自分にとって価値のある物事が大切
〝めんどくさがり〟は、自分にとって価値のある物事を大切にします。行動にメリットが感じられることや、はっきりとした結果が得られることを重視しているのです。そのため、成果が得られる確信がないときはなかなかやる気がでません。「チームが決定したことだから」「ルールで決まっていることだから」と周囲から言われても、納得できないことには意欲がわかないのです。やる必要性や価値がわからないと、だらだらと行動してしまいます。物事をめんどうに感じやすいからこそ、行動するための動機付けが必要なのです。
あるある!5つの特徴
自分で自覚している人ほど「あるある!」と共感してしまうかもしれません。また、「もしかしてあの人は〝めんどくさがり〟?」と思う人が周囲にいる場合は、これらの項目が当てはまっているかチェックしてみてください。「どうしていつもやる気がないんだろう」「仕事を頼んでもいつもギリギリ」といった疑問が解決するかもしれません。
「明日でいいや」「めんどうくさい」が口癖
「明日でいいや」「めんどうくさい」が口癖です。とにかく物事をめんどうに感じるため、期日がある仕事もギリギリまで引き延ばします。「明日すれば大丈夫」と思いながらも実際には余裕がなく、期限直前になって慌てるパターンもあるでしょう。しかし、決してやるべきことをやる能力がないわけではありません。しかし、気分が乗らないと物事に着手できないという一面があるのです。期日ギリギリでも短時間で仕事を片付けられるため、見方を変えると集中力のある人物だともいえます。
身なりに無頓着で部屋は散らかりがち
どちらかというと身なりに無頓着です。洋服は着られればよいと思っています。洗濯物のシワを伸ばして干したり、仕上げにアイロンをかけたりといった手間がめんどうに感じることも多いでしょう。
社会人として人前ではきちんとするものの、部屋が散らっているというパターンもあるかもしれません。手の届く範囲に必要なものすべてが置いてあったり、使いかけのコップがそのままになっている場合も。これらもすべて、きれいな部屋を保つことに対して必要性が見出せないからです。きれいな方がよいことはわかっていても、「自分が不便に感じなければまぁいいか」と考えてしまいます。
休みの日は家で過ごすのがいちばん
休みの日は家で過ごすのがいちばんだと考えています。「どうして休みの日まで人混みに出かけないといけないの」と思うことがあったり。電車や車で移動して買い物するよりは、好きなものを吟味してネットで購入する方が効率的だと考えることもあります。
暑かったり寒かったりするキャンプを楽しむよりは、空調のきいた室内で快適に過ごしたいと考えるタイプです。仕事の日はきちんとメイクをして出かける人も、休みの日は着替えることなくすっぴんのまま1日を過ごすというパターンも多いでしょう。
趣味が少なく将来の目標もさほどない
趣味を持っていることが少なく、将来に対する明確な目標もさほどありません。目標に向かって計画を立て、こつこつと努力することが苦手だからです。そもそも、〝めんどくさがり〟は期限があることさえもぎりぎりまで引き延ばしてしまいます。翌日や1週間先のことであればなんとかこなせるものの、1年後のような先の未来まで考えがおよばないのです。
「将来の目標は?」と聞かれても「まぁ現状維持かな……」と答えるケースも多いかもしれません。趣味を見つけたとしても飽きっぽいため、なかなか長続きしません。ひとつのことに集中して、継続的に取り組むのが苦手な傾向にあります。
人間関係もめんどくさく交友関係が狭い
人間関係もめんどくさく感じています。人間関係は、ときに繊細で神経を使うものです。〝めんどくさがり〟にとっては、できれば避けたい問題だといえます。また、なるべく人と関わりたくない〝めんどくさがり〟は、他者に対する興味が少ないという面も。そのため、いつも接している人であっても髪型やファッションの変化に気づかなかったり、新しいものを持っていたりしても気にせずスルーすることがあります。
女性同士の恋愛話や世間話にも消極的で、会話に参加しなくてはいけないシーンでは「めんどくさいな」と思いがちです。そもそも恋愛自体に興味がないという場合も多く、「なにが楽しいんだろう」と不思議に感じてしまうこともあるでしょう。
悪いことばかりじゃない?3つの長所
心理や特徴が当てはまっても、「私はどうせめんどくさがりだから……」とネガティブに考える必要はありません。〝めんどくさがり〟だからこそ得られるメリットについて見ていきましょう。
余計なことはしたくないので仕事が効率的
余計なことはなるべくしたくないと考えています。そのため、仕事を終えるためになるべく効率的な手段をとります。つまり、無駄を省く方法を考えるのが得意な人物なのです。やるべきことが明確化されれば、さらに仕事への意欲は高まります。長所を仕事に活かしたいと考えるときは、必要事項をメモに書き出し、手順を決めるのがおすすめです。個性を活かし、よりスムーズに仕事を進められます。
無駄にくよくよ落ち込まない
無駄にくよくよ落ち込みません。考え込むことさえめんどうだと感じているからです。落ち込むようなことが起こっても「ま、いいか」と気持ちを切り替えられます。神経質に考え込まない性格は、他者に対しても同様です。誰かがミスをしても責めることなく「まぁ、そんなこともあるよ」と寛容に受け入れられます。そのため、チーム内でもトラブルが起こりにくい人物です。
感情にまかせて怒ることなく、気持ちの切り替えがうまいのは長所です。物事に対するやる気さえ持てば、自分の可能性を大きく広げられる一面があるといえます。
争いごとが苦手なため人間関係がスムーズ
争いごとが苦手なため、人間関係がスムーズです。そもそも、周囲のことを気にしないため、他者と揉めることがさほどありません。自分から他者を責め立てたり、問題点を指摘したりといった行動をとることはほぼないでしょう。
誰かと対立しそうになったときも、自分からさっと身を引きます。「この人は話しても通じないだろうな」と感じるときはなおさらです。無駄な労力を使わない、世渡り上手ともいえます。こういった姿は、周囲から協調性がある人だと評価されることも。ビジネスの場においては、他者に合わせられる柔軟な性格の持ち主ともいえるでしょう。
これが困る!〝めんどくさがり〟の短所
仕事だけでなく、誰かの誕生日や記念日なども後回しにしがちです。決してお祝いをしたくないわけではないものの、「相手が喜ぶものを」と考えるほど準備が億劫に。また、必要以上のことはしたくないため、仕事や恋愛において消極的なのも考えられる短所のひとつ。まめに連絡するタイプではないため「嫌われているのかな?」と恋愛相手を不安にさせてしまうこともあるでしょう。
さらに、その日のやる気が行動に直結してしまいます。やる気のない日は「今日は何もかもめんどくさい」と、どんどん物事が後回しに。やる気のある日とない日の差が激しいため、周囲から「信用しても大丈夫かな」と思われやすくなります。
今日から改善!〝めんどくさがり〟を直す4つの方法
「めんどくさがりな性格を直したい!」というときは、ぜひ次の4つの方法を試してみて下さい。
前述したように、〝めんどくさがり〟の特徴は悪い面だけではありません。効率的に仕事をこなせたり、くよくよ悩まなかったりとめんどくさがりだからこその長所があります。めんどくさがりの性格を見直すことができれば、その長所をより引き出せます。「あぁ、めんどうくさい」と思う前に、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。