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2024.02.04

色々な使い方ができる〝頂く〟の意味とは?〝いただく〟や〝戴く〟との違いも解説

〝頂く〟とは、「もらう」「食う」「飲む」の謙譲語であり、その他にも色々な意味を持つ言葉です。幅広い意味を持つからこそ、使い方に迷うシーンも。今回は「頂く」の意味や使い方、類語などを徹底解説します。

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「頂く」の意味や注意点とは? 

まずは、「頂く」の意味を調べてみましょう。

意味

1 頭にのせる。かぶる。また、頭上にあるようにする。
2 敬意を表して高くささげる。頭上におしいただく。
3 敬って自分の上の者として迎える。あがめ仕える。
4 「もらう」の謙譲語。
5 「食う」「飲む」の謙譲語。
6 苦労もなく、手に入れる。
7 《「小言をいただく」の意から》しかられる。小言をくう。
8 (補助動詞)
ア(動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)話し手または動作の受け手にとって恩恵となる行為を他者から受ける意を表す。
イ(接頭語「お」または「御(ご)」に動詞の連用形またはサ変動詞の語幹を添えた形に付いて)8アに同じ。
ウ(動詞の未然形に使役の助動詞「せる」「させる」の連用形、接続助詞「て」を添えた形に付いて)自己がある動作をするのを、他人に許してもらう意を表す。
(小学館『デジタル大辞泉』より)

辞書で確認すると、「頂く」には沢山の意味があることが分かりました。正しく使い分ける必要がありますね。

頂く

ビジネス等で使う時の注意点

「頂く」をビジネスで使う時の注意点を確認しましょう。

「頂く」の使用法は、謙譲語が基本。ここで気をつけたいのは、近年謙譲語として使われるはずの「頂く」を「尊敬語」として、間違った使い方をする人が見受けられることです。たとえば「どうぞ~頂いてください」という尊敬語の使用法は間違いです。ビジネスシーンにおいては、メールや手紙などで間違った使い方をしないように注意しましょう。

また、補助動詞としての「いただく」の使用法については次で紹介します。

「頂く」・「いただく」・「戴く」の違いとは? 

耳で聞く分には、どれも「いただく」なのですが、書くときには違いがあります。表記の使い分けを見ていきましょう。

「頂く」は主に謙譲語として使用します。ここで注意したいのが、「戴く」。「戴く」と「頂く」は同じ意味ですが、「戴く」は常用漢字ではありません。一般的に日常生活では使いませんが、特に丁寧に表記したいときに「戴く」を使用する方もいるでしょう。

次に、ひらがな表記の「いただく」についてですが、補助動詞として使用するときは「いただく」とひらがな表記にしてください。例えば、「ご覧いただく」「ご確認いただく」のような場合に使います。

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使い方を例文でチェック!

では、「頂く」の具体的な使い方を例文でチェックしましょう。

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