「何でもできる人」とはどんな人?
「何でもできる人」とは、どんな物事でもできる人のこと。仕事においては、どんな仕事も適切に対応することができ、仕事をこなすスピードも周囲の人より速いでしょう。そして、コミュニケーション能力も高く、人と積極的に交流を図ります。加えて、仕事やプライベートも充実。多趣味で、色々なことに興味を持ち、何でも挑戦する人が多いので、周りから「何でもできる人」と思われます。
「何でもできる人」を言い換えると?
「オールラウンダー」【all-arounder】
「オールラウンダー」とは、「多領域に有能な人のこと(小学館『デジタル大辞泉』より)」。スポーツの場面などで良く使われる言葉。例えば、野球では「オールラウンドプレイヤー」とも呼ばれ、「守ってよし、打ってよし、走ってよし」の走・攻・守・揃った選手のことを表し、サッカーでは、どのポジションであっても活躍できる人のことを言います。
ビジネスシーンでは、「何でもそつなくこなす人」というニュアンスで使う言葉。「万能選手」ということを表す一方で、「突出した能力がない」というネガティブな意味合いで使うこともあります。
「ゼネラリスト」【generalist】
「ゼネラル(general) 」は、「全般的な、全面的な」という意味。「ゼネラリスト」とは「豊富な知識や能力を持つ人、広い視野で判断できる人」という意味の言葉。主にビジネスシーンで広い視野を持ち、多方面で活躍する人を表す言葉として使われています。
「完全無欠(かんぜんむけつ)」
「何でもできる人」を四字熟語で表すならば「完全無欠」が挙げられます。「完全無欠」とは「欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。また、そのさま(小学館『デジタル大辞泉』より)「完全」と「無欠」、両方とも「欠けたことのない」という同じ意味の熟語を重ねることで、言葉の意味を強めた四字熟語。「完全無欠な人」と表現することができます。
「何でもできる人」に共通する特徴とは?
「何でもできる人」は、元から何でもできるのでしょうか? 気になる「何でもできる人」の特徴をみていきましょう。
1:実は努力家
「何でもできる人」は、「子供の頃から何でもできる子だったんじゃないの?」と生まれもっての才能だと思われがちですが、決してそうだとは言い切れません。「何でもできる人」は、実はとても努力家。人知れず、できないことをできるように努力をしている人が多いんです。
2:自分を理解している
「何でもできる人」は、自分の長所や短所をよく理解しています。客観的な自己分析ができるため、仕事や勉強などに対して自分の強みを生かしたアプローチをすることができます。また、自分の欠点も十分に把握しているので、何をすれば欠点を補うことができるのかを的確に分析できるでしょう。
3:頭の回転が速い
状況判断が早く、臨機応変に物事に対処できるのが「何でもできる人」。やるべき事の優先順位を瞬時につけ、次々と物事をこなしていくでしょう。
4:行動力がある
「何でもできる人」は、興味を持ったことは何でもやってみる、という行動力を持っています。何でもそつなくこなせるため、新しいことにも躊躇せずにチャレンジすることができるようです。