ルルレモンの社会貢献プログラムが受付開始
カナダ・バンクーバー発の高機能アスレティックウェアブランド【lululemon(ルルレモン)】。ルルレモンは1998年にバンクーバーで設立され、ヨガをテーマにスタート、現在はランニングやトレーニングなど汗をかく活動のための画期的な製品をデザイン、北米を中心に約500店舗を展開。
ウェルビーイング、ヘルスコンシャスというライフスタイルのトレンドを形成したブランドの一つで、アスレジャー(アスレチック+レジャー)という造語も、2000年初頭にルルレモンが発信したスタイルが原点といわれています。
世界的にコロナの影響を受ける環境の中、心身ともに健康であることが改めて重要視される昨今の情勢下、同社の株価はコロナ前の30%増、時価総額は約4兆円にまで成長している企業です。
そんなルルレモンが行なっている社会貢献プログラム「Here to Be」を知っていますか?
「Here to Be」は、運動とマインドフルネスを必要とする人が、実践に参加できるようにするために創設されたプログラム。体を動かすこと、マインドフルネスなどを通して、ウェルネスにおける不公平を解消することを目指しています。
現在「Here to Be」では、公式サイトにて助成金申請を受付中。対象となる組織の日々の活動を、教育者への報酬、プログラム評価、必需備品、活動場所などの面で支援する制度です。「体を動かすこと」と「マインドフルネス」へのアクセスを、着実かつ持続可能な形で有意義に生み出している非営利組織の活動に対して、資金が提供されます。
Here to Be の取り組み
lululemonは、体を動かすこととマインドフルネスの治癒力を大切にして活動する組織や、公民権や人権を擁護する組織とパートナーシップを結んでおり、以下のような支援を行っています。
・資金提供:申請制の助成金、招待制の助成金、プロダクトの寄付
・つながり:リソースの共有、学習の機会、コミュニティ構築
・強化・拡散:全プラットフォームを使った社内・社外向けのストーリーテリング
また、以下のコミュニティを支援するグローバル、国、地域レベルの組織と協力しています。
・人種・民族的アイデンティティ、LGBTQ+、およびハンディキャップのために制度上の不公平
に直面している人々
・若い世代人道的支援および災害救援に携わる人々
2020 年 Here to Be 助成金
「体を動かすこととマインドフルネスへのアクセス確保のためのコアプログラミング」
・申請受付開始:2020年8月20日
・申請受付終了:2020年9月20日
・組織への助成審査結果の通知: 2020年10月12日
・助成金交付:2020年11月30日
助成金交付状況に関するお知らせにつきましては、heretobe@lululemon.com から Eメールで送信されます。
【助成金の受給資格】
・所属組織が中国、香港、韓国、日本、マカオ、マレーシア、シンガポール、または台湾で活動 する非営利の登録慈善団体であること。
・この助成金制度は、ヨガ、ランニング、メディテーション(瞑想)など、ウェルネスを目的とした運動やマインドフルネスの実践へ、誰でも公平に参加できる状況を創出する活動をサポートします。
【その他の考慮事項】
・組織の影響力を追跡し、成果と主要なプログラム指標について報告できる実証が必要です。
・申請後、各国の関連法令に基づき、追加の質問用紙への回答をお願いする場合があります。
lululemon は現在、以下の対象には資金を提供しておりません。
・宗教団体
・資金集めを専門とする第三者組織、 個人
・政治団体またはその関連組織
「Here to Be」に関する詳細、申請についてはこちらをご確認ください。
ルルレモンは2020年6月、アジア旗艦店を六本木ヒルズにオープン。アジア最大級の規模となり、ブランドの最大の特徴の一つである「コミュニティ」が活動できる専用スタジオも併設されています。コロナ禍で密閉空間に集まることが難しいため、オンラインを中心に活動、公式インスタグラムのアカウントでライブストリーミングを開催(不定期開催)。着心地がいかに快適かという点にこだわったルルレモンのウエアや企業としての社会貢献の取り組み、どちらも注目です。