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LIFE STYLEいい女マナー系

2017.12.24

売れっ子脚本家が描く「自分の人生のシナリオ」とは!?【スッキリ40代に聞く、モヤモヤ30代の切り抜け方】

キャリアを重ねて仕事も面白い、けれど一方では女性としてのライフイベントを考えなくてはならない…そんな悩みのまっただ中にいるDomani世代。少しだけ先を行く40代の先輩たちのリアルな経験談を通じて、モヤモヤを切り抜けるヒントを探してみて。

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だれしも経験するモヤモヤ30代を経て、40代の今はスッキリ。そんな、少しだけ先を行く先輩たちの体験談を聞きました。

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感情的なモヤモヤって一生つきまとう。
でも、40代になると、「受け入れ、受けとめ、受け流すこと」が、できるようになりました

仕事に結婚に出産…同時にいくつものことに、もがき続けた30代

「花より男子」「大奥」…一度は目にしたことがあるテレビドラマや映画の脚本家として、幅広く活躍する高橋さん。30代で仕事が軌道に乗った一方、2度の出産を経て、子育てと仕事の両立に戸惑ったという。

「やり直せるなら、30代をやり直したいと思うんですよ。無我夢中だった20代に比べて、自分のこともわかっているし、世の中のこと、仕事のことがわかってくる。自分はこうしたいけど、技術が追いつかない、あるいは周りの意見がそうじゃないということもたくさんありました。仕事の面では、そういう点ですごくモヤモヤしていました。目の前にあることを一生懸命やっているだけで、この先自分はどこに向かっていくんだろう、という不安。気がつくといつも考えごとをしていた30代でしたね」

仕事では、さまざまな不安がつきまとっていた一方、結婚や出産には迷いはなかったという。「私は、昔から家庭がものすごく欲しかったんです。なので、結婚も出産もすると決めていました。でも、どういうふうに仕事と結婚生活をやりくりしていくかというのは、難しかったです。やりくりのシナリオを自分で書いたくらい(笑)。働きながら子育てしている先輩たちに話を聞いて学ぶこともありました」

30歳で結婚し、32歳で第一子を出産する。「息子をおんぶしながら締め切りに追われてパソコンに向かっている写真が、何枚も残っているんですよ。初めての出産で、初めての子育てだから何もわからず、予測もつかない。でも、ひとり目を経験したおかげで、ふたり目はとてもラクでした。41歳で第2子となる娘を産みましたが、そのときは、〝この期間はほかの人に執筆を代わってもらわないと〞とか、〝この辺なら落ち着いているだろうから、仕事を受けても大丈夫〞、みたいなことを細かく決めていきました。そう思うと、知恵がついた分、年を重ねたことが私をラクにしてくれたな、と感じます。娘は計画出産で、何月何日の何時に産むって決めて、仕事も一緒にスケジューリングしたくらいです」

100%はないとわかった今、視界はクリアになった

常に複数の執筆を抱えながら、ふたりの子供を育てる高橋さん。仕事と子育ての両立に上手な方法はあるのだろうか。「子供と一緒にいたい、でも仕事はやらなきゃいけないし、やりたい。両方を取ると選択した時点で、そこのジレンマは一生解消できないんじゃないかな、と思っています。だから、解消できないなりに、少しでも軽減する方法を探していく。自分が忙しすぎるときは、子供にも〝仕事〞をもってもらったりして。たとえば、粘土、プリザーブドフラワー、部屋の片付けといった仕事を。ママがお仕事している間にコレをやってね、と。

どんなに経験を積んでいても、思ったことが計画どおり、時間どおりに仕上がるわけじゃないですよね。仕事と子育ての両立は100%いつも完璧なんてありえない。それでも、30代でもがいて、できることとできないことがわかったからこそ、不可能な中で、可能に近づけるにはどうしたらいいか、前向きに考えられるようになったことが、ずいぶんと自分の視界を広げてくれていると感じています。

子供に対してごめんね、とか、一緒にいたい、とか感情的なモヤモヤはずっと消えないと思います。それでも、仕事を頑張りたい、子供が好き、そういう原点の気持ちを大切に、身近な目標をコツコツ達成すれば、自分の引き出しに何かが埋まっていく。不安からくるモヤモヤは、受け入れ、ときに受け流し、日々コツコツ頑張ることで気づかないうちに少しずつ晴れていったように、私は感じています」

脚本家・小説家

高橋ナツコさん

たかはし・なつこ/1969年生まれ。美大を中退後、NHKでのアルバイトを経て脚本家に。20代でバラエティの構成作家として多くの番組を担当。現在は多数のドラマ・アニメの脚本を執筆し活躍中。

Domani12月号 スッキリ40代に聞く!モヤモヤ30代の〝切り抜け方〟より本誌構成時スタッフ:撮影/中田陽子(MAETICCO) 構成/佐藤久美子、山梨智子(本誌)

 


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