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LIFESTYLE 夫婦

2020.03.25

31歳からレス。不倫願望のある美人妻の言い分『あなたはどう思いますか?』

 

美人だというプライドが邪魔して不倫に踏み込めない…。『不倫女子のリアル』(小学館新書)などの著書がある沢木文が、東京で働く女性の恋愛事情をレポート。甘い禁断の果実に潜むリスク…あなたはどう思いますか?

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女子高育ちで、男性に免疫がないのが原因なのか?

お話を伺ったのは…

田中朋美さん(仮名・39歳)。東京都渋谷区区出身・有名私立大学法学部卒業、外資系金融関連会社勤務(年収500万円)。5歳年上の夫(会社経営・年収不明)と結婚8年。実家近くの低層マンションに住む。子どもは8歳の女子で名門私立小学校に通う。身長167cm、きりりとした美人で、年下からも慕われることが多い。

小学生から女子高育ち

朋美さんは子どもが4歳になったあたりから、他の男性との恋愛に興味を持つようになったという。

「会社も社内恋愛リテラシーはかなりゆるい。オフィスでコトに及ぶツワモノもいるという文化がなぜかあるんです。それなのに、私には誰からも声がかからなかった。男性の性の対象にされると腹が立つけれど、完全にスルーされると『えっ!? なんで?』と思いますよ」

朋美さんは、美人なのにモテない人生だったという。

「小学校から女子高で、男性といったら父親と親戚くらいしか知らなかった。私は大学を外部受験したので初めて男性に接したのが、18歳のときだったんですよ。大学一年生の男って、ギャーギャー騒ぐし、下品だし、最初は珍獣でも見るように接していました。寄せ付けないオーラをバンバン発していたので、『キレイなコだけどこのコはない、とみんな言ってたよ』と、男友達には言われます」

大学3年生での遅い初体験は官僚と

初めての彼ができたのは、大学3年のとき。3歳年上の大学の先輩で、官僚だった。

「向こうからアプローチしてきて、恋愛関係になりました。でも交際は半年しか続かなかった。理由は、私がめちゃくちゃ束縛したからだと言われました。できるだけ一緒に過ごしてほしかったし、どんなことよりも最優先してほしかった。その根底には『私のような美人と付き合っているんだから大切にしなさいよ』という気持ちがあったんだと今では思います」

結婚までに6人交際。全員に「重い」とフラれた

朋美さんが結婚したのは、31歳のとき。21歳の初体験から10年間で6人交際した後だった。

「向こうから告白してきたくせに、『もう、重いんだよ』と言われて別れられる。そのたびに傷ついて、仕事に打ち込んで結果を残してきた。夫とは、お互いワンナイトのつもりだったんですよ。それなのに、娘を授かってしまい、あたふたと結婚式をして、前の会社を辞めて、専業主婦になって、出産して、保育園に入れながら受験して、合格してキャリア復帰。そんな感じで過ごしていたら、あっという間に35歳になっていたんです」

夫とは新婚旅行以来レスだ。

「夫とは相性が良かったんはずなんです。連日のように彼のマンションに行っていました。あれは今でも覚えているのですが、入籍したその夜に『今日から家族なんだよね。この中に赤ちゃんがいるんだよね』と彼が言ったっきり、デキなくなったんです」

朋美さんは「プライドがあるから自分からは絶対にいかない」と言う。

「育児で慌ただしい時期はそれでもよかったのですが、31歳から男女関係がないというのは、ヤバいですよね。『このまま、一生しないまま、死んでいくの?』と焦りと絶望を抱えるようになったのが、私が35歳の頃。その時に、周囲の友達がチラホラ不倫をしはじめたんです」

共学育ちは不倫に強いのか?

一番心に残っているのは、親友が、35歳のときにモテ期が到来し「女性として開花」したこと。

「彼女は2人の子どもがいるんです。鼻下、指、腕に産毛が生えていて、女であることを忘れている。さらに、ニットに食べこぼしがついているような。私が男なら絶対にいかない。でも、会社の上司を皮切りに、彼女が好きだったギタリスト、イケメンの外国人と不倫している。なんでできるのかと疑問に思ったら『そんなの”隙”を作れば、男なんていくらでも来るわよ』と笑っているんです。でも、我が事として考えると、男性から密接にされることに拒否感があるんですよ」

そのことを伝えると、「朋美は女子高育ちだから、男に免疫がないのよ」と言われた。

潔癖で臆病だから不倫ができない

「私の方がキレイなのに、男性から誘われない。なんで?と。それは、恋愛に対して潔癖で臆病だからだと思いました。行為はしたいのに、誘われると相手を不気味に思ってしまう。それにきっと男女関係になると『私のことを一番に大切にしなさいよ』と束縛してしまう自分も怖い」

したいのにデキないというジレンマを抱えていると、職場の同僚や家族にツンツン接してしまうという。

「私は『美人の土俵』を降りられないんだと思います。他の人と比べても、容姿も整っていてそれなりに地位もある男性と恋愛したいし、そういう人から大切に扱ってほしい。不倫のチャンスはあるけれど、手を伸ばせないんですよね」

不倫にも「才能」というものがあるのかもしれない。朋美さんは、進むも地獄、その場にとどまるのも地獄……と考えているようだが、本質的な幸せとは、「目の前にある」という考え方もまたあるのだ。

写真/(C)Shutterstock.com

Writer&Editor

沢木 文

1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。お金、恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。



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