(取材データ)芽衣子さん(仮名)、51歳。職業はジャーナリスト。N.Y.での取材で出会ったミュージシャンと恋に落ちて、10年交際した恋人を捨てて渡米し結婚。しかし、夫のDVにより離婚。その後付き合った男性はアルコール依存症で、ダメンズ好きの自覚アリ。
海外取材で出会ったミュージシャンと恋に落ちて渡米!
今回取材した芽衣子さんは、私が仕事で昔からお世話になっているジャーナリスト。私より年上で50代だけど明るくて可愛らしくて独特の色気があって、「男性にモテるだろうな」と思わせる雰囲気があり、実は彼女もバツイチだと聞き、いつかお話を伺いたいと思っていた方。そんなわけで、インタビューもエリさんの御自宅で手料理を振舞っていただきながらのカジュアルなスタイル。
まずは気になる最近の恋愛事情を尋ねると、「3年付き合った既婚者の彼と別れて、今は居酒屋で会った沖縄在住の彼と遠距離恋愛してまだ1か月目」と、やはり恋愛で現役バリバリの様子。そんなアラフィフバツイチ、芽衣子さんの恋愛遍歴が聞きたい〜〜〜!
芽衣子さん:結婚相手は、33歳のときにN.Y.で出会った日本人ミュージシャン。そのとき私には10年付き合った恋人がいたんだけど、取材で4日間一緒に過ごしただけのミュージシャンの彼に夢中になってしまって。恋人に「好きな人ができちゃった」と伝えたら、焦って「結婚しよう!」と言い出したけれど、それを振り切って渡米したんです。
芽衣子さんの恋愛体質ぶりが窺える、情熱的なエピソードにテンションが上がる私。そうそう、こういうドラマティックな恋バナが聞きたかったやつ!
さかい:4日間の滞在で恋に落ちて渡米って、展開早くないですか?
芽衣子さん:帰国後に「好き♡」って思ってすぐに彼に電話して、「またN.Y.に行こうと思うんだけど」と伝えたんです。当時はメールがまだ普及していない時代だったので、そこから毎晩彼が電話をくれるようになって。それでN.Y.に会いに行って盛り上がったんですが、短期間に何度も渡米しているとビザを取らないといけなくなるので、ジャーナリストビザを取得してアメリカに行きました。
30代になってからの恋愛でこんなに動けるのはすごい、と何だか感動してしまった私。しかし、激しく燃え上がる恋愛が必ずしも幸せになれるとは限らないのが世の常。
渡米して半年で結婚したふたりですが、すぐに彼のDVが発動し、わずか1年半で泥沼離婚することに。
それでなくても海外で離婚するのって大変そうなのに、相手がDVとなると簡単には別れてくれなそう。芽衣子さんが一体どうやってDV夫の洗脳から解かれて離婚にこぎつけたのか。そのお話は、次回に続きます。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。