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はさみなしでタグを切る方法
朝の忙しい時間帯、うっかりタグの取り忘れに気付いて焦った経験はありません?はさみを持っていなければ、その場で対処するのは難しいと思うかもしれません。
しかし、身の回りにあるアイテムを活用すれば、出先でもタグを切ることは可能です。職場や電車の中などでも対応しやすい、はさみを使わずタグを外す3つのテクニックを紹介します。

(c)AdobeStock
タグの台紙を使った切り方
タグが付いている台紙(厚紙)を使えば、道具がなくてもタグを切れることがあります。特に急いでいるときに役立つ、シンプルな方法です。
手順
1. タグの台紙を半分に折る
2. 折り目をタグのプラスチックひもに引っ掛ける
3. そのまま台紙を勢いよく引っ張ると、摩擦でひもが切れる
紙のエッジを利用した方法なので、力加減によってはうまく切れない場合もあるでしょう。台紙の強度が足りないと途中で破れてしまうことも考えられるため、無理に力を加えすぎないよう注意しましょう。
ペンを使った切り方
かばんの中にある可能性が高いペンも、タグを切る道具となり得ます。台紙でうまく切れなかったときの代替手段として覚えておくと便利でしょう。
手順
1. タグのプラスチックひもにペンを通す
2. ペンをくるくると回転させ、ひもをねじっていく
3. ねじれが強くなると、ひもが自然に切れる
力をかけるのではなく、回転による摩擦でひもを切るイメージです。やや時間はかかりますが、力加減に気を使わなくて済むのがメリットといえます。途中でひもが緩まないよう、指先でしっかり押さえておきましょう。
穴あき硬貨ともう1枚の硬貨を使った切り方
硬貨も外出時のかばんに入っている可能性が高いアイテムです。5円玉や50円玉のような穴あき硬貨があれば、タグ切りのアイテムとして活用でき流かもしれません。
硬貨同士の摩擦を利用するため、比較的しっかりしたプラスチックひもにも対応しやすい切り方です。
手順
1. 穴あき硬貨(5円玉または50円玉)と、もう1枚別の硬貨を用意する
2. タグのひもを穴あき硬貨の穴に通す
3. もう一方の硬貨でひもを挟み、前後に擦り切るように動かす
摩擦によってひもが徐々に削れ、タグが切れるという仕組みです。手を滑らせないように指の位置には注意しましょう。持ちにくいと感じた場合は、片方の硬貨を大きい500円玉にするなど工夫すると操作しやすくなるはずです。
注意点とおすすめの携帯アイテム
身近な道具でタグを切る方法は便利ですが、やり方によっては衣類を傷めたり、けがの原因になったりすることもあります。はさみを使わずにタグを切るときの注意点を押さえておきましょう。外出先での急な対応に備えておきたい携帯アイテムも確認しておくことをおすすめします。

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服を傷めないよう慎重に
紹介したタグの切り方はいずれも、無理に力を加えると衣類にダメージを与えてしまう恐れがあります。特にプラスチックひもが衣類に近い位置で留められている場合、引っ張る力がそのまま生地や洗濯タグに伝わってしまうことも。
また、台紙を使う場合は特に、タグのプラスチックひもの強度によって切れない可能性も否めません。ひもがなかなか切れないからといって無理に引っ張ると、台紙で指を切ってしまうリスクがあります。
台紙やペン・硬貨でタグを切るのは、すぐに取らなければならないときの応急処置としては有効な方法です。ただ、タグははさみのように「切るための道具」で取ることを想定されています。
可能な限り、外に出るときもタグを切れる道具を持ち歩いていた方がよいでしょう。
ソーイングセットや爪切りを携帯しておくと便利
急なタグの取り忘れに備えて、小さなかばんにも入るカット用アイテムを一つ常備しておくと安心でしょう。おすすめは、ソーイングセットや爪切りといったコンパクトな道具です。
ソーイングセットは100円ショップやコンビニでも購入でき、ミニはさみのほか、糸・針など最低限の裁縫道具がそろっています。
ボタンのほつれや糸の飛び出しにも対応できるため、タグの取り忘れ以外にも、外出先での小さなトラブルに役立ちます。デザインや大きさにもさまざまなタイプがあるので、普段使いに合ったものを選んでおくとよいでしょう。
爪切りはタグのプラスチックのひもを切るのに十分な鋭さがあり、メイクポーチに忍ばせておけばかさばる心配もありません。
まとめ
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タグをはさみなしで切るには、台紙・ペン・硬貨など身近なものを使って摩擦で切る方法がある
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無理に力を加えると衣服を傷めたり指をケガする恐れがあるので注意が必要
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外出先での急な対応に備え、携帯用のソーイングセットや爪切りを常備しておくと安心
外出先でうっかりタグを取り忘れていたことに気付いたとき、手元に道具がなくても慌てる必要はありません。台紙やペン・硬貨など身近なものを使えば、応急的にタグを切ることも可能です。
いざというときに落ち着いて対応できるよう、簡単な対処法を覚えておくだけでも安心につながるはず。ただし、衣類や指を傷つけないに注意が必要です。確実かつ安全に対処したい場合は、かばんに収まるソーイングセットや爪切りを持ち歩くとよいでしょう。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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