「お土産を美味しく頂きました」
日常生活でよく使われるフレーズです。「頂く」は謙譲語なので、取引先や目上の方相手にも使うことができます。メールや手紙に添える文としてもよいでしょう。
「励ましの言葉を頂く」
「頂く」は食べ物を飲んだり食べたりするだけではなく、物などを「もらう」という意味にも使います。謙譲表現であり、相手を立てた丁寧な使い方ですね。
「次の試合は頂いたも同然だ」
この「頂く」は上の二つとは少し違う使い方になっています。「頂く」=「勝つ」、勝利を確信したという意味で使われています。日常生活においてもこのような使用法は時折耳にするのではないでしょうか。
「頂く」の類語や言い換え表現は?
類語や言い換え表現をチェックして、、ボキャブラリーを増やしましょう。
頂戴する
「もらう」の意味です。「頂戴する」自体が「目上の人からもらうこと」という謙譲の意味があるので、取引先の方や上司に使用できます。
例文:「ワインを頂戴する」
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拝受
「受け取る」という意味の謙譲表現です。メールや書類の受け取り連絡するときに使うと、とても丁寧な表現でよいでしょう。
例文:「確かに原稿を拝受しました」
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載せる
「頂く」の意味の中には、使用頻度は少ないのですが頭にのせるという意味もあり、「載せる」はその言い換え表現となります。
例文:「冠を頭に載せる」
「頂く」の英語表現は?
英語表現にはどのようなものがあるでしょうか。具体的に確認しましょう。
「I received a present.」(プレゼントを受け取りました)
「頂く」の意味の中でも、「もらう」という一番多い使い方の英語表現です。「give」の受動態を使って、「I was given a present.」としても同じ意味です。
「No, thank you. I have had enough.」(結構です。もう十分頂きました)
これは、「食べる」という意味に対応した英語表現。「have」には、「食べる」という意味もあります。「No, thank you」を前に入れることによって、より丁寧な英語表現になっています。
「The summit of the mountain is covered with snow.」(山の頂上は雪で覆われています)
「頂く」には、沢山の意味がありますね。日常生活ではあまり使う表現ではありませんが、山の上に雪が積もっていることを、「雪を頂いた山」と表すことがあります。これの英語表現として、「cover with」を使用してもよいでしょう。
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