落ち込んだときこそ人に会う【娘たちに伝えたいこと28】
大人になると、「どうしよう」「こんなはずじゃなかった」「もう、どうしたらいいのかわからない」……。こんなふうに、落ち込んだり不安になったり、ツライ気持ちになることもある。
そんなときはどうしても閉じこもりがちだけど、こんなときこそ、あえて人と会ってみて。よく会う親しい友達もそうなんだけど、たとえば、久しぶりに誘ってくれた友人や、時間が合わずになんとなく会えていなかった友達、仕事相手……。人からお誘いを受けたときも、会える機会があればどんどん会おう。
いろいろな人と話をしていると自分を俯瞰で観ているような感覚になって、思ってもみなかった自分を発見できたり、ヒントになるような話が出てきたり、悩んでいたことに整理がついたり。人と話しているうちに不思議と道が見えてくるときがあるから。
人の力を借りよう。そして誰かが悩んでいるときには同じように、いいところを伝えてあげればいい。
笑っちゃうぐらい無謀だと思える夢も、逆算方式で手に入れよう!【娘たちに伝えたいこと29】
もし、叶えたい目標や夢があって、それが笑っちゃうぐらい無謀なことだとしても、絶対にあきらめることなんてない。
まずは、そこにたどり着くためにはどうしたらいいかの逆算、そのまた逆算、そのまた逆算……をしていって、目の前の小さな目標を見つけよう。
その小さな目標をひとつずつクリアしていけば、いつのまにか無謀だと思えたことにきっと到達できる。
MAROAを立ち上げようと思った時に作ったノートがあって、その一番最初のページに自分たちの目標を書いたの。まだまだ到達はしていないけど、今まさに、逆算したいくつもの小さなハードルを超えている途中。
もし間違ってしまっても、「じゃあこうしてみよう」ってトライ&エラー。大きな目標があるからこそ、超える楽しさもあるし、自分たちもブレずに進んでいける。
なんだってあきらめずに、小さな目標をひとつひとつ超えていこう!
構成/高田あさこ
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モデル
中林美和
1979年生まれ。16歳で小学館『CanCam』の専属モデルに抜擢され、表紙モデルとして活躍。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』のメインモデルとして復帰。ママモデルの先駆的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー紙のモデルとして活躍する。著者に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を出版している。2017年にアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。