「嬉しく存じます」は「喜ばしい」気持ちを表す。正しい使い方や例文をご紹介 | Domani

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2021.05.29

「嬉しく存じます」という言葉の正しい使い方は? 注意点や言い換え表現もご紹介

「嬉しく存じます」は「喜ばしい」気持ちを表す言葉です。ビジネスシーンでは、目上の人や取引先の人に特別な配慮をしてもらったときに使えるでしょう。本記事では、「嬉しく存じます」に焦点をあてて、意味や使い方、注意点、言い換え表現をご紹介します。

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【目次】
 ・「嬉しく存じます」の意味と例文?
 ・「嬉しく存じます」の使い方と注意点
 ・「嬉しく存じます」の言い換え表現4選
 ・「嬉しく存じます」の英語表現とは
 ・「嬉しく存じます」で嬉しい気持ちを素直に伝えよう

「嬉しく存じます」の意味と例文

「嬉しく存じます」は、目上の人や取引先の人に「喜ばしい」気持ちをへりくだって伝える言葉です。ここでは「嬉しく存じます」の意味と例文をご紹介しましょう。

嬉しく 存じます

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■「嬉しく存じます」は「喜ばしい」という意味

「嬉しく存じます」は「喜ばしい」を意味し、「嬉しい」を表す謙譲語です。「存じます」は「思います」の謙譲表現で、目上の人に自分の気持ちを伝えるときに使います。

「嬉しい」とは、自分の希望が叶って喜びを感じること。そのため「嬉しく存じます」は「希望が叶って喜んでいます」と目上の人に伝える言葉なのです。

■「嬉しく存じます」の例文

「嬉しく存じます」はビジネスシーンでのかしこまった場面で使うことができます。次にいくつか例文をご紹介しましょう。

【例文】
・今回は、特別なご配慮をありがとうございます。大変、嬉しく存じます。
・毎日、多くのお客様に来ていただき大変嬉しく存じます。

「嬉しく存じます」の使い方と注意点

「嬉しく存じます」は、「自分のことに対して」嬉しく感じたときと、「他人のことに対して」嬉しく感じたときの両方のケースで使います。また、ビジネスシーンやメールでも使うことが可能。過去形で使う場合は、「嬉しく存じました」です。文書でも口語でも使える便利な言葉。ここでは、「嬉しく存じます」の使い方と使うときの注意点について詳しくご紹介しましょう。

嬉しく 存じます

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■「自分のことに対して」嬉しく感じたときに使う

「嬉しく存じます」は、「自分のことや自分の属する組織」に対して何か良いことがあった場合に使います。たとえば上司に褒めてもらったときや高く評価してもらったときなどです。 次に、いくつか例文を挙げましょう。

【例文】
・先ほど、皆様からの出産祝いが届きました。大変嬉しく存じます。
・おかげさまで、遂に我が社は来月上場を果たすことができます。大変嬉しく存じます。

■「他人のことに対して」嬉しく感じたときに使う

「嬉しく存じます」は、「他人のことに対して」嬉しく感じた時にも使えます。相手に何か良いことが起きたときに、いっしょに喜びを分かち合う言葉としてふさわしいでしょう。

【例文】
・お身体は順調に回復されている旨、伺いました。大変嬉しく存じます。
・御子息が〇〇大学に合格したとお話を伺いました。心より嬉しく存じます。

■ビジネスシーンやメールでも使える

「嬉しく存じます」は、ビジネスシーンやメールでも使うことができます。自分の属する組織(会社など)や他人が属する組織(取引先など)にも使うため、ビジネスシーンで使っても問題ありません。またメールや手紙などの文書にも適しています。

ただし「嬉しく存じます」を言い換えた「嬉しゅうございます」はビジネスには不適切です。「嬉しゅう」は大和言葉であり上品ですが、ビジネスでは使わないため気をつけましょう。

■過去形で使うなら「嬉しく存じました」

過去形として使う場合は、「嬉しく存じました」が正しい形です。

「存じます」が使い慣れていないため、「存じました」を「間違っているのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、「嬉しく存じました」は正しい日本語です。ある過去の時点で「嬉しかった」ことを表す言葉です。

