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WOMENワーママ生き方論

2019.11.25

まさか私が!? 自信喪失、不眠もあった 〝親ばなれクライシス〟! 【中林美和の“卒ママ”への道】

17歳でモデルデビュー、結婚、出産を経て、ママモデルの先駆者としても活躍してきた中林美和さん。気がつけば長男、次男は完全に独立。長女と次女は16歳と15歳になり、子育てにも一区切りがつきました。待ちに待った「親ばなれ」を迎え喜んだのも束の間、ワクワク感は喪失感に変わり、ついにはアイデンティティの崩壊へ…。今回は、美和さんが経験した“親ばなれクライシス“についてです。

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「親ばなれ」後の自由な時間は、空っぽな自分と向き合う修行の時間でした。

長男、次男に続き、親の手を離れて自分の世界へ、そして社会へ羽ばたこうとしている娘たち。そして私にもついに!新しいライフスタイルが幕を開けようとしていました。娘たちの親ばなれを実感したころは、「夢にまで見た自由な時間ができる!」、「何をしようかな?どこに行こうかな?」と、自分へのワクワク感でいっぱいでした。

ところが、そんな気分でいられたのも束の間……。

自由になった時間は、久しぶりにじっくりと自分を見つめ、向き合う時間となり、そして見えてきた現実……。

結婚、出産を経て、家事や育児、仕事に目一杯だった私には趣味らしい趣味もない。二の次、三の次になっていた自分へのケアがたたり、40歳を迎えた私の身体にもだいぶガタがきていたし、皮膚という皮膚も重力に抗えなくなってきた。

「私にはこの道しかない。これから先も頑張っていきたい」と思っていたモデルの仕事についても、改めて考える機会になりました。母親になってからは“ママモデル“としての活動も多く、同じ立場である読者の方たちと共感し合いながら仕事ができることが嬉しかった。でも、「子どもの年齢が大きい私には、もう“ママモデル”としての説得力がないんじゃないか?」と思うようになり、「じゃあ、次は何を表現できる?」、「そもそもここから先もモデルを続けたい?」と考えるように。20年以上のキャリアを重ねてきたモデル業にすら、手ごたえややりがいを感じられない事態。

自信喪失。落ち込み。不眠!! “親ばなれクライシス”に陥ったワケ。

「忙しい忙しい!大変だ大変だ!」と育児を中心に考えてきた時間があまりにも当たり前になっていて、それがなくなったときの想像をはるかに超えた空虚感。さらに、なにかのスキルが身についたわけでもない。チャレンジしてみたいことがあるわけでもないし、なにかへの準備をしていたわけでもない。

「えっと……私はこの先になにがしたかったんだろう……?」。鏡に映る私は間違いなく年齢を重ねているのに、中身はまるで空っぽ。とたんに焦りと不安が押し寄せました。

なんとなく始めたヨガや運動、久しぶりに味わう友達との時間、仕事、そのどれもがそれなりに楽しかったし、考える時間だって、自分磨きに費やせる時間だって、以前にくらべればだいぶ増えた。それなのに。不安や焦りをぬぐい去ることも、自信のなさを回復することもできない。

思考は常にネガディブ。これからの人生や自分がやるべきことなど、考えれば考えるほど辛くなってしまい、眠れない夜が続きました。そうなると悪循環。負のスパイラル。眠れない→寝不足→肌荒れ、冷え、疲れやすい→思考力、判断力の低下→自信喪失→眠れない……。

親ばなれをきっかけに、まさか自分がこんな精神状態になるなんて夢にも思っていませんでした。

「老後どうする?」ではなく、「育児後どうする?」

中林美和 娘

いま思えば、老後のビジョンや夢を友達と語り合うことはあっても、そこまでの過程について、具体的に語ることはまるでなかった。

親ばなれの兆しが見えていた時期に、「育児期を終えたらどうする?」と自分に問いかけておくべきだった。理想の未来を思い描き、そこにたどり着くための具体的なプロセスを考えておけばよかったんだなぁ……。完全なる準備不足でした。

子どもはどんどん成長し、やがて自分から羽ばたいてしまう。嬉しくて誇らしい限りだけど、そのスピードは想像しているよりも遥かに早かった。そしてそれと同じスピードで、親も“子ばなれ”をしなければならないのです。

私のように、ある日突然、子どもたちの親ばなれに気づき、空虚感に襲われないためにも、「育児期を終えたあと」であるセカンドシーズンを意識することは大切だと実感しています。

幸い、いま私は新しい夢を見つけ、生きがいを見つけ、新しいシーズンを楽しめるようになりました。やっとやっとね! だからもちろん、たとえ“親ばなれクライシス”を準備不足で経験したとしても大丈夫。もがいた先になにかを見つけることができるはず。

でも、漠然としか考えていなかった私が味わった喪失感や孤独、不安を、ひとりでも多くのママが感じませんように。キラキラと前向きにセカンドシーズンを迎えられますように。この連載を通して、育児中のママたちを応援できたらなと思っています!

構成/高田あさこ

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