クセ毛のような自然さがイタく見えない秘訣! カジュアルなロングスタイル
巻き髪のロングは愛らしいけれども、大人になった今、取り入れるのはちょっと無理がある…? 今はこなれ感が人気なので、しっかり巻いてスタイリングしすぎたロングは「頑張りすぎた感」があるけれど、クセを生かしたようなナチュラルなロングは、とても支持が高いんです。ただし、ロングヘアで気をつけたいことは、きちんとケアをするということ。お手入れがされていないロングは老け見えするので、ツヤのある状態をキープするのが重要です。
【顔周りのサイドバングがアクセントのニュアンスロング】
最近の韓国人気を受け、オーダーの多いロング。ポイントは、頬骨あたりに作った短い毛束(サイドバング)。結んだ時にちょうどいい後れ毛になるし、骨格もカバーしてくれる使えるパーツです。レイヤーが入っているので、丸みのあるシルエットと柔らかさをプラスでき、好印象を約束。
カット
胸上の長さをベースにし、顔周りから後ろに向かって毛流れがつくようにレイヤーを入れる。前髪は目の上でカットしてからサイドに斜めにつなげ、サイドバングを作る。
カラー
10トーンのフォギーベージュをワンメイク。赤みを消しながらもくすみすぎず、きちんとツヤ感の出せるおすすめのカラー。
パーマ
なし。髪が硬い人は、大きめのロッドで毛先にゆるくかけておくと柔らかさが出る。
スタイリング
38mmのカールアイロンで、毛先を外巻きに。前髪やサイドバングはリバース(後ろへの毛流れ)巻きにする。少量のヘアバームを手にしっかりなじませてから、毛先を中心に揉み込んで。そのまま前髪の毛束をつまむようにして、束感を出す。
似合う顔型や髪質
※逆三角の顔型の場合は、全体の長さを少し短めに。ロングヘアは、身長など全体のバランスも考えながら長さを設定するといい。
◆スタイルを担当したのは
Sui
表参道店 副店長 中西雄二さん
【コンサバ女性に似合うエアリーロング】
ナチュラルさを大事にしつつもきちんと感を見せたい人におすすめなのが、ふわっとしたワンカールのロング。甘いイメージですが、前髪がないのでビターな雰囲気も添えられます。
カット
全体は肩下10cmでカット。顔周りのレイヤーはあごラインで設定し、後ろにつなげる。柔らかさが出るようにカットして。
カラー
明るめのモカブラウン。深みと透明感を兼ね備え、ツヤを引き出せるスモーキーなカラー。
パーマ
毛先にワンカールの内巻きパーマをかける。
スタイリング
32mmのカールアイロンを髪の中間部分に挟み、大きく動かして内巻きに。10円玉大のオイルミルクを手に広げ、手ぐしを通しながらなじませる。
似合う顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
Violet
表参道店 店長 浅沼雄元さん
【ほぼノースタイリングでOK! 脱力ヘルシーヘア】
ノースタイリングに近いシンプルスタイルは、こなれ感があって春にぴったり。ゆるーくつけたカールは、ミックス巻きにするとグンとフェミニンになるので、気分で変えるのも今っぽいです。レイヤーを低い位置に入れているので、結んでも崩れすぎず、ツヤを損なわないのがメリット。シンプルだからこそ髪の状態が目立つので、丁寧なケアを心がけて。
カット
胸上レングスのローレイヤー。カットラインもレイヤーもゆるやかな前上がりにすると、シルエットに丸みが出る。前髪は両黒目の内側を目の高さでカットし、顔周りを包み込むようにサイドにつなげる。
カラー
7レベルのフォギーベージュ。グレーがかったベージュブラウンで、透明感とツヤの両立を実現。
パーマ
なし。
スタイリング
ストレートアイロンを、毛束にゆるーく丸みがつくようにスルーさせる。ヘアオイルを2〜3プッシュして手に広げ、手ぐしを通しながらなじませてセミウエットな束感をつける。
似合う顔型や髪質
◆スタイルを担当したのは
lora.garden
リードデザイナー 細田真吾さん
表作成/近常奈央 構成/斉藤裕子