1:「でも、本当は頭がいい子だから」
「離婚した元夫は、結婚した直後から人が変わったように、ナマケモノ思想のダメ男に急変。結婚前は、出世欲を話したり彼なりの仕事論を語ったりしていて、そんなところも好きで結婚を決めたのに。結婚する際に、私のほうが年収が高いと知ったせいか、入籍から2ヶ月ほどで『仕事なんて、最低限やって給料もらってればいい』と言い出して有給を使いまくって家でサボっていたり、生活費も『君のほうが稼ぐんだから、いいじゃん。年収が上がったら、ちゃんと家にお金を入れるよ』などと言い出してロクにお金も入れなくなったり。
そんな夫にウンザリし、義母に相談をしたところ『でも、本当は頭のいい子だから』『あなたが稼ぐなら、いいじゃない?』『あの子は子どものころからテレビっ子なの』などと言われ、怒りを通り越して呆れました。結局、夫を諭してもらいたかった義母も頼りにならず、夫はどんどんダメ男に転落。結婚1年半で離婚しました」(39歳女性/専門職)
2:「あなたがそうさせたんでしょ?」
「子育てと仕事に追われる生活が続き、ノイローゼ気味だった私。夫と相談し、家事分担を定めたものの、まったく協力してくれず…。夜な夜な飲み歩いては深夜に帰宅し、休日に家にいるときはテレビかスマホしかしていない夫に愛想がつき、ついに義母にすべてをぶちまけました。当然ながら、夫のことを義母から諭してくれるだろうと期待してのことだったのですが、返ってきた返事は『あの子は、本当はマメな子。子どものころは率先して、家の手伝いもしていた。だから、あなたがあの子をそうさせたんでしょう?』でした。
家庭生活に協力しない息子を正当化して、それを妻である私のせいにするなんて…。もっと常識的な義母だと思っていただけにショックでしたし、それ以降、義実家とは疎遠です」(37歳女性/貿易)
3:「わかってて結婚したのはあなた」
「複数回の浮気疑惑があったうえに、家に生活費もロクに入れず飲み歩いてばかりの元夫は、子育てにも非協力的で、外ではいい顔をしたがるダメ男でした。小さいながらも会社を経営していた夫は、外ヅラだけはとにかく良くて、周囲からは“いい旦那さん”って思われていたみたい。でも、私がちょっとでも元夫に文句を言おうものならモラハラ発言で応戦されるし、嫌がらせもしてくる性悪男でした。
そんな元夫に疲れ果て、勇気を出して義母に相談をしたときのこと。普段から『夫婦間で何かあったら、私を頼りなさい』と義母は言ってくれていたので、安心して打ち明けたのですが…。元夫の実態をぶちまけた途端に、義母の態度は急変。『わかってて結婚したのは、あなたよね。浮気をさせたのもあなたでしょう。そんな息子を許せないなら、あなたが離婚してどこかに行きなさい』と言われて唖然としました。結局、一度も夫婦仲をとりもってくれず、孤独に耐えられなくなった私は子どもを連れて離婚しました。散々、大きなことを言っていた義母だけに、いざというときの掌返しにはいまだに釈然としていません」(43歳女性/建設)
普段は息子の妻に理解を示すような発言をしていても、いざとなると「息子がかわいい」が最優先で、全面的に息子の味方をする義母は少なくありません。信頼していた義母に裏切られれば、妻は深く傷つきますよね。誰が見てもダメ夫なのに、それでも庇うような義母をみなさんは許せますか…?
取材・文/並木まき
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