ストックしておくと便利な「鮭たらこ」でつくるそぼろ丼
働いているお母さんは「お子さんのお迎え→夕飯→お風呂→就寝」をどれだけ早くスムーズに進めるかが勝負。私も、娘が小さかったとき、仕事をなんとか終わらせ保育園のお迎えをし、そこから夕飯づくりというのが本当にバタバタでした。夕飯はできるだけ時短でつくりたい。でも少しでもおいしいものを食べさせたいし、自分も食べたい。そんな思いから施行錯誤し「丼もの」が便利だと確信。最悪の場合、ごはんを炊飯器の高速モードで炊き、炊いている間に、ごはんの上にのせるものを作ることができるし、おかずをいろいろ用意するごはんよりも、洗いものが少なめなのも利点。
そこで今回は我が家の時短レシピ「丼もの」を紹介したいと思います。メニューはつくりおきしておくと便利な「鮭たらこ」のそぼろ丼です。
「鮭たらこ」は我が家のストックアイテムなのですが、市販の鮭フレークとたらこ、少量のおしょうゆで簡単につくれる半生なふりかけのようなもの。必要な材料は市販の鮭フレークとたらこ。
つくり方ですが、フライパンに市販の鮭フレークとほぐしたたらこを炒めあわせます。鮭とたらこの塩味で十分なので味付けは不要ですが、味見をして足りなければしょうゆ少量を足してください。これだけでストック用「鮭たらこ」が完成です。
つくる量はお好みなのですが、我が家は鮭フレーク1瓶とたらこ2腹でつくることが多いです。
瓶にいれて冷蔵庫で保存します。私は日曜夜に作って大体5日以内くらいに使い切っています。賞味期限は、たらこの賞味期限を参考にしてください。これを使ってできるメニューが「鮭たらこのそぼろ丼」です。
卵に「鮭たらこ」をまぜて、フライパンで炒り卵をつくります。
「鮭たらこ」に塩味がついているので味付けは不要ですが、お好みでしょうゆを足しても。ごはんの上にのせれば、完成!
鮭とたらこの塩味が卵と相性抜群で絶品。娘もこの味が大好きで今もお弁当に入れてもっていくことも多いメニューです。夕飯で出すときは簡単なスープなどを添えています。この「鮭たらこ」、あたたかいごはんに混ぜておにぎりにしてもとてもおいしいのでおすすめ。また、お弁当の白いごはんの上にふりかけのようにのせても、とても華やかなお弁当になりますよ。
これは娘を出産する前からつくっているレシピなのですが、その頃は鮭を買ってきて焼いて皮をとってほぐし、たらこと炒めて「鮭たらこ」をつくっていました。娘が産まれてからは骨を取り除くのにより神経を使わないといけなくなりましたが、「鮭フレークを使おう!」と思いつき、さらなる時短につながりました。(もちろん鮭フレークにも小さな骨が入っているときもあるので、そこはご注意ください。)
娘が小さいとき、仕事が忙しいなかでの完全なワンオペ育児だったのでいつも疲れ果てていました。そんな中でももっと十分に料理、家事がしたいと思う気持ちがあり、葛藤から自分を責めてしまうことが多々あったのですが、この時短レシピは、そんな気持ちを少し楽にしてくれた思い出いっぱいのメニュー。日々忙しいママたちの力になれれば嬉しいです。
次回は、フライドチキンを使って簡単につくれる「フライドチキン親子丼」をご紹介します!
Domanist
杉山迪子
1児(女児)の母。病理医、乳腺外科医として働く女医。仕事と育児はもちろん、ファッション、人柄もバランス感覚を大切にしている。趣味は娘と旅行に行くこと。おいしい肉と日本酒が大好き。
IG:https://www.instagram.com/michiko_612/