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「白髪」は30代〜50代までの髪の悩み第1位
ヘンケルビューティーケアが、全国の35歳~54歳の一般女性400名を対象に行った白髪に関する調査によると、髪の毛について悩んでいること圧倒的第1位が「白髪」だという結果に!
「白髪の増加」は30代、40代、50代、すべての年代でもっとも高い割合となりました。
そもそもなぜ生える? 白髪の「原因」を知ろう
メラニン細胞機能が衰退すると白髪があらわれる
白髪はなぜあらわれるのでしょうか? ラ・カスタ オフィシャルヘッドセラピストの細川ひろ子さんによると、黒髪を保つためのメラニン細胞機能が衰退した結果として、白髪があらわれることがわかっているのだそうです。
ではなぜ、メラニン細胞機能が衰退してしまうのでしょうか?
遺伝や血行不良が大きな原因
毛髪診断士の秋葉智絵さんによると、白髪についてはまだ医学的に解明できていない部分もあるそうですが、血行不良や遺伝が大きな原因なのだそう。
頭皮が硬くなり血行不良に陥ると、髪を黒くするメラニン色素を作り出すメラノサイトの働きが低下。これにより白髪が生えやすくなってしまうのだとか。
紫外線が白髪の原因になることも
美容室「“THE GARDEN”TOKYO」のシニアスタイリスト西山真由美さんによると、紫外線も白髪の原因になり得ると言います。
年齢とともにバリア機能が弱くなるため、髪や頭皮の紫外線対策は非常に大切なのだとか。紫外線は白髪だけでなく薄毛やパサつきの原因にもつながるそう。
お出かけ前にスプレータイプの日焼け止めで頭皮や髪を守ることも、立派な白髪ケアと言えますね。
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プロ直伝! 自宅でできる白髪に効果的な「ケア」
正しいシャンプー方法で健やかな地肌を保つ
頭皮や髪のトラブル対策として、正しいシャンプー方法を身につけることが近道です。毎日行うからこそしっかり見直して、白髪予防に努めましょう。細川ひろ子さんに、その手順を伺いました。
まずはしっかり予洗い。少し長いかな? と感じるくらい髪全体をたっぷり濡らしておきます。これにより髪と頭皮に付着した皮脂・汚れが落ちて、シャンプーが泡立ちやすくなるのだそう。
シャンプー剤はすぐに頭皮につけるのではなく、手のひらで少し泡立てます。
予洗いの水分と空気をしっかり含ませながらモコモコの泡を作っていきます。まずは頭頂部から。その後下から上へ。十分に泡だったら毛先も泡立てましょう。指の腹で頭皮を揉むようにして洗うことも意識します。
しっかり洗ったら、泡で汚れを吸着させるため1〜2分ほどパックします。最後は地肌と髪のぬめりがなくなるまで、しっかりとすすぎましょう。
頭皮マッサージを1日の終わりの習慣に!
優秀なヘアケア商品を使っても、頭皮が凝り固まって血行不良を起こしていたら髪に栄養が行き届きません。そこでシャンプーとは別で、血行を促進させる頭皮マッサージも定期的に行ってみましょう。
エイジングデザイナー村木宏衣さんに、白髪や薄毛に効果的な頭皮マッサージ方法を教えてもらいました。
まずは両耳を手のひらで覆います。筋肉ごと後ろに動かすつもりで外側に向け10回ほど回します。指の腹を当て、生え際から後頭部へとジグザグに細かく動かして。10秒ほどかけながらこれを2〜3回繰り返します。
次に人差し指で耳の上を横へ10秒ほど優しくさすります。さらに耳まわりの筋肉の緊張をほぐすようにして、耳の手前を10秒ほど縦にさすりましょう。その後、耳の後ろを耳ラインに沿って10秒スライドします。
最後はこぶしの平らな面を側頭部に当て、小さく動かします。ハチ部分に当てたら気持ちいいと感じる圧で、ピンクの点の位置を1か所10秒くらいかけて小刻みに刺激していきましょう。これを2回繰り返します。