糸通しの代用は？簡単に針に糸を通す方法を紹介

糸通しの代用品

糸通しは針穴へ糸を通すときに使う道具で、スレダーともいいます。持ち手部分から伸びている細い針金部分を針穴に通し、針金に糸を引っ掛けてから引き抜くと、糸を通せる仕組みです。

他に針と糸を決まった位置にセットしてからボタンを押すと、糸通しができるタイプもあります。

このような糸通しがないときには、代用品を活用するのも一つの方法です。糸を通しにくい小さな穴の針でも、糸通しがしやすくなる代用品と、その使い方を紹介します。

髪の毛に糸を引っかける

身近にあるもので糸通しの代用品になり得るのは髪の毛です。細くしなやかな髪の毛は、細い針金が伸びているタイプの糸通しと同じように、以下の手順で使えます。

髪の毛は糸よりも細いため、針穴が小さな針にもすっと通りやすいのが特徴です。髪の毛が1本あればいつでもどこでも使える方法といえます。

紙で糸を挟む

小さな紙を使って糸を通すこともできます。

最後にちぎりながら糸を針穴に通すため、使う紙は不要なレシートなど薄手のものを選ぶとよいでしょう。

厚手の紙を使うと針穴に通らないかもしれません。ちぎりながら糸を引き抜くのが難しい場合もあります。

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マニキュアで糸の先を固める

針に糸を通しにくいのは、何度かチャレンジしているうちに糸の先端がバラバラになってしまうからです。先端がバラバラになると、全てを針穴に通すのが難しくなってしまいます。

また、よってあるうちの1本だけが針穴に通った状態で糸を通そうとすると、糸が使えなくなることもあるでしょう。

このような状態を防ぐには、マニキュアで糸の先端を固めるのが一つの方法です。しっかり固まれば、すっと針に糸を通せます。

ただしマニキュアが完全に乾燥して固まるまでには時間がかかります。「ほつれた部分をさっと縫いたい」「取れそうなボタンをすぐに付け直したい」など、急いでいるときには向いていません。

道具なしで糸通しをするコツ

手元に使えそうな代用品がないときには、道具なしで糸通しが可能な場合も。スムーズに糸を通すために、道具なしで糸通しをするコツを見ていきましょう。

針を動かして糸を通す

針穴に糸を通すときに、針の場所を固定して糸を動かしているなら、動かすのを針にしてみましょう。糸の場所を固定して、針穴を糸の先端に向かって動かしていくと、糸を通しやすくなります。

糸は細く柔らかいため、先端を針穴に合わせて移動させても、思い通りに動かないことがしばしばあります。一方、針は糸の先端に向かって移動させるときに思い通りに動かしやすいため、糸を通しやすくなるという考え方です。

手のひらに糸を置いて針を押し当てる

糸通しがないときには、手のひらを使う以下の方法でも、簡単に針穴に糸を通すことに期待できます。

手のひらで糸通しをするこの方法では、針を左右に動かしている間に自然と糸が針穴に通っていきます。後は糸を引き抜けば糸通しの完了です。

あっという間に糸通しができるため、急いでいるときにも使いやすい方法です。ただしこの方法では、穴の小さな針の糸通しは難しいかもしれません。自分が普段使っている針で使える方法か、試しておくと使いたいときにスムーズでしょう。

黄色を背景にすると針穴が見えやすくなる

針穴が見えにくくて糸を通しにくいと感じているときには、背景を黄色にするのも有効です。黄色は膨張色のため、背景に黄色があると、それ以外の色が背景になっているときよりも針穴が大きく見えやすくなるとされています。

手元の背景を黄色にするには、黄色の折り紙・黄色の画用紙・黄色のハンカチ・黄色の衣類などを使うと手軽でしょう。

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まとめ

糸通しがないときには、身近なもので糸通しを代用することも可能です。持ち手から細い針金が伸びているタイプの糸通しと同じように使えるのは髪の毛です。またレシートのような紙を数cm四方に切ってから三角形に折っても、糸通しの代用に使えます。

針穴に糸を通そうとしている最中に、糸の先端がバラバラになるのを避けるには、マニキュアを使うのも便利な方法です。

また工夫次第では、道具を使うことなく針に糸を通すこともできるでしょう。糸の場所を固定して針を動かして糸通しをする方法や、手のひらに置いた糸の上で針を左右に動かす方法、背景を黄色にする方法が挙げられます。

手元にある代用品やコツをうまく使って、スムーズに糸通しをしましょう。