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LIFESTYLE 家事

2025.05.10

大切な服を長持ちさせる「服の手洗い」方法を解説|初心者でも安心してできる基本と失敗しないコツ【専門家監修】

服の手洗いは、洗剤選びや洗い方など難しい印象ですが、素材に合った方法を知っていれば、大切な服を長もちさせることができます。この記事では、服の手洗いの基本ステップや手洗いマークの意味・注意点、素材やシーン別の手洗いのコツ、失敗例と防ぎ方を紹介します。

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Summary

  • 洗濯機では難しい服も、正しい手洗いで型崩れや色落ちを防げる。
  • 洗剤の選び方や洗い方には素材に応じた工夫が必要。
  • 洗濯表示のマークを正しく読み取り、誤ったケアを避ける。

「洗濯機では心配だけど、クリーニングには出したくない…」そんなときに役立つのが手洗いです。おしゃれ着やニットなど、洗い方に気をつけたい服も、正しい方法を知っていれば自宅でやさしく洗えます。

本記事では、初めて手洗いに挑戦する人でも実践しやすい方法や道具、失敗を防ぐ工夫まで、創業80余年の歴史を持つ京都発祥の染み抜き・お直し専門店である「きものトータルクリニック吉本」さんにお聞きしました。洗濯表示の読み取り方や素材ごとの注意点も踏まえ、自宅でできるお手入れを丁寧に解説します。

「服の手洗い」どうしたら上手くいく? 初心者でも迷わないやり方を解説

洗濯機が使えない服を自宅で手洗いする場面は、予想以上に多くあります。特におしゃれ着や型崩れしやすい服は、正しい方法でやさしく洗うことが大切です。ここでは、初心者でも迷わず進められる基本のステップを紹介します。

手洗い

(c) Adobe Stock

服の手洗いに必要な道具と準備

まずは道具の確認から始めましょう。最低限必要なのは「洗面器や洗濯桶」「中性洗剤」「バスタオル」「ぬるま湯(30℃前後)」です。洗面器がない場合は、深めの洗面台でも代用できます。服は洗う前にボタンやファスナーを閉じ、裏返しておくと型崩れを防げますよ。また、色落ちが心配な場合は、目立たない部分に水をつけ、白い布で軽く押さえて確認しておくと安心です。

働く女性

手洗いするには、「洗面器や洗濯桶」「中性洗剤」「バスタオル」「ぬるま湯(30℃前後)」を準備!

基本の手洗いステップ|洗い・すすぎ・脱水まで

ぬるま湯に洗剤をよく溶かしたら、服をそっと沈めます。押し洗いは「軽く上下に押す」を繰り返すのが基本です。強くこすったり絞ったりすると、繊維が傷む原因になります。洗う時間は5〜7分ほどが目安です。

次に、きれいな水に替えて2回ほど押しすすぎを行います。泡が残らなくなれば完了です。脱水は洗濯機を使わず、バスタオルで包みながら軽く押して水気を吸わせます。タオルが水を含んだら、別の乾いたタオルに取り替えると効率がいいですよ。

洗剤の選び方と量の目安|代用品の可否についても解説

中性洗剤は、デリケートな素材や色落ちしやすい服に向いています。使う量は、水1リットルに対して0.5ml前後が目安です。量が多すぎると、すすぎ残しの原因になります。専用洗剤が手元にない場合は、無添加のベビー用洗剤やおしゃれ着用洗剤でも代用可能です。ただし、台所用洗剤や強力洗浄剤は繊維を傷める可能性があるため避けましょう。

手洗い後の脱水・干し方の工夫

脱水時に強くねじるのは避けたいところです。タオルドライ後は、風通しのいい室内で「平干し」するのが理想的です。干す場所が限られる場合は、厚手のハンガーを2本使い、服に直接触れる面を少なくすると型崩れが防ぎやすいでしょう。生地の重みで引っ張られないよう、肩や袖のラインを整えてから干すだけでも、仕上がりがきれいになります。

洗濯表示の「手洗いマーク」、意味と注意点をチェック

洗濯表示にある「手洗いマーク」を目にしたとき、「洗濯機で洗っても大丈夫?」と迷う人は少なくありません。ここでは、手洗いマークの正しい読み方と、誤解しやすいポイントを解説します。

手洗いマークの見分け方と意味

「洗面器に手を入れたようなイラスト」が、手洗いが可能であることを示すマークです。この表示は「水でやさしく洗う必要がある」ことを意味しています。特に繊維が傷みやすい素材や飾りのついた服によく見られます。温度の指定がある場合は、表示された数字が水温の上限。表記がない場合は、常温の水を使用すると安心です。

手洗いOKでも洗濯機はNG? マークの正しい読み取り方

手洗いマークのある服は、家庭用洗濯機の使用を前提としていません。たとえ「ドライコース」や「ソフト洗い」などの機能があっても、生地の繊維が引っ張られたり、摩擦がかかったりすると変形や傷みの原因になります。洗濯表示の通りに手作業で洗うことで、服の形や風合いを守りやすくなります。

手洗いマーク

左上の桶に手を入れるマークが、手洗いができることを示しています。

手洗い不可の服に注意したいポイント

洗濯表示には「水洗い不可」を示すマークも存在します。具体的には、洗面器マークにバツが付いているものは、水を使った洗濯すべてが避けるべきであることを意味します。こうした服は、特殊な素材や加工がされていることが多いため、自宅でのケアを控え、専門のクリーニング店に相談するのが無難です。

素材やシーン別|服の手洗いで気をつけたいこと

服の素材や使う場面によって、手洗いの方法や注意点は変わります。デリケートな素材や旅行中の洗濯は、工夫次第で手早く負担を軽くできます。状況ごとの違いを知っておくと安心です。

ニットやセーターの手洗いは温度と扱いが肝要

ニット類は、水の温度変化に弱い性質があります。冷たい水から急に温かいお湯に変えると、縮みやすくなります。最初から最後までぬるま湯を使うと、形を保ちやすいでしょう。脱水はタオルで軽く押さえる程度が適しています。強く絞ると繊維がねじれて、伸びたり形が崩れたりするおそれがあるので注意しましょう。

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