結婚式で袱紗（ふくさ）がないときの対処法は？代用品から買える場所・包み方まで

結婚式に袱紗（ふくさ）がないのは失礼にあたる？

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結婚式に呼ばれたものの、長らく出席していなかったなどの理由で、袱紗（ふくさ）が手元にない人もいるでしょう。もしくは当日になって、ご祝儀袋は用意したけれど包むものがないことに気づくケースもあるかもしれません。

まずはじめに、袱紗がないのはマナー違反なのか、用意できないときにどうすればよいのかを解説します。

なくても失礼ではないが、気づかいに欠ける印象を与えてしまう

現在では、袱紗がないこと自体が大きなマナー違反とはされていません。ただし、持参したご祝儀袋を丁寧に扱う気づかいとして、袱紗を使うのが一般的です。

袱紗には、バッグに入れたご祝儀袋の汚れや折れを防いだり、水引（ご祝儀袋の飾り紐）が崩れてしまうのを防ぐなどの役割があります。結婚式場でご祝儀袋をきれいな状態で渡すことは、新郎新婦や受付の方への敬意を表すことにもつながるのです。

また、袱紗は結婚式だけでなく、お葬式の香典袋を包むのにも使います。慶弔に際する心づかいの一環として、可能な限り用意しておきたいアイテムといえるでしょう。

袱紗の用意が難しいときは代用品で対応を

結婚式やお葬式といったフォーマルな場に久しく出席しておらず、袱紗を持っていないという人も少なくありません。特に直前に招待されて準備が間に合わなかった場合、焦ってしまうこともあるでしょう。

袱紗の主な役割は、先述したとおり「ご祝儀袋の汚れや水引の乱れを防ぐこと」です。そのため必ずしも専用の袱紗が要る訳ではなく、見た目が整っていて代用品としての役割を果たせるならば、別のものでも問題ありません。

ただし、結婚式はお祝いの場であるため、代用品で包む場合はマナーを意識したアイテムを選ぶことが大切です。

袱紗（ふくさ）がないときに使える代用品

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袱紗を一つ持っておくと、予期せぬ式典への参列が決まった際にも安心です。しかし、持っておらず準備の時間もなかった場合は、家にあるものや簡単に手に入るもので代用することもできます。袱紗の代わりになるアイテムと、選ぶ際の注意点を押さえておきましょう。

身近にある代用品

袱紗の代わりとして使える身近なアイテムには、スカーフやハンカチ・風呂敷などがあります。いずれもご祝儀袋がしっかり隠れる大きさのものが適切です。

ただし、大判の風呂敷のように大きすぎてもうまく包めませんので、袱紗の代用品にちょうどよいサイズのアイテムを選びましょう。素材はシワになりにくいものが便利です。事前にアイロンをかけておくと、より印象が良くなります。

代用品を選ぶときの注意点

袱紗の用意が難しい場合は代用品でも問題ありません。とはいえ慶弔にはそれぞれにふさわしいマナーがあり、色や柄などは縁起を重視する必要があります。

結婚式のような慶事では赤やピンク・オレンジなどの暖色系、もしくはベージュのような明るい印象を与える色が適しています。紫は、慶事・弔事のどちらにも使える万能な色です。

一方で、青・紺などの寒色系、緑やグレー・黒などの暗い色は、結婚式には避けたほうがよいとされています。また、柄入りの代用品を使う場合は、桜や鶴・亀甲・松竹梅など縁起の良いモチーフを選びましょう。

結婚式の袱紗（ふくさ）に関するよくある疑問

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袱紗を持っておらず焦った経験があり、今後のためにしっかり備えておきたいと思っている人もいるはずです。袱紗にまつわる基本的な疑問を解消し、急に招待されたときにも慌てないようにしておきましょう。

袱紗はどこで売っている？

袱紗を購入できる場所として、以下のような選択肢があります。

・仏具店
・ショッピングセンターのフォーマルアイテム売り場
・呉服屋や和小物の専門店
・100円ショップ
・Amazonや楽天などのネット通販

ショッピングセンターや100円ショップの場合、店舗によって取り扱いがない可能性があります。急ぎでない場合は仏具店や和小物の専門店に足を運ぶか、ネット通販での購入がおすすめです。

袱紗には風呂敷のように包むタイプと、挟むだけの簡易タイプの2種類があります。どちらでもマナー違反にはならないため、自分が使いやすいものを選びましょう。

袱紗でご祝儀袋をどう包めばよい？

ご祝儀袋を袱紗で包む場合、一定の作法があります。包むタイプの袱紗を使用するなら、以下の手順に沿って包むとよいでしょう。

1.袱紗をダイヤ型になるように（角を上にして）広げ、ご祝儀袋を中央より少し左寄りに置く

2.ご祝儀袋の左側にある袱紗の布を、ご祝儀袋にかぶせるように折る

3.ご祝儀袋の上下にある袱紗の布を、それぞれご祝儀袋にかぶせるように折る

4.ご祝儀袋の右側にある袱紗の布を、ご祝儀袋にかぶせるように折る

5.裏返して余った部分を内側に折り込んで包む

このように包めば見た目も美しく、ご祝儀袋を丁寧に扱っている印象を与えられます。

まとめ

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袱紗がなくても結婚式に出席できないわけではありませんが、気づかいやマナーの観点から用意しておいたほうが安心です。直前で間に合わない場合でも、ハンカチやスカーフ・風呂敷などの代用品で丁寧に対応すれば相手に失礼になることはありません。

できれば今後のためにきちんとした袱紗を一枚準備しておくと、急なお呼ばれの際にも落ち着いて対応できるでしょう。

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