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LIFESTYLEいい女マナー系

2018.01.02

「病気を経験して気づいた、もっと自分に優しく生きること」【スッキリ40代に聞く、モヤモヤ30代の切り抜け方】

キャリアを重ねて仕事も面白い、けれど一方では女性としてのライフイベントを考えなくてはならない…そんな悩みのまっただ中にいるDomani世代。少しだけ先を行く40代の先輩たちのリアルな経験談を通じて、モヤモヤを切り抜けるヒントを探してみて。

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だれしも経験するモヤモヤ30代を経て、40代の今はスッキリ。そんな、少しだけ先を行く先輩たちの体験談を聞きました。

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大きな病気を経験してはじめて、自分優先でいいんだ、って気づかされたんです。自分に優しくたっていいじゃない!

思いもかけない病気に目の前が真っ暗闇に

現在、アパレルショップで商品管理などを一括して担っている椎名さん。ヘルシーな笑顔からは想像できないが、この6年は大きな病気との戦いの日々だったという。「専業主婦の期間が長く、30代前半までは家族や子供のことが第一でした。自分の体なんて、顧みたことがなかったんです。ところが、仕事に復帰したあとの定期検診で、子宮頸がんと宣告されて…。38歳のときでした」

検診の結果には、〝要精密検査〞の文字があった。すぐに病院に向かったという。「病院で先生に、〝私、がんなんですか?〞と聞いたら〝そうです〞とはっきり言われて。当時の私は、がん=死んじゃう、と思っていました。先生からは、〝でも、あなたはラッキーなんですよ、今の段階で見つかったんだから〞、なんて言われましたが、当時の私には受け止められませんでした。涙が止まらなかったです」

検査の結果、すぐに大きな病院へ転院、手術が決まる。「ⅢBというステージでした。悪いから、入院して手術し、すぐに摘出を、と言われたのですが、そのときの私が考えたのは、〝えっ! 仕事休まないといけない!〞ということ。今思えば、すぐに休むべきと思いますが、ちょうど仕事に復帰して面白くなってきた時期だったので、苦しかったです。また、自分でもネットなどで病気について調べてみたのですが、調べるほどに怖いことしか出てこなくて…。娘の授業参観に出ても、もしかしたら今回が最後かも…と絶望していました。そのときの不安を表す、具体的な言葉は今もはっきりとは見つかりません」

3週間、仕事を休んで手術、入院。その後も、通院と治療、検査の日々が今も続いている。「最初のうちは、毎週通院。その後も2週間に1回、毎回検査をしては、1週間後に結果を聞きに行っていました。その1週間も苦しくて、〝もっと悪くなっていたらどうしよう〞〝どこかに転移していたら〞なんて、マイナスのことばかり考えて。でも、検査と治療のおかげで、年を経るごとに通院の間隔はあくようになりました。1か月おき、3か月おき…そしてようやく、今年の5月に半年に1回にまでになりました」

闘病中の心の支えはボランティアでの経験

6年間にわたって闘病生活を続けてきた椎名さん。ときに絶望しながらも、そのメンタルを支えたものはなんだったのか。「家族や周りの人の支えはもちろんですが、私はボランティアでの経験が励みになりました。約20年前からフラを習っているのですが、病気をする前から、ご年配の方の施設などに踊りに行っていて。それを、病気のあとに、さらに積極的にしてみよう、と思うようになりました。実際に行ってみると、自分がしたことで表情が暗かった人たちに笑顔が戻ってきて…。そんな様子を見て、仕事以外で、自分が社会の役に立っていると感じられたことがよかったです。ただの趣味としてはじめたフラが、私の心も体も、支えてくれたなと思っています」

病気の治療、そして復帰を通じて、今感じていることとは?「あたりまえですけど、自分の体とちゃんと向き合っていたらよかったな、と思います。でも、病気をしたことで、自分に合った健康管理を理解できたことは財産ですね。それから、自分を大事にすること。自分にいちばん優しくたっていいと思うんです。つらいときはつらいって言っていいし、逆ギレもしていい。ずっといい人でなんていられないから…。病気になるまで、自分を置き去りにしてきた分、これからはもっと自分に優しく生きていきたいと思います」

アパレル勤務

椎名明美さん

しいな・あけみ/1973年生まれ。金融関係に就職後、22歳で結婚、25歳で出産し、一児の母に。13年間の専業主婦期間を経て、35歳で仕事に復帰。趣味のフラダンスは20年継続中。

 

Domani12月号 スッキリ40代に聞く!モヤモヤ30代の〝切り抜け方〟より
本誌構成時スタッフ:撮影/中田陽子(MAETICCO) 構成/佐藤久美子、山梨智子(本誌)

 


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