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2022.04.29

「旨」の意味とは? ビジネスでの使い方や類語、英語表現を解説



「旨」という言葉は、「出席の旨、お伝えください」「その旨よろしくお願いします」など、ビジネスの場面で頻繁に用いられる表現です。社外の人やお客様との会話では欠かせないフレーズとなっていますが、「旨」自体の意味をよく理解している方は少ないのではないでしょうか? そこで今回は「旨」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。

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「旨」の意味とは?

旨

■意味

旨(むね)」という漢字の意味は2つあります。辞書で確認してみましょう。

1 中心となるもの。また、重要なもの。2 述べたことの中心。趣旨。趣意。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「旨」の1つ目の意味は、「中心となること」です。「質素を旨とする」「正直を旨とする」というように、人の生き方や信条を表す時に使用します。その人にとって重要なことで、ゆずれないことに対して使われることが多いでしょう。

2つ目の意味を簡単にいうと「主な話の内容」のことです。ビジネスの場面では「参加の旨を伝える」というように、述べたことや思ったことの主な内容を表します。「旨」は、丁寧でややかしこまった表現なので、上司など目上の人との会話で使うことができますよ。

■ビジネス等で使う時の注意点

ビジネスシーンでは、「明日は予定があるため出席できません。その旨お伝えいただけますか?」などと使うことが多いですよね。「〜の旨」「その旨」は、前の話題をまとめて表すことができるので、同じ内容を重複することを防げます。仕事相手と色々と話した後に、一言「その旨よろしくお願いいたします」と伝えればスマートな印象を与えられるでしょう。

しかし便利な分、使い方によっては、「その旨がどの内容のことを指しているのかわからない」と思われてしまう可能性も。相手が正しく理解できているか配慮が必要です。

使い方を例文でチェック!

ビジネスシーンでは、上司に「その旨よろしくお願いします」と伝えたり、お客様に「その旨ご了承願います」と伝える機会も多いでしょう。ここでは、代表的な使い方を例文で紹介します。

旨

1:課長の田中からの連絡をご希望でございますね。かしこまりました。田中が戻りましたら、その旨を申し伝えます。

職場の電話対応などで、「その旨を申し伝えます」ということも多いですね。「その旨を伝える」とは、「自分が聞いたり話したことを相手に伝える」ということです。連絡ミスを防ぐためにも、「その旨」の前に「〜について」など、具体的な事柄がわかる表現があると安心です。

2:正直を旨としている彼が、家族に嘘をつくはずがない。

1つ目の「旨」の意味の例文です。この場合の「旨」は、「信条(ポリシー)」と言い換えると意味が理解しやすいですね。自分が正しいと強く信じていることや生きる指針となっているものに対して使われます。

3:来月行われるコンペを辞退する旨、承知いたしました。部長に申し伝えます。

ビジネスの場面でよく使われる言い回しとしては、「辞退する旨」「退職する旨」、「参加の旨」「出席の旨」「欠席の旨」などが挙げられます。いずれも話していた内容を要約するような形で使われます。「〜の旨」にはできるだけ簡潔な語句を使うようにしましょう。

類語や言い換え表現とは?

「旨」は、丁寧でかしこまった表現なので、同僚や後輩に使うにはやや堅苦しいと感じることもあるでしょう。そんな時のために、あらかじめ言い換え表現を覚えておくと便利ですよ。主な類語や言い換え表現を紹介します。

1:〜とのこと、〜という考え

「〜の旨」は、「〜とのこと」「〜という考え」と言い換えることができます。「〜の旨」と表現することで話が端的に伝わるメリットはありますが、堅苦しい印象も。関係性によって、「出席の旨を」ではなく「出席とのこと」と言い換えてみましょう。

旨

2:そのように、このことを

ビジネスの定番フレーズ「その旨申し伝えます」は、「そのように申し伝えます」と言い換えることができます。丁寧でなおかつ柔らかい印象になりますね。より具体的に伝えたい場合は、「今の話の内容を申し伝えておきます」というといいでしょう。

3:主旨

「主旨(しゅし)」の意味は以下の通りです。

考え・文章・話などの、中心となる事柄。主意。(<小学館デジタル大辞泉>より)

話の中心となる事柄や肝心なところを「主旨」と言います。主な話の内容を指す点が「旨」と共通していますね。「主旨」は話の要点ともいえるため、主旨をつかむことで、より効率的に話の内容を理解することができるでしょう。

英語表現とは?

英語では「to the effect that〜」「to say that」で、「~という旨の」という意味になります。ただし英語の場合は、「to the effect that〜」の前後で、内容を丁寧に話す必要があるので気をつけましょう。

・She made a phone call to the effect that he will come to the office soon(彼女はすぐにオフィスに来ることを伝えるという旨で電話をかけた)
・The company made a statement to the effect that no bonuses would be given this year(その会社は、今年は特別賞与は出ないという旨の声明を出した)
・He wrote to me to the effect that he would visit me(彼は私を訪れるという主旨の手紙をくれた)

また英語では、決まったフレーズは使わず、「that」などで大まかな内容を表現することが多いようです。

・I understand that I will leave the company by the end of this year(今年いっぱいで会社を退職する旨、承知いたしました)
・It will take some time to confirm. Please note that(確認にお時間をいただきます。その旨ご了承願います)

最後に

「主な話の内容」や「重要なもの」を表す「旨」という言葉。取引先やお客様対応で「では、その旨を担当に申し伝えます」というように使えば、丁寧かつスマートな印象が与えられるはず。正しい意味や使い方のポイントを押さえ、適切な場面で自信を持って使えるようになりましょう。

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