やや重いためサイズ選びに注意
ステンレスは軽量フライパンに比べると、重さがあります。構造によって変わりますが、24~26cmのものは、1~1.5kg程度です。必要以上に大きなサイズを選ばず、適度なサイズ感を目指しましょう。一般的に、24〜26cmで2〜3人前の料理が作れます。28cm以上の大型は3〜4人以上のファミリー向けで、20cm程度のものは少量のおかずを作るときに適したサイズです。
軽量フライパンに慣れている場合、1kgを超えてくると重く感じやすくなります。しかし、アルミと組み合わせたものなどで軽量化されていれば1kg程度に重さが抑えられ、使いやすいはずです。重さだけでなく、フタの有無やオーブン調理に使えるかなど、ライフスタイルに合うものを選びましょう。
どんな料理に向いているの?
どの材質のものでも、すべてに対応できる万能なフライパンというわけではありません。それぞれに向き不向きがあります。油を引かずに使えるステンレスフライパンは、どのような料理に向いているのか知っておきましょう。
ステーキやハンバーグなどが得意
ステンレスのフライパンは、慣れてくると油を引かずに調理もできます。肉料理は食材自体に油が含まれ、比較的こびりつきにくいのが特徴です。ステーキやハンバーグなど、肉を焼く料理にステンレスフライパンを使うと油をほとんど使わなくても料理ができます。ヘルシーな料理を作りたい人にぴったりです。コーティングがないステンレス素材であるからこそ、できるだけこびりつきにくい食材の調理に利用しましょう。一度温まると冷めにくいステンレスの性質によって、じっくり肉に火が通るのも魅力。そのほか、油を使わなくてもくっつきにくい野菜なども調理しやすい食材です。
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焼きそば、チャーハンはちょっと苦手
粘り気がある炭水化物は、こびりつきやすい食材です。コーティングのないステンレスフライパンを使うと、油を引いてもくっつきやすく、こびりつきの原因になってしまいます。特に焼きそばやチャーハンなど、炭水化物を炒めて混ぜる料理はやや不得意なジャンル。ご飯や麺、餃子など皮付きの料理を作る場合はコーティングのあるフライパンを使うと安心です。いくつかのフライパンを使い分けることで、よりステンレスフライパンを長持ちさせることができます。
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IHにも対応する万能タイプおすすめ3選
ステンレスフライパンを導入するなら、自宅の機器に対応するものを選びましょう。IH対応のアイテムを選べば、引っ越しなどで生活環境が変わっても使い続けられます。特に人気の高い、定番アイテムを紹介します。
宮崎製材所「ジオ・プロダクト ソテーパン 21cm」
外側と内側はステンレス、間にアルミニウムとアルミニウム合金を挟み込んだ7層構造のフライパンです。やや深めの形状で、炒めて煮る料理に適しています。重量は約1.5kg、本体にしっかり密着するフタ付きで、無水調理や余熱料理との相性抜群。使いやすいサイズの21cmで、取っ手もステンレスです。1品料理を作るときやオーブン調理などに向いています。
商品名:宮崎製材所「ジオ・プロダクト ソテーパン 21cm」
フィスラー「プロコレクション フライパン 24cm」
ドイツの調理器具ブランドフィスラーから販売されている「プロコレクション」。内側に水の量を測る目盛りがついていたり、ソースなどを器に盛るときに液垂れしにくい設計で、使いやすさにこだわりのあるフライパンです。取っ手もステンレスですが、調理中に熱くなりにくいよう2段階に分けて溶接しており、ちょっとした料理ならそのまま作業が可能。長時間炒める際など、状況によっては鍋つかみを用意しましょう。24cmタイプは手頃な大きさで、2人前程度の調理に最適です。
商品名:フィスラー「プロコレクション フライパン 24cm」
ビタクラフト「オレゴン フライパン 25.5cm」
「ビタクラフト」のフライパンは、品質と実績の自信から、10年間の長期保証がついています。ステンレスにアルミニウム・アルミニウム合金を挟んだ5層構造。フタが密着する仕様で、少量の水で調理する無水調理にも対応しています。側面にまで熱が伝わりやすい多層構造のフライパンは、肉・魚を無油調理できるだけでなく、具材をゆでたり煮たりするのにも最適。フライパンのフチは折り返し部分が少なく、お手入れのときにさっと洗える手軽さも魅力的です。
商品名:ビタクラフト「オレゴン フライパン 25.5cm」
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