【例文】
・昨日は、雨だったにもかかわらず、多くの方に来ていただき嬉しく存じました。
・お忙しいなか、相談にのっていただき嬉しく存じました。

「嬉しく存じます」の言い換え表現4選

「嬉しく存じます」の言い換え表現はいくつかあります。ここでは「ありがたく存じます」「光栄に存じます」「感謝いたします」「幸甚に存じます」の4つを取り上げて説明します。

嬉しく 存じます

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どれもビジネスシーンで使える表現です。例文とあわせて参考にしてください。

1. ありがたく存じます

「ありがたく存じます」は、「嬉しく存じます」の代わりに使える表現です。「ありがたく存じます」は言葉の通り、「ありがたい」と感謝の気持ちを表します。

もう少しカジュアルに使いたい場合は、「ありがたいです」や「ありがたく思います」でも構いません。相手との関係性によって使い分けると良いでしょう。

ただし、自分よりかなり役職が上の人や取引先などに対しては、「ありがたく存じます」が丁寧でふさわしいでしょう。

【例文】
・お気にかけていただき、誠にありがたく存じます。
・本日は結構な品をいただき、ありがたく存じます。  

2. 光栄に存じます

「光栄に存じます」も「嬉しい」気持ちを表す言葉です。「光栄」とは、「名誉に思うこと」という意味。上司や会社から高く評価されたときにふわわしいでしょう。「嬉しく存じます」より「光栄に存じます」のほうが、ビジネスシーンではより適しています。

「光栄に存じます」とほぼ同じように使えるのが「もったいないお言葉です」という表現方法。こちらは「自分のような者に」というニュアンスが強い謙遜した言い方です。

【例文】
・このような待遇を光栄に存じます。
・お休みの日にわざわざお越しいただいて、光栄に存じます。

3. 感謝いたします

「感謝いたします」も「嬉しく存じます」の代わりに使えるフレーズです。「感謝いたします」は「嬉しい」という気持ちと「感謝」の気持ちの両方を伝えることができます。

「感謝いたします」は、相手が特別な助力や配慮をしてくれた際に、お礼を述べるのにふさわしいでしょう。

【例文】
・昨日は遅くまでお手伝いいただき感謝いたします。
・C社にお声がけいただいて感謝いたします。

4. 幸甚(こうじん)に存じます

「幸甚(こうじん)に存じます」も「嬉しい」という気持ちを表す言葉で、「嬉しく存じます」よりもかしこまった言い方です。

口語で使うというより挨拶状や礼状などの文書で使われます。 「幸甚」の「甚」は「非常に」という意味のため、「幸甚」は「非常に幸せ」という意味です。

【例文】
・このような素晴らしい会にお招きいただき、幸甚に存じます。
・遠いところからご足労いただき、幸甚に存じます。

「嬉しく存じます」の英語表現とは

「嬉しく存じます」を英語で表現するには、「glad」を使います。「glad」は「嬉しい」という形容詞です。

嬉しく 存じます

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嬉しいには「happy」もありますが、「happy」はどちらかというとカジュアルで、ビジネスシーンで使うより日常で使うことのほうが多いでしょう。

敬語は日本語特有の表現方法のため、英語で「存じます」を表現することはできません。ただし、次に挙げるような例文が失礼にあたるかというとそうではなく、上司や取引先に使っても何ら問題はありません。

【例文】
・I’m very glad to hear that.
 私はとても嬉しいです。

・I am so glad to see her.
 私は彼女に会えてとても嬉しいです。  

・He was very glad about me passing.
 彼は私の合格をとても喜びました。

「嬉しく存じます」で嬉しい気持ちを素直に伝えよう

「嬉しく存じます」は「自分のことや自分の属する組織」や「他人のことや他人が属する組織」について、何か嬉しいことが起こったときに使う言葉です。「嬉しく存じます」と言われた側も「嬉しく」感じるため、周りの人との関係がよりスムーズになります。

「嬉しく存じます」と言われた上司や取引先は、「これからも引き立ててあげよう」と思うものです。普段から「嬉しい」や「ありがとうございます」という気持ちを言葉にして、素直に相手に伝えるようにしましょう。

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