経験から優しさを知っている
過去の経験から、自分が誰かに「寄り添って」もらって嬉しかったり救われたりなど、人の優しさに触れたことがある人は、自身も人に寄り添うことが躊躇なくできるのかもしれません。
「人に寄り添う気持ち」を養う方法とは?
それでは、どのように「人に寄り添う気持ち」を育んでいったら良いのでしょう? 意識したい点をピックアップしてみます。
相手の気持ちを察する、汲み取る
自分本位の行動ではなく、相手がどんな気持ちなのか、どのように思っているのかなどを想像する努力をしましょう。共感することができたら「寄り添い」の行動に繋がるはず。無理強いをせず、相手を思っての行動が大切ですね。
価値観を柔軟に。何事も決めつけない
価値観はひとそれぞれ。自分の考えを正論だと思わず、柔軟な考えで人と接しましょう。また子どもの気持ちに「寄り添う」時にも、固定概念にしばられないこと。子どもなりの価値観や成長段階での思考などを受け入れてあげましょう。自分の経験を積んで、さまざまな価値観を知ることが、結果的に人に「寄り添う」ための共感力や想像力を育むことになるようです。
読書や映画鑑賞などで世界を広げる
一冊の本の中に凝縮されているストーリーや、ドラマチックな脚本など、自分では経験したことのない状況を疑似体験することで、他者がどのように思考するかなどを知ることもできます。さまざまな人情の機微に触れることの積み重ねが、あなたの思考を広げてくれることもあります。相手の気持ちを理解することが苦手な人はぜひ試してみてください。
「寄り添う」の類語表現とは?
「寄り添う」と近いニュアンスの言葉もチェックしてみましょう。
付き添う
実際に介添えするような場面での使用は、こちらの類語がふさわしいでしょう。物理的に側にいる時、同行する時に言い換えることができます。
共感する
精神的に「寄り添う」ことを共感すると表現することができます。自分のことのように相手の気持ちを思うニュアンスを含んでいます。
添い遂げる
夫婦が寄り添い、共に生きることを表す際には、「添い遂げる」と言い換えることもできます。
「寄り添う」の英語表現とは?
シチュエーションによりさまざまな表現でができますが、体を寄せる場合は「cuddle up to〜」や「close together」が使えます。気持ちを寄せる場合には「stay considerate of feelings of~」など。
「一生を寄り添う」という表現は、「have a lifetime together」で表すことができます。「lifetime together」=「生涯一緒に」という一文から、夫婦が「寄り添う」=「添い遂げる」という意味を理解しやすいのではないでしょうか。
最後に
相手の気持ちを察して「寄り添う」ことができるのは、人間だからこその行動。さまざまな「寄り添い」のシチュエーションが、自分自身の優しさや強さを改めて認識したり、人の思いやりに触れる機会になるのかもしれません。
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