「CF」で資金を調達する
この場合の「CF」は、最近盛んに行われているクラウドファンディングの意味です。クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通じて個人投資家から小口の資金を集める資金調達手法です。最近では気軽にクラウドファンディングに参加できるようなサイトも複数あります。
クラウドファンディングは細かく分けると、商品を購入する「購入型」、見返りを期待しない「寄付型」、利益を分配する「投資型」、利子を受け取る「貸付型」などがあります。個人投資家と言っても、投資色はあまり濃くなく、実際には応援してくれる個人や、サービスをいち早く試したい人が出資してくれる場合が多いようです。
メールで「cf.」と書いてある場合はどういう意味?
「CF」によく似た「cf.」についても解説します。仕事で、「CF」を小文字にした「cf.」と書かれたメールを受け取ったことはないでしょうか? メールに「cf.」と書かれている場合は、「~を参照せよ」という意味があります。この場合の「cf.」はラテン語の「confer」が元になっていて、英語でいう「refer to〜」や「reference」に相当します。メールの他に、論文やレポートに使われることが多い言葉です。

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類語にはどのようなものがある?
メールなどで「cf.」のように使われる略語には他にどのようなものがあるか、確認しておきましょう。
「e.g.」
「e.g.」は、「例えば」、「例を挙げると」という意味で使われます。もともと「e.g.」は、ラテン語の「exempli gratia」の略。英語でいうところの「for example」の意味です。
使い方としては、「She doesn’t eat raw fish, e.g. sushi.」というように使われます。
「ex.」
「ex.」は「e.g.」と同じで、「例えば」の意味です。「e.g.」は由来がラテン語でしたが、「ex.」は英語の「example」の略です。
「i.e.」
「i.e.」は、ラテン語の「id est」の略です。英語では「that is」、「in other words」となり、日本語では「つまり」、「 言い換えると」という意味になります。
よく使われる略語は積極的に覚えて活用を
ビジネスや特定の業界で使われる略語は、その知識がないと全く理解できないものも多くあります。ですが、メールでも使われる「cf.」は業種関係なく、理解しておくべき略語。その他にも、自分がかかわる業種で頻繁に使われる略語は積極的に覚えるようにしましょう。
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