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2025.07.27

洗濯槽クリーナーの代用品は? 使えるもの、使えないものをチェック

洗濯槽クリーナーがないときには、代用品を使えば洗濯槽の掃除ができます。代用品には何を使えるのでしょうか?2種類の洗濯槽クリーナーの特徴をチェックした上で、代用品について見ていきましょう。代用品として使えないものや、掃除した洗濯槽をきれいに保つコツも紹介します。

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洗濯槽クリーナーは2種類

洗濯槽クリーナーには塩素系と酸素系の2種類があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

洗濯洗剤と柔軟剤 洗濯のイメージ素材
(c)AdobeStock

塩素系はカビや細菌を落とすのが得意

塩素系の洗濯槽クリーナーは、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするアルカリ性の洗浄剤です。殺菌力が高いのが特徴で、細菌やカビなどを落としたいときに向いているといえるでしょう。

ただし目に見えるサイズの頑固な汚れを落とすのはあまり得意ではありません。月に1回ほどの頻度で小まめに洗濯槽を掃除しており、あまり汚れがたまっていない場合に向いているタイプです。

酸素系は目に見える汚れを落とすのが得意

酸素系の洗濯槽クリーナーは、過炭酸ナトリウムなどが主成分の洗浄剤です。泡の力で目に見える汚れを浮かせて落とすのが特徴といえます。

一方、目に見えない細菌やカビの除去には向いていないでしょう。洗濯槽の掃除をするのは半年に1回程度で、おもに目に見える汚れを落としたいという場合に適しています。

また、半年に一度など、洗濯槽を頻繁に掃除する習慣のない場合は、塩素系と酸素系の両方をうまく使い分けるのがおすすめです。

洗濯槽クリーナーは漂白剤で代用できる?

自宅に洗濯槽クリーナーがない場合、代用品として衣類用漂白剤を使える場合も。塩素系漂白剤と酸素系漂白剤、それぞれの使い方や使うときの注意点をチェックしましょう。

ただし衣類用漂白剤を使用する際は、使用している洗濯機の取扱説明書を必ず確認してください。

計量スプーンと粉洗剤
(c)AdobeStock
洗濯槽クリーナーは漂白剤で代用できる
  1. 塩素系漂白剤
  2. 酸素系漂白剤

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤の主成分は、塩素系の洗濯槽クリーナーと同じ次亜塩素酸ナトリウムです。殺菌力が高いため、細菌やカビの除去が目的の場合に使うとよいでしょう。

洗濯槽を掃除するときの手順例を紹介します。

1. 洗濯槽に最大水位まで水をためる ※ぬるま湯をためるとさらに洗浄力が高まる
2. 塩素系漂白剤を洗濯槽に直接投入する ※液体は縦型なら1本、ドラム型なら1/2本、粉末は水10Lに対して50gが目安
3. 槽洗浄コースか標準コースで洗濯機を回す
4. 運転が終了したら完了

注意が必要なのは洗剤の組み合わせです。塩素系漂白剤は酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、取り扱いは十分に注意しましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤の主成分は酸素系の洗濯槽クリーナーと同様で、粉末タイプは過炭酸ナトリウム、液体タイプは過酸化水素です。発泡して汚れを浮かせて落とすため、前回の掃除から期間が空いていて、汚れがたまっているときに向いているでしょう。

洗濯槽を掃除するときの手順例は以下の通りです。

1. 洗濯槽に最大水位まで水をためる ※ぬるま湯をためるとさらに洗浄力が高まる
2. 酸素系漂白剤を投入する ※水10Lにつき粉末タイプは50~100g、液体タイプは50mlが目安
3. 3〜5分ほど洗濯機を回す
4. 運転を止め、3時間ほどつけ置きする
5. 再度3〜5分ほど洗濯機を回す
6. 浮き上がってきた汚れをネットで取り除く
7. 標準コースで洗濯機を回し、すすぎと脱水をする
汚れが気になる場合は繰り返す、もしくは空運転する

洗濯機に槽洗浄コースがある場合には、槽洗浄コースを選びましょう。またドラム式洗濯機を使っている場合には、長時間水をためられないため、酸素系漂白剤は使えないとされています。

代用品で洗濯槽を掃除するときの注意点

洗濯槽は注意点を確認して掃除をしましょう。自己流で掃除をすると、故障の原因になることもあるためです。ここでは使用できない洗浄剤についてと、洗濯機の取扱説明書をよく読む必要性について解説します。

掃除用洗剤を並べて見比べている人のイラスト
(c)AdobeStock

重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダは避けた方がいい

洗剤の代わりに掃除によく使われている重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダは、洗濯槽の掃除には向いていないとされています。

重曹とセスキ炭酸ソーダでは、洗濯槽にたまった汚れはなかなか落ちません。加えて重曹は排水ホースの詰まりにつながることも。またクエン酸は金属製の洗濯槽がさびる原因になる可能性があるようです。

故障につながる恐れがあるため、使用しないようにしましょう。

洗濯機の取扱説明書をよく読む

洗濯機によって使える洗濯槽クリーナーの種類は異なります。使用できない洗浄剤を使うと、故障の原因になりかねません。洗濯機に合う正しい方法で掃除をするには、取扱説明書をよく読むことも重要です。

洗濯槽をきれいに保つコツ

正しい方法で洗濯槽を掃除した後、できるだけきれいな状態を保つには、日頃の使い方がポイントです。洗濯槽をきれいな状態で使い続けられるよう、使い方のコツをチェックしましょう。

柔軟剤を入れている手元の写真
(c)AdobeStock

使用後はふたを開ける

洗濯槽に湿気がたまっていると、カビや細菌が繁殖しやすくなります。たとえば洗濯物を入れっぱなしにして放置したり、すぐにふたを閉めたりすると、湿気が逃げていかず汚れやすい状態です。

洗濯機の使用後は、すぐに洗濯物を取り出して、ふたを開けておくとよいでしょう。

適量の洗剤や柔軟剤で洗う

洗濯機を回すときに、適量の洗剤や柔軟剤を使用するのも、洗濯槽をきれいに保つポイントといえます。

洗剤や柔軟剤が多すぎると、溶け残って洗濯槽にたまるためです。溶け残った洗剤や柔軟剤はカビや細菌のエサになり、洗濯槽で繁殖する原因になり得ます。

まとめ

洗濯槽クリーナーがないときには、漂白剤で代用することも可能。塩素系漂白剤と酸素系漂白剤では働きが異なるため、汚れの種類や洗濯機に合わせて選ぶとよいでしょう。適切な方法で洗濯槽の掃除をするためには、取扱説明書の確認も重要です。

また掃除後の洗濯槽は、湿気をためないようにすることと、適量の洗剤や柔軟剤を使うことを心掛ければ、きれいに保つことにつながります。

メイン・アイキャッチ:(c)AdobeStock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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