目標値の設定が高いのも特徴的
「体育会系企業」は、どちらかというと努力するのは当たり前だと思う人たちが多く集まっています。それゆえ、自然と目標値は高くなりがち。目標に向かって努力を続けられる人でないと、厳しい環境に耐えられなくなる可能性は高いでしょう。
「体育会系企業」に向いていない人の特徴とは?
反対に「体育会系企業」に向いていない人とはどんな人なのでしょうか?
個人主義を重んじる人
体育会系企業は、チームプレーや上下関係を重視する文化が根付いているため、個人主義を重んじる人には居心地が悪く感じられることが多いです。チームの一員として協力し合うことが求められる環境では、自分の自由や独自の考えを抑えなくてはならないことも多いでしょう。
集団の目標に対する意識が強い体育会系企業では、個人の意見やスタイルを優先することが難しいため、ストレスを感じやすくなるはず。個人主義が強い人には向いていない職場環境といえるかもしれませんね。
残業や長時間労働が苦手な人
体育会系企業では、目標達成に向けた努力が重視されるため、時間外労働や長時間労働が常態化していることがあります。このような環境では、体力勝負や精神的な負担が伴い、ワークライフバランスを大切にしたい人には厳しい状況が続くかもしれません。
定時での退社を希望する人やプライベートの時間を大切にしたい人にとって、体育会系企業の働き方はストレスになってしまうことも…。働き方の価値観が合わない人には不向きな職場環境です。
指示に従うのが苦手な人
体育会系企業では、上司や先輩からの指示に従って忠実に行動することが求められる文化があります。このような環境では、自分の意見やアイデアを優先したいと考える人にはストレスがかかることが多いです。
特に、自主性や自由な発想を大切にする人にとって、決められたルールや指示に従うことが負担に感じられ、モチベーションを維持しにくくなります。指示に従うことに苦手意識を持つ人には、体育会系企業は合わないかもしれません。
「体育会系」の英語表現とは?
「体育会系」を英語で表現するとどうなるでしょう? 日本語のようにわかりやすい「体育会系」にマッチする言葉は英語にはありません。辞書では「体育会系」に対応する言葉として俗語のjockが挙げられていることもありますが、このjockはあまりいい印象の言葉ではありません。
jock
(米・けなして)運動(しかできない)選手,スポーツばか;(熱狂的な)サポーター
(小学館『プログレッシブ英和中辞典』より)
強いていうなら、直訳でathletic clubなどがよいのかもしれませんね。運動部に所属しているという意味になります。
最後に
「体育会系」について、様々な角度から見てきました。体育会系には、いい面が沢山ありますが、そうした雰囲気が苦手だという人もいることを頭の片隅に置いておきたいですね。この記事を読んだ方が体育会系でないとしたら、体育会系の人の行動を理解しておくと、コミュニケーションも円滑になるかもしれませんよ。
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