ハンサムさと甘めの雰囲気をあわせ持つ、前髪なしの内巻きボブ
スタリングを頑張りすぎなくてもおしゃれ見えするヘアスタイルといえば、ボブ! 一旦短くしてみたい人も、短い髪から伸ばす人も、「とりあえずはボブを目指そう」となることが多いはず。今回提案するのは、前髪のないスタイル。前髪がなくておでこが出ていると知的でクールな印象になりますが、それを程よく中和して大人フェミニンに落とし込むのが毛先の内巻き。取り入れやすい甘辛ミックスのボブを、3つ紹介します。
【カッコよくてかわいい! 誰でも似合うレイヤーボブ】
大人のクールさがありながら、女性らしさも感じられるボブの秘密は、丸みのあるフォルムとひし形のシルエット。顔の骨格を補正してキレイに見せてくれる効果も期待できます。
カット
肩上の前上がりボブベース。前髪は、目と鼻の間の長さで流れるようにカットする。トップと顔周りにレイヤーを入れ、ひし形のシルエットに。
カラー
10トーンのラテベージュをワンメイク。透明感のあるカラーだから、ふんわりした質感をより軽やかに見せてくれる。
パーマ
カットラインやレイヤーに合わせてワンカールのパーマをかけておくと、毎日のスタイリングが時短になる。もちろん、パーマなしでもOK。
スタイリング
髪をつむじから放射状に下ろし、分け目がつかないように根元をふんわりとハンドブロー。26mmアイロンで毛先を内巻きにし、ハーフカール程度の曲線をつける。フロントを自然に分けたら、顔周りのひと束だけ、後ろに流れるようなリバース巻きに。巻き終わったらほぐして、少量のバームをなじませて束感を出す。
似合う顔型や髪質
※毛量が少なくペタッとする場合は、レイヤーを入れる位置を上に設定するとボリュームが出やすくなる。
◆スタイルを担当したのは
AFLOAT RUVUA
サロンマネージャー 楢木 寛さん
【輪郭がカバーできる前下がりのショートボブ】
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。顔側から後頭部に向けて上がるようにカットしているため(前が下がっている)、スッキリ見せもばっちり。この長さで前髪があると野暮ったく見えてしまうことがあるので、前髪はなしがベター。前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事の時などは耳にかけておくとストレスフリー。
カット
あごラインで前下がりにカット。グラデーションカットを施して、自然な丸みが出るようにする。前髪はワンレングスに。
カラー
9レベルのブルーアッシュ。赤みを抑え、暗めのトーンでも透け感が出て知的な印象に。
パーマ
なし。
スタイリング
26mmのカールアイロンで毛先だけ軽く内巻きにする。オイルをワンプッシュして手に広げ、手ぐしを通しながら毛流れを整えて。
似合う顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
Violet
表参道店 店長 浅沼雄元さん
【上品な揺れ感が魅力! たおやかなワンカールボブ】
柔らかで優しい雰囲気が作れるワンカールボブは、コンサバ好きな大人女子にもってこい。巻きすぎると古く見えてしまうので、ゆるくクセづく程度のカールがベスト。ギリギリ肩につく長さがなのでハネにくく、結ぶこともできるため活用度は大。
カット
肩ラインのワンレンボブベース。顔周りと全体にローレイヤーを入れ、ふわっとした動きを底上げ。毛先もまとまりやすくなる。
カラー
9トーンのアッシュ系カラーをセレクト。透明感の出る人気のカラーは、肌を色白に見せてくれる効果も。
パーマ
毛先にワンカールのデジタルパーマをかけておくと、乾かすだけで自然な内巻きが作れる。
スタイリング
パーマをかけていない場合や、もっとしっかりカールをつけたい場合は、ストレートアイロンかカールアイロンで毛先をワンカールの内巻きに。まとまらないようにほぐしてから、少量のミディアムワックスを手のひらにしっかり広げて、毛先から全体になじませていく。
似合う顔型や髪質
※首の長さによって全体の長さも調節し、体型とのバランスを見ながら思い通りの見せ方にして。毛量が少ない場合はレイヤーとグラデーションで、毛量が多い場合はレイヤーでひし形シルエットにするといい。
◆スタイルを担当したのは
Beauty Connection Ginza Hair Salon
代表 小鳥居直樹さん
表作成/近常奈央 構成/斉藤裕子
こちらのヘアスタイルもチェック!