つまり、原則は4の倍数の年はうるう年。そのうち100の倍数の年は平年。さらにそのうち400の倍数の年はうるう年、ということですね。つまり細かいずれの修正は400年かけて実施していますので、400年の間に、立春や春分の日が微妙に変動するということ。これを国立天文台がグラフにしてくれています。
これを見ると、2021年以降2100年までずっと、うるう年の翌年は立春が2月3日、つまり節分は2月2日になるということですね。ちなみに春分の日は2092年になると、3月19日まで早まるそうです! 2092年ということは、もしも筆者が生きていたら120歳です(笑)。
【目次】
二十四節気を英語にすると?
地球の公転軌道を24等分し、そのポイントを地球が通りすぎる瞬間にそれぞれ特定の「二十四節気」が割り当てられています(もしくは、そのポイントを起点とした「期間」のことを二十四節気と呼ぶこともあるようです)。
先ほどの二至二分と四立(立春・立夏・立秋・立冬)は有名ですよね。この四立を季節の始まりとして、各シーズンには6つの気があります。二十四節気の位置を軌道上に並べて図にしてみました。
「二十四節気」は英語では総称してthe 24 solar termsと呼ばれています。
二十四節気 the 24 solar terms
気のひとつひとつは solar termと言いますが、個々の気には上の図にあるように名前が付いています。この名前にも公式の英訳があるかもしれないと思い、いろいろ探してみたのですが見つけることができませんでした。もしかしたら、とくに決まっていないのかもしれませんね。
さまざまな訳し方があるようでしたので、今回は国立天文台のサイトにあった英訳を見てください。比較のために、香港天文台のサイトにあった英訳も並べてみました。微妙に訳し方が違うのが面白いですね。意味は同じですが、ちょっとだけ単語が違うものがあります。それぞれの気の英語の説明は、国立天文台のサイトにあった説明を参考に訳したものです。