栓抜きの代用アイテム5選と開け方

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栓抜きは瓶のフタ(王冠)の縁に引っかけ、テコの原理でフタを開けるアイテムです。「今すぐ瓶を開けたいけれど、栓抜きがない…」という場合は、同じように使える代用品を試してみましょう。
力に自信がない人手も比較的開けやすいとされている代用品5選を紹介します。
プルタブと割り箸
缶から外したプルタブと割り箸は、力がなくても開けやすい栓抜きの代用品です。組み合わせることによってテコの原理を発生させ、瓶のフタを開けられます。手順は以下のとおりです。
1.プルタブを縦長になるように持つ※缶を開ける際に指をかけるほうの穴を上にする
2.上の穴に割り箸(割る前の状態)を通す
3.下の穴を王冠の縁に引っかける
4.利き手と反対の手で瓶をしっかり固定する
5.利き手で割り箸の柄を握り、プルタブの穴から出た割り箸の先を王冠に押し付けるように親指を添える
6.親指に力を入れながら柄の端を持ち上げる
このときプルタブに指を置くと割り箸が折れてしまうので、親指を置く場所に注意しましょう。
ハサミ
ハサミは指を入れる取っ手が付いているため力を入れやすく、力がなくても瓶が開く可能性が高い代用品です。以下の手順で、ハサミを使って瓶のフタを開けられます。
1.ハサミを閉じた状態で王冠の縁に刃先を押し入れる
2.利き手と反対の手で瓶をしっかり固定する
3.利き手でハサミの取っ手を下に向けるように(刃先が上に向くように)動かす
ただし、ハサミの刃は厚く王冠の縁に引っかけにくいため、滑りやすいのが難点です。刃物ですから、開ける人や周囲の人がケガをしないよう注意しましょう。また、勢いよくフタが飛んでいく場合もありますので、広い場所で周囲に人がいないことを確かめてから試すと安全です。
マイナスドライバー
マイナスドライバーは工具であり、握って力を入れやすいように作られています。力に自信のない人でも、比較的開けやすい代用品といえます。マイナスドライバーで瓶を開ける手順も見てみましょう。
1.利き手と反対の手で瓶を持つ
2.利き手にマイナスドライバーを持って、瓶を回しながら王冠にねじ込んでいく
3.一定の深さまでマイナスドライバーが入ると、スムーズに王冠が外れる
瓶をしっかり固定しながら回さないと、マイナスドライバーがフタにねじ込めません。うまくいかないときは、滑り止めとして瓶を持つ側の手にゴム手袋をはめてみるといった工夫をしましょう。
厚めの金属製スプーン
金属製スプーンは、ほぼどの家庭にもある、用意しやすい代用品です。力加減によっては開かないこともあるようですが、まず試してみるにはもってこいのアイテムでしょう。開ける手順は以下のとおりです。
1.利き手と反対の手で瓶をしっかりと固定する
2.利き手でスプーンを持ち、スプーンの先を王冠のギザギザ部分に引っかける
3.テコの原理を利用し、利き手に持ったスプーンを下げるように勢いよく動かす
スプーンが薄いと曲がることがありますので、なるべく厚めのものを使うのが理想です。開けた瓶のフタは勢いよく飛んでいく可能性が高いため、周囲の安全を十分に確認しましょう。
未開封の瓶のフタ
開けたい瓶のほかにもう1本の瓶があるなら、その瓶のフタ(王冠)も栓抜きの代用品になります。開ける手順は以下のとおりです。
1.開けたい瓶を利き手と反対の手でしっかり持つ
2.もう1本の瓶を利き手で逆さに持ち、その王冠の縁を開けたい瓶の王冠に引っかける
3.テコの原理を使って、利き手に持った瓶を下げるようにゆっくりと動かす
ただし、残った瓶は違う方法で開けることになります。また、ほかの代用品と比べて利き手に持つものが重いため、滑って瓶を落とさないように注意が必要です。
代用アイテムを使うときの注意点

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栓抜きがないときに代用アイテムで瓶が開けば便利ですが、事前に知っておきたい注意点もあります。それらを理解した上で、安全に活用しましょう。
王冠の種類や力によって開かない方法もある
瓶のフタ(王冠)にも種類があり、縁に代用アイテムがフィットするかどうかで開けやすさに違いが出てきます。アイテムによっては、ある程度の力がないと開かない場合もあるでしょう。
代用品はあくまで代わりなので、栓抜きと違って必ず開く保証がありません。一つ試してみてダメだった場合、違うアイテムを試してみるのがおすすめです。
代用アイテムの破損やケガの可能性がある
栓抜きは瓶の王冠を開けるために作られていることから、破損の心配はほとんどなく、安全性も高いアイテムです。代用品は当然用途が違うものですので、代用品のほうが王冠の強度に負けて壊れてしまう可能性もあります。
プルタブと一緒に使った割り箸が折れる・スプーンが曲がる・ハサミやマイナスドライバーに傷が付くなどが一例です。破損したら困るものは、栓抜きの代用品にしない方がよいでしょう。
また、紹介した代用品の中には、開け方に注意しないとケガにつながるものがります。自分自身がケガをしないよう気をつけるのはもちろん、小さな子どもがいる家庭では周囲に子どもを近づけないといった工夫が必要です。
栓抜きの代用アイテムで瓶を開けてみよう

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「瓶のジュースや調味料をすぐ使いたいのに、栓抜きがない!」というときは、同じようにテコの原理が使えるアイテムを試してみるのがおすすめです。
力や器用さによって開くかどうかは人それぞれという側面はありますが、今回紹介したアイテムは〝力がなくても比較的開けやすい〟とされています。破損や安全には十分に注意して、栓抜きの代用アイテムを使ってみてください。
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Domani編集部
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