日本企業の現実に落胆…からの、香港でのハッピー子育て【ワーママの転職/ななみさんの場合・前編】 | Domani

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LIFESTYLE美しい女性には美しい物語がある。

2020.03.16

脱!日本企業〜共働きママにストレスのない香港へ【ワーママの転職/ななみさんの場合・前編】

ワーママになってから転職・独立を実践した実例を紹介するシリーズ。今回は香港暮らしと出産をきっかけに、働き方を見直した、ななみさんのケース。(前編)

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
Tags:

会社を辞める理由を探していたとき、夫の香港赴任が決まった

●PROFILE
ななみさん・36歳・東京都板橋区在住
金融関連会社勤務
子ども/6歳(男)・1歳(男)

●キャリア遍歴
・23歳/金融機関に就職。
・27歳/結婚。
・28歳/退社。夫の赴任に伴って香港滞在。現地の金融業で勤務。
・29歳/第一子妊娠を機に退社。
・30歳/香港で第一子出産。
・32歳/日本に帰国。別の金融関連に再就職。
・35歳/第二子出産。

就職したけれど「思ったのとずいぶん違う!?」

ずっと勉強も頑張ってきて、海外留学も経験してきた私は、使命感にあふれて就職活動にのぞんできました。面接では「日本と世界のためになる仕事をしたい!」と目をキラキラさせながら。就職した先に親は大満足だったし、私も「活躍の場は海外かしら…」なんて思っていたら。

配属された部署は、イメージとは大きくかけ離れていました。

飲み会は宴会芸のオンパレード、上司の書類チェックも本質じゃない重箱の隅をつつくばかり。その上、営業からミドルオフィス、そしてフロントに、と目まぐるしく異動が続き、完全に「何がやりたいかわからない」状態に陥りました。終電で帰る毎日にも疲れがたまります。かといって、せっかく親も喜ぶ就職をしたからには簡単に辞められない。転職するにも、「今のところより下の条件はムリ」なんて余計なプライドも出てくる…。

こんな負の状態から抜け出るきっかけは、意外なことでした。

別の金融機関に勤める夫の香港赴任が決まったのです。もちろん、夫婦そろっての駐在が前提です。辞める理由ができて、「よっしゃー!」と心の中でガッツポーズ。親の反対はあったけれど、それも振り切って、夫について香港へ。28歳のときでした。

香港ではメイドによる育児があたりまえ

香港行きに心が踊ったのは、就職した会社を辞められるという理由だけではありません。もともと夢だった「海外で働く」ということを、ようやく実現できると思ったから。香港では、駐在員の配偶者であっても、働くことができるのが特徴です。そこで、現地の金融関連の会社に転職。すぐに決まったのも、5年間の日本での勤務経験があってこそ。大変だったけど、ムダではなかったようです。

そして香港での労働環境は、日本とは全く違います。残業はほとんどなくて、それぞれが個人でフレキシブルに働いている。そんな環境はとても快適でしたが、現地で働き始めて1年後に妊娠。初めての育児は自分でやりたい完璧主義の自分が顔を出して、仕事を辞めることにしました。

初めての海外生活で初めての出産。それでも、医療のサポート体制はしっかりしているし無痛分娩も盛んなこともあって、まったく不安はありませんでした。妊娠中でも、産後の子連れ外出でも、電車に乗れば「ここに座って!」とみんなが席を譲ってくれるし、子どもをあやしてくれる。レストランでも赤ちゃんは、「抱っこさせて」「かわいい~」とちょっとした人気者。そんな快適さもあって、香港に住む日本人の友人たちと子ども連れで出かけるのが楽しい毎日でした。今すぐ働かなくてもいいし、生活を楽しみながら先のことをゆっくり考えよう。そんな気持ちでした。

実は、共働き夫婦があたりまえの香港では、育児のためにメイドさんを住み込みで雇うこともあたりまえ。メイドさん頼りで、女性が料理も家事もしないのは珍しくないのです。ただ、日本で育ち、暮らしてきた私にとっては、そこまで完全に任せきるのは抵抗がありました。それもあって再就職は先送りにして、香港生活と育児を楽しむことに。メイドに預けている現地の人からしたら、「日本人は赤ちゃんとずっと一緒にいる上に家事まで完璧にやって、大変じゃないの?」と思うらしいですけれど(笑)。(後編に続く)

写真/Shutterstock.com

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』発売中! ほかに書籍『今の私は』(後藤真希・著)、Oggi誌面インタビュー連載「この人に今、これが聞きたい!」「お金に困らない女になる!」などなど。

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