパン”もまた、焼き立てとは違った魅力がありますよ!


▲有料ですが、箱にも入れてくれるので、お持たせにもおすすめ♪


▲亀のイラストが描かれた紙袋がレトロかわいい♡

“小さなパリ”と呼ばれるほどパン屋がひしめく神楽坂でパン屋巡りはいかが?

「亀井堂」は神楽坂駅の1番出口から約1分、メインストリートから1本入ったところにあります(赤城神社の近くです!)。私は必ずと言っていいほど、神楽坂に来たら数件のパン屋を回って帰ります。というのも、神楽坂は本当に美味しいパン屋さんの宝庫なのです! 有名な「メゾンカイザー」や「PAUL」をはじめ、「パンドフィロゾフ」も外せない名店。まずは“クリームパン”で糖分補給をしてから、お気に入りのパン屋探しに繰り出してみてはいかがでしょうか♪

【DATA】
神楽坂 亀井堂
住所:東京都新宿区神楽坂6-39 亀井堂ビル1F
電話番号:03-3269-0480
営業時間:(平日)8:00~19:00、(土曜)9:30~18:00
定休日:日曜・祝日

構成/中島麻純(スタッフ・オン)

パンコーディネーター/パンシェルジュ/モデル

パン野ゆり(山野ゆり)

トークショーやラジオなどの出演、メディアへのコラム寄稿など、パンコーディネーターとしての活動を広げている。最近では、テキスタイルブランド「gochisou」と日本橋にある「BEAVER BREAD」とコラボレーションしたグッズを発売した他、世田谷パン祭りでワークショップも開催。また、モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CMなどに出演。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案している。自身のインスタグラム@yuri.yamano でもパン情報を更新中!

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