やるべきことをリストアップ!優先順位を付ける
「やるべきことがあるけど、めんどくさくて手を付けられない……」というときは、まずは用件をリストアップしてみましょう。〝めんどくさがり〟は、物事を整理するのが苦手なため、やるべきことを漠然ととらえています。そのため、いざとなって「間に合わない!」と焦ってしまうケースが多いのです。
持ち前の集中力で期限ギリギリに間に合えば良いですが、いつもうまくいくとは限りません。余裕のない仕事ぶりが、周囲に不信感を与えてしまう可能性もあります。そうならないために意識したいのがリストアップです。やるべきことを一度書き出し、可視化することで優先順位を付けやすくなります。
「この期限までに終わらせるなら、まずはこれを先に」と効率的に物事を考えるのは、〝めんどくさがり〟の得意分野です。周囲の手を借りたり、スケジュールを見直したりといった判断も自然とできるようになるでしょう。
達成感を得やすいことから始める
〝めんどくさがり〟の性格を直したいときは、まずは何をすれば達成感を得られるか挑戦しやすいことを考えてみましょう。めんどくさいからと、ひとつのことをやり遂げる前にあれもこれもと手を出すのは良くありません。やるべきことを細分化したほうが、確実に物事を終わらせられます。
「何から始めれば良いの?」と戸惑うときは、1日のうちに確実にできそうなことを思い浮かべてみましょう。たとえば「メールチェックと返信は午前中のうちに」「食後、横になるのは食器を片付けてから」など、些細なことでも大丈夫です。自分で決めたことをやりこなせた達成感が、自分に自信とやる気を与えてくれます。「やってみたら意外と簡単」「こっちのほうが効率的」と、よりよい方法が見つかるかもしれません。
やるべきことに締切を設けてみる
脱却するためには、やるべきことに締切を設けてみましょう。「プランを立ててそこで満足」ということになると、結局後回しにする可能性が高まります。きちんと守れるか心配なときは、自分で決めた締切を周囲と共有するのもおすすめです。「もうすぐ締切だけど大丈夫?」とプレッシャーを与えられれば、やらざるを得ない心境になります。
やるべきことがあるのにその日の気分で別のことをしてしまったり、「明日で大丈夫」と後回しにした結果困らないよう、大事な用件には締切をきっちりと設定しましょう。
モチベーションが上がる方法を見つける
「直したいけど、やる気がでなくて……」というときは、モチベーションが上がる方法を見つけましょう。何に対しても「めんどくさい」と感じてしまうのは、〝めんどくさがり〟ならではの特徴。その性格を変えるためには、思い切った行動も必要です。
やる気を上げたいという気持ちがあるときは、自分の心に響く本や言葉を探してみてください。自分が興味を持てる分野がわかれば、「めんどうだけどちょっとやってみたい」と感じられるものに出会えるかもしれません。好きなことに意欲的になれば、自然と日々のモチベーションが上がるはずです。「めんどうなことだからこそ、先に済ませてしまおう」と考えるようになると、より効率的な日々を送れるようになりますよ。
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【目次】
できることから少しずつ改善しよう
「めんどうくさい」「明日でいっか」と、ついつい物事を後回しにしがちです。自分でもあまりよくないと思いながら、現状を変えることすらもめんどうに感じてしまいます。
一方で、無駄を省き、仕事を効率的に進められるという長所もあります。〝めんどくさがり〟ならではの強みを活かすためには、やるべきことをリストアップしたり、モチベーションアップに努めるのがおすすめです。「あぁ、めんどうくさいな」の口癖は一度横に置いて、ぜひできることから少しずつ、〝めんどくさがり〟を改善してみてくださいね。
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