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2023.10.21

「姑息」の意味は?「卑怯」とは違う? 意味・使い方・類義語・英語表現を解説

テレビや普段の会話で使われる「姑息」は、「卑怯」の意味で使われることが多い言葉ですが、本来の意味は「一時しのぎ」です。なぜ多くの人が間違った意味で覚えてしまっているのでしょうか?姑息の正しい意味と使い方を紹介します。

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姑息とは?

「姑息」は「こそく」と読みます。正しく使うためには、本来の意味を理解することが大切です。ここでは姑息の意味と語源について解説します。

姑息 とは

(C)Shutterstock.com

「一時しのぎ」という意味

姑息の意味は、「その場逃れ」「一時しのぎ」です。「一時の間に合わせとして行うこと」や、その様子のことを表しています。物事を根本的に解決するのではなく、とりあえずその場を切り抜けるときによく使われる言葉です。

姑息の由来は、中国の儒教の経典である「経書」の一つ、「礼記」にあるとされています。孔子の弟子である曽子が、病床に伏しているときに、こう言い残しました。

「君子の人を愛するや徳を以てす。細人の人を愛するや姑息を以てす。」(君子たる者は大義を損なわないように人を愛するが,度量の狭い者はその場をしのぐだけのやり方で人を愛するのだ。)

このことから姑息は、「一時しのぎ」という意味になったようです。

出典:文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」

言葉の語源

姑息は「姑」と「息」の二つの漢字で構成されています。姑の読み方は「ひとまず」や「しばらく」です。「何かする際の動作や行動を少しの間、そのままにしておく」という意味があります。

もう一つは「呼吸」を表す「息」です。「休息(息をついて休む)」にも使われるように、息の漢字には「一休み」の意味もあります。

この二つの漢字を組み合わせて、「ひとまず、休息する」となり、「姑息」は「一時しのぎ」の意味で使われるようになりました。

姑息の使い方

本来の意味を理解した上で、正しく使うのが大人のマナーです。姑息の適切な使い方について解説します。

姑息 使い方

